記事ポイント
- VAD機能追加でコマンド失敗時もキャラクターが聞き返す自然な演出が可能に
- Nintendo Switch 2向け処理最適化でCPUリソースの自由度がさらに向上
- 辞書をツール貸出で自社開発できる選択肢が新たに加わり開発が柔軟に
日立ソリューションズ・テクノロジーは、Nintendo Switch 2向け多言語音声コマンド認識ソフトウェア「Ruby Spotter」および「Ruby Spotter Advanced」のV2.0をゲーム開発会社向けに提供開始します。
今回のバージョンアップでは、音声区間検出(VAD)機能の追加、処理高速化、辞書作成ツール貸出サービスの拡充という3つの強化が行われています。
日立ソリューションズ・テクノロジー「Ruby Spotter」「Ruby Spotter Advanced」V2.0

- 対象プラットフォーム:Nintendo Switch 2(他プラットフォームへのポーティングにも対応)
- 提供先:ゲーム開発会社向け
- バージョン:V2.0
「Ruby Spotter」および「Ruby Spotter Advanced」は、日立ソリューションズ・テクノロジーが開発する組み込みプラットフォーム向けの多言語音声コマンド認識ソフトウェアです。
カーナビやゲーム機など環境ノイズの多い機器での音声認識を得意とし、Nintendo Switch向けゲーム開発者向けにSDK形式で提供されています。
今回のV2.0はゲーム開発者に「新しいゲーム演出と柔軟な開発環境」を、ゲームプレイヤーには「より直感的でリアルな没入感」を提供します。
音声区間検出(VAD)機能による新しいゲーム演出

V2.0では、プレイヤーの「発話」自体を検知してゲーム側に通知するVAD機能が新たに搭載されています。
従来は音声コマンドの認識に成功した場合にのみゲーム側が反応できましたが、VAD機能によって認識に失敗した場合でもキャラクターが聞き返すなどの自然な反応が実装できます。
「開けゴマ!」という掛け声が正確に認識できなかったときも、声が発せられた事実をトリガーとして演出を動かせるため、ゲームの没入感を損なわないやり取りが実現します。
処理高速化によるパフォーマンス向上
Nintendo Switch 2向けに処理を最適化し、従来製品よりもさらなる高速化を実現しています。
CPUリソース設計を一層推し進めたことで、ゲーム側で利用できるリソースの自由度がさらに高まります。
VAD機能を使用しない場合は従来以上の高速化が得られ、使用した場合でも従来と同等の処理速度で快適に動作します。
辞書作成ツール貸出サービスの拡充
従来は日立ソリューションズ・テクノロジーへの委託による辞書開発のみでしたが、V2.0からはゲーム開発者自身で辞書を作成・更新できる「ツール貸出およびサポート」が新たに加わっています。
委託か自社開発かを開発スタイルに合わせて選択できるため、プロジェクトの規模やチームの体制に応じた柔軟な辞書開発が可能です。
なお、Nintendo Switch 2以外の環境へのポーティング(移植)にも対応した設計となっており、幅広いプラットフォームでの音声認識実装をサポートします。
コマンド認識の成否にかかわらず声に反応できるVAD機能が、ゲーム内の会話をより自然でリアルなものにします。
処理高速化でゲームプレイのパフォーマンスも向上し、辞書の自社開発環境も整ったことで、音声コマンドを活用した演出の幅がさらに広がります☆
日立ソリューションズ・テクノロジー「Ruby Spotter」「Ruby Spotter Advanced」V2.0の紹介でした。
よくある質問
Q. 「Ruby Spotter」と「Ruby Spotter Advanced」の違いは何ですか?
A. ソース本文には両製品の機能差の詳細は記載されていませんが、いずれもNintendo Switch 2向けの多言語音声コマンド認識ソフトウェアで、今回のV2.0でVAD機能・高速化・辞書ツール貸出の3点が共通してアップデートされています。
Q. 辞書は自社で開発できますか?
A. V2.0から「ツール貸出およびサポート」サービスが追加されており、ゲーム開発者自身で辞書を作成・更新できます。
従来どおり日立ソリューションズ・テクノロジーへ委託する方法も引き続き選択できます。
Q. Nintendo Switch 2以外のプラットフォームでも使えますか?
A. 他のプラットフォームへのポーティング(移植)にも対応した設計となっており、幅広い環境での音声認識実装をサポートしています。