記事ポイント
- 高橋工房、7/3〜8に神楽坂AYUMIギャラリーで木版画展を開催
- 環境・ジェンダーなど社会課題を江戸木版画で表現した15点を展示
- 版木・制作資料も公開、入場無料
高橋工房は、社会課題をテーマにした伝統手摺り木版画展「浮世に問う」を、2026年7月3日(金)から8日(水)まで神楽坂のAYUMIギャラリーで開催します。
環境問題、格差、ジェンダー、災害など現代社会の課題を、江戸から続く木版画の技法で表現した15点の作品と版木・制作資料を公開する展覧会です。
入場は無料で、作品の購入もできます。
高橋工房「浮世に問う」

- 展覧会名:社会課題テーマ版画展「浮世に問う」
- 会期:2026年7月3日(金)~7月8日(水)
- 時間:12:00~18:00(最終日17:00まで)
- 会場:AYUMIギャラリー(東京都新宿区矢来町114)
- アクセス:東京メトロ東西線神楽坂駅より徒歩1分/都営大江戸線牛込神楽坂駅より徒歩10分
- 入場料:無料
- 展示内容:木版画作品15点、版木、関連制作資料、啓発アートカード
高橋工房は安政年間(1855〜1860年頃)に創業した、160年以上の歴史を持つ江戸木版画の版元工房です。
絵師・彫師・摺師の分業体制と江戸時代から変わらぬ素材・技法を守りながら、版元として作品の企画・制作・統括を担ってきました。
本展「浮世に問う」は、伝統工芸を「鑑賞するもの」から「社会について考え、対話を生むもの」へと広げる企画です。
15点の作品と版木・制作資料を通じて、木版画の新たな可能性を紹介します。
版木、和紙、水性顔料、そして彫師・摺師の熟練の手仕事によって生まれる色の重なりやにじみ、独特の奥行きは、大量生産の印刷とは異なり、同じ絵柄でも一枚一枚に表情が宿る木版画ならではのものです。
作品展示に加え、作者コメントと社会課題の背景解説が添えられ、伝統工芸に馴染みのない方でも理解しやすい導線を用意しています。
鑑賞に留まらず、学び、語り、選び、持ち帰る——伝統木版画の新しい入口を提案する展示です。
「RED LIST」

本展の中心は、社会課題を起点に制作された15点の木版画作品です。
環境、海洋、ジェンダー、子育て、格差、災害、多様性、地域コミュニティなど現代社会が抱えるテーマを、伝統の摺りによる柔らかな色彩と奥行きある表現で可視化しています。
鑑賞者は「美しい」「巧い」という感覚に留まらず、作品が投げかける問いと向き合う体験へ誘われます。
作品が投げかける問いを自分ごととして受け取れる展示設計です。
伝統の江戸木版画は「昔のもの」ではなく、いまの社会とも対話できる技術です。
社会課題を「難しい話」としてではなく、見る・感じるところから共有できる展示を目指しています。
「守るべき青」

木版画の価値が伝わりにくい理由のひとつは、工程が見えにくいことです。
本展では版木、試し摺り、色ごとの重ねの資料などを展示し、どのように一枚が生まれるのかを視覚的に提示します。
摺りの工程は、色を重ねるたびに意味も重なっていく感覚があります。
版木、和紙、水性顔料という素材と彫師・摺師の手仕事が重なることで、デジタルや大量印刷では再現できない表情が一枚の作品に宿ります。
現代の生活者にとって伝統工芸は「敷居が高い」「買うきっかけが少ない」と感じられがちです。
本展では伝統技法を守りながら、環境・格差・子育て・ジェンダー・災害など現代社会の課題をテーマに、木版画を「飾るアート」から「対話を生むアート」へとひらいています。
「BE A WOMAN. BE YOU.」

本展は、伝統工芸・アートに関心のある方、社会課題やSDGsに関心のある方、親子で学べる展示を探している方、デザイン・版画・浮世絵に関心のある方に向けた展覧会です。
来場者が日常で抱える違和感や問いに、そっと言葉と輪郭が生まれる展示を目指しており、鑑賞から購入まで一体の体験として設計されています。
協力団体として東京伝統木版画工芸協同組合、総合デザイナー協会(DAS)、国連NGOsJACE、日本木文化学会(JWCS)が参加しています。
会期中は取材(撮影・インタビュー)を受け付けており、作品の撮影や制作者へのインタビューが可能です。
江戸から続く手仕事が生み出す色のにじみと奥行きの中に、現代社会への問いが静かに刻まれた15点の作品を、神楽坂駅徒歩1分のギャラリーで体験できます。
版木や制作資料を間近で見ながら、一枚の木版画が生まれるまでの工程と、それが問いかける社会テーマの両方に触れられる展示です。
社会課題テーマ版画展「浮世に問う」の紹介でした。
よくある質問
Q. 「浮世に問う」の入場料はいくらですか?
A. 入場料は無料です。
会期は2026年7月3日(金)から8日(水)まで、時間は12:00から18:00(最終日は17:00まで)です。
Q. 展示されている作品の数と種類を教えてください?
A. 木版画作品15点のほか、版木、関連制作資料、啓発アートカードが展示されています。
作者コメントと社会課題の背景解説も添えられています。
Q. AYUMIギャラリーへのアクセス方法を教えてください?
A. 会場はAYUMIギャラリー(東京都新宿区矢来町114)です。
東京メトロ東西線神楽坂駅より徒歩1分、都営大江戸線牛込神楽坂駅より徒歩10分でアクセスできます。