記事ポイント
- 前から『だいっきら』後ろから『すきっぷ』と読める交差構成の絵本
- 「詩のボクシング」全国チャンピオン・林 木林の詩を高杉 千明が絵本化
- 2026年6月24日より青山ブックセンターほか各地で原画展開催
佼成出版社が、詩人・林 木林と人気イラストレーター・高杉 千明による詩の絵本『だいっきら/すきっぷ』を2026年6月10日に発売しました。
前から読むと『だいっきら』、後ろから読むと『すきっぷ』というふたつの詩が中央で交差する構成で、紙の絵本ならではの楽しみ方ができる一冊です。
佼成出版社「だいっきら/すきっぷ」

- 書名:『だいっきら/すきっぷ』
- 詩:林 木林 絵:高杉 千明
- 発売日:2026年6月10日
- 定価:1,760円(税込)
- 体裁:B5判/32ページ
- 販売場所:全国書店・インターネット書店
- ISBNコード:978-4-333-02956-3
林 木林は詩人・作家として詩情あふれる独自の視点で多彩な作品を手がけ、「詩のボクシング」全国チャンピオンとしても知られています。
サンリオ「詩とメルヘン」特別賞や産経児童出版文化賞産経新聞社賞(絵本『ひだまり』)、児童ペン賞絵本賞(絵本『みどりのほし』)など数多くの受賞歴を持ち、絵本・詩集・翻訳絵本・作詞と幅広いジャンルで著作を手がけています。
本書に収められた『だいっきら』と『すきっぷ』は、林 木林の作品の中でも特に人気の高い詩2篇で、朗読会や講演会でたびたびセットで読まれ、絵本化を望む声が多く寄せられていたものです。
絵を手がけた高杉 千明は、小説の挿画や商業イラストレーションの世界で活躍するイラストレーターで、「デフ・ヴォイス」シリーズ(丸山 正樹・著/東京創元社)や『見えなくても王手』(佐川 光晴・著/実業之日本社)などの装画で知られています。
本書は高杉 千明にとって初めての絵本作品です。
詩『だいっきら』の世界

「きらい って いいそうになって とちゅうで とめたら きら って なった」——。
「きらい」という言葉の途中で立ち止まると、「きら」という煌めきが現れます。
ネガティブな気持ちがポジティブに反転した瞬間を、軽やかにうたった詩です。
嫌な気持ちの中にも、どこかに煌めきが隠れている——そんな気づきを短い言葉の中に閉じ込めた詩で、人物画に定評のある高杉 千明の気負わない自然体の少女の姿がみずみずしく描かれています。
詩『すきっぷ』の世界

「すきって いわれて ぷって ふきだしちゃったみたいに。すきっ で ちょっぴり どきどきして。ぷっ で わらって ちゃくちして」——。
自分の中にある「すき」の気持ちに気づいた瞬間の、照れくさくてくすぐったい心の様子を、リズミカルに表現した詩です。
思わず「ぷっ」と吹き出したくなるような軽やかなテンポで、感情の動きが言葉そのもので体感できます。
ふたつの詩が交差する構成

前から読むと『だいっきら』、後ろから読むと『すきっぷ』という構成で、ふたつの詩の登場人物が本の中央で交差します。
紙の絵本を物理的にひっくり返すことで別の詩の世界へ入れる仕掛けは、電子書籍では体験しにくい、紙ならではの読み方です。
「だいっきら」と「すきっぷ」というふたつの感情が一冊の中で響き合う構成で、自分の中でせめぎ合ういろんな感情を軽やかに肯定するような世界観が広がっています。
絵本原画展・著者イベント情報
- 【青山ブックセンター 絵本原画展】会期:2026年6月24日(水)〜2026年7月7日(火) 場所:青山ブックセンター本店・ギャラリー
- 【Gallery cafe Bella 絵本原画展・著者イベント】原画展会期:2026年7月8日(水)〜2026年7月19日(日) イベント日時:7月11日(土)14時〜『だいっきら/すきっぷ』発売記念トークイベント 参加申込:電話(047-344-2277)またはInstagramのDMにて受付
- 【貝の小鳥 絵本原画展】会期:2026年7月24日(金)〜2026年8月9日(日) 場所:貝の小鳥 店内壁面
青山ブックセンター本店では6月24日から7月7日まで、高杉 千明の原画を展示しています。
Gallery cafe Bellaでは原画展に加え、7月11日にトークイベントも開催予定です。
ネガティブな言葉の途中に煌めきを見つけ、「すき」という気持ちに気づいた瞬間の照れくささをリズムで伝えるふたつの詩を、みずみずしい人物画とともに楽しめる展示です。
前からも後ろからも読める構成で、ページをめくるたびに別の感情の世界へ飛び込めます。
「だいっきら/すきっぷ」の紹介でした。
よくある質問
Q. 『だいっきら/すきっぷ』はどこで購入できますか?
A. 全国書店およびインターネット書店で購入できます。
定価は1,760円(税込)です。
Q. 絵を描いた高杉 千明さんにとって、本書はどのような位置づけの作品ですか?
A. 高杉 千明さんにとって初めての絵本作品です。
小説の挿画や装画を中心に活躍してきた高杉さんが、気負わない自然体の少女の姿をみずみずしく描いています。
Q. Gallery cafe Bellaのトークイベントはどうすれば参加できますか?
A. 電話(047-344-2277)またはGallery cafe BellaのInstagramのDMにて参加申込を受け付けています。
イベントは2026年7月11日(土)14時からの開催です。