記事ポイント
- 大里研究所とカターニア大学がFPPの皮膚機能を共同研究
- 紫外線で増えるMMP発現をFPPが抑制しコラーゲン産生を促進
- 女性26名の試験でFPPが肌の弾力性や保湿性の改善を確認
大里研究所(岐阜県揖斐郡)は、FPP(Fermented Papaya Preparation:パパイヤ発酵食品)の皮膚機能に関するイタリア・カターニア大学らとの共同研究成果が、国際学術誌Bioactive Molecules and Pharmaceuticalsに掲載されたことを発表しました。
研究では、FPPが加齢や紫外線による皮膚老化に及ぼす影響を、細胞試験とヒト試験の両面から検証しています。
大里研究所のFPP皮膚機能共同研究

- 研究機関:大里研究所(岐阜県揖斐郡)
- 共同研究先:イタリア・カターニア大学
- 掲載誌:Bioactive Molecules and Pharmaceuticals
- 掲載情報:2026; 3(6): 71-84
- 論文名:Regenerative collagen and microcirculation enhancement of skin health by patented fermented nutraceutical: in vitro data and potential from a preliminary pilot clinical trial
大里研究所は、FPPを軸に「Healthy Aging」をテーマとした予防医学研究を行う一般財団法人です。
今回、皮膚機能に関する研究成果を国際学術誌で発表しました。
大里研究所は、顆粒状の食品であるFPPについて、皮膚機能への作用をイタリア・カターニア大学らと共同で検証しました。
研究の結果、FPPは紫外線によって誘導されるコラーゲン分解酵素MMPの発現を抑制するとともに、コラーゲン産生を促進し、肌の弾力性・保湿性・ツヤ・皮膚バリア機能および微小循環の改善が認められました。
研究の背景にある皮膚老化のメカニズム

皮膚の老化は加齢に伴う内因性要因に加え、紫外線・大気汚染・喫煙・気候変動といった外因性の環境ストレスによって進行します。
特に加齢や紫外線はMMPやコラゲナーゼなどの酵素を活性化させ、コラーゲンやエラスチンなど皮膚構造を支える成分の分解を促進することでしわやたるみを引き起こします。
細胞試験で確認されたMMP抑制とコラーゲン産生

ヒト皮膚線維芽細胞に紫外線(UVB)を照射する試験では、UVB照射によって増加したMMP遺伝子(MMP-1、MMP-3、MMP-9)の発現がFPP添加によって抑制され、低下したコラーゲン産生も有意に改善しました。
FPP添加群ではベースラインと比較してもMMP遺伝子の発現低下とコラーゲン産生の増加が認められています。
ヒト試験で見られた皮膚機能の改善

42歳から56歳の女性26名を対象に、FPP群またはプラセボ群に分けて1日9gを3か月間継続摂取したヒト試験では、皮膚の弾力性、角質水分量、経表皮水分蒸散量(TEWL)、ツヤ(Glow)および皮膚微小循環の改善が認められました。
皮膚老化予防に向けたインナーケアの可能性
皮膚は外的要因から生体を守る最大の免疫臓器で、本研究はFPPの細胞レベルでの作用メカニズムの解明と、ヒトにおける皮膚機能の改善効果を一連の研究として検証した点が特徴です。
これまで美容分野は化粧品による表皮へのアプローチが中心でしたが、FPPの経口摂取によって皮膚バリア機能の改善や皮膚微小循環の向上といった多面的な作用が確認され、身体の内側からのインナーケア戦略となる可能性が示されています。
FPPは、遺伝子組換えでないパパイヤを独自の技術で長期発酵させて製造される食品素材で、約30年にわたり国内外の大学・研究機関との共同研究が進められ、2026年8月現在56報の学術論文が発表されています。
これまでにも抗酸化・抗炎症・免疫調節作用などが報告されてきました。
皮膚の内側からのケアを考える人にとって、FPPの継続摂取は肌の弾力性やツヤ、保湿性を支える新たな選択肢になります。
細胞レベルの作用メカニズムとヒトでの改善効果を一連の研究として確認した点は、インナーケアへの理解を深めるきっかけになります。
大里研究所のFPP皮膚機能共同研究の紹介でした。
よくある質問
FPPとはどのような食品ですか?
FPPは、遺伝子組換えでないパパイヤを独自の技術で長期発酵させて製造された顆粒状の食品です。
抗酸化・抗炎症・免疫調節作用などが報告されており、大里研究所が中心となって研究を進めています。
今回の研究では何が明らかになりましたか?
ヒト皮膚線維芽細胞を用いた細胞試験で、紫外線によって増加するMMP遺伝子の発現がFPP添加によって抑制され、コラーゲン産生が改善することが確認されました。
42歳から56歳の女性26名によるヒト試験でも、皮膚の弾力性や保湿性、ツヤの改善が認められています。
研究はどこと共同で行われましたか?
大里研究所は、イタリア・カターニア大学らと共同で本研究を行い、その成果は国際学術誌Bioactive Molecules and Pharmaceuticalsに掲載されました。
FPPはどのように摂取されましたか?
ヒト試験では、42歳から56歳の女性26名がFPP群またはプラセボ群に分かれ、1日9gを3か月間継続して摂取しました。









