肌免疫の司令塔を増やし炎症を抑える! ノエビアグループ「音更大袖の豆乳由来発酵液」

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記事ポイント

  • 全国69種から選んだ「音更大袖」発酵液は総イソフラボン量が一般品より多い
  • ランゲルハンス様細胞を増殖させ肌バリア機能維持に寄与することを発見
  • 制御型ランゲルハンス細胞誘導により皮膚の免疫バランスを整える働きを解明

 

ノエビアグループは、20年以上にわたる大豆イソフラボン研究を基盤に、北海道産丸大豆「音更大袖」の『豆乳由来発酵液』が皮膚の免疫バランスを整えることを解明しました。

全国69種類の大豆を解析し、独自の濃縮製法で開発した本素材が、"皮膚免疫の司令塔"と呼ばれるランゲルハンス細胞に作用し、外的刺激に左右されにくい"強くうるおいのある肌"への応用可能性を示した研究成果です。

 

ノエビアグループ「音更大袖の豆乳由来発酵液」

 

研究成果の概要

 

ノエビアグループは、化粧品・医薬品の研究開発を手がけるグループで、自然素材・植物エキスを活用した基礎研究に長年注力しています。

大豆イソフラボン研究は2002年から継続してきた柱のひとつであり、今回の成果はその積み重ねを基盤としたものです。

大豆イソフラボンは女性ホルモン様作用を有することが知られており、炎症抑制や免疫バランスへの関与も報告されています。

一方、「豆乳イソフラボン」の名称認知率は62%に達しているものの、美容成分としての具体的な効果や特長は、調査によると広く知られていない状況です。

この調査はマクロミルに委託し、化粧水を週5日以上使用している12〜49歳の男女516人を対象に、2024年7月12日から15日に実施したものです。

肌の免疫機能は外的刺激から生体を守る一方で、過剰に働くと炎症や肌トラブルにつながります。

皮膚免疫の調節において中心的な役割を担うのが"皮膚免疫の司令塔"とも呼ばれるランゲルハンス細胞(LC)です。

近年はこの細胞が、免疫応答を促進する"活性化型(Immunogenic LC)"と、過剰な炎症を抑え免疫のバランスを保つ"制御型(Tolerogenic LC)"という2つの機能をあわせもつ重要な細胞として注目されています。

ランゲルハンス細胞が多い肌ほどバリア機能が高いことは、ノエビアグループのこれまでの研究で明らかになっています。

 

イソフラボン含有量の多さを発見

 

(図2)「音更大袖」の『豆乳由来発酵液』のイソフラボン量

 

全国69種類の大豆を対象にイソフラボン含有量を分析し、厳選した大豆から独自の濃縮技術を用いて『豆乳由来発酵液』を開発しました。

発酵前後のイソフラボン量を比較したところ、発酵によってその量が増加することが確認されています。

さらに、北海道産丸大豆「音更大袖」の新規『豆乳由来発酵液』は、一般品の『豆乳由来発酵液』と比較して総イソフラボン量が多いことが明らかになりました。

「音更大袖」は北海道十勝地方・音更町発祥の青大豆で、種皮が薄緑色、甘味と香りが強く、イソフラボン含有量が高いのが特長です。

ショ糖やサポニンなどの栄養成分も豊富に含まれています。

これらの結果から、イソフラボン量が多い本発酵液は肌への有用性が期待されることが示唆されました。

 

ランゲルハンス様細胞の増殖を促進

 

(図3)ランゲルハンス様細胞の細胞数

 

ランゲルハンス細胞は加齢や外的ストレスにより減少することが知られており、その結果として肌の防御力低下や慢性炎症、肌荒れを引き起こすと考えられています。

新たに開発した「音更大袖」の『豆乳由来発酵液』は、ランゲルハンス様細胞を増殖させることが明らかになりました。

本発酵液はランゲルハンス細胞の増殖能力を高めることで、ランゲルハンス細胞の維持に寄与し、肌のバリア機能を高め免疫を整える可能性があります。

ランゲルハンス細胞は加齢とともに減少しやすく、その数を補う素材の研究はスキンケア分野における重要な課題です。

「音更大袖」の発酵液がその増殖に作用することを示した今回の知見は、肌の防御力を根本から支える素材としての新たな可能性を示しています。

 

「制御型」への誘導で免疫バランスを調整

 

(図4)「音更大袖」の『豆乳由来発酵液』が免疫バランスを調整

 

「音更大袖」の『豆乳由来発酵液』の免疫バランスに対する効果も調査されました。

"制御型"ランゲルハンス細胞の指標となる遺伝子(PD-L1)の発現が大幅に増加することが明らかになっています。

また、"活性化型"ランゲルハンス細胞に多い抗原提示遺伝子(HLA-DRA)の発現を減少させることも見出されました。

これらの結果から、本発酵液はランゲルハンス細胞を抗炎症作用の高い"制御型"へ誘導し、免疫バランスを調整することが示唆されました。

本素材が肌の免疫バランスを整えることで本来の力を引き出し、外的刺激に左右されにくい"強くうるおいのある肌"へ導く可能性が示されています。

この研究成果の一部は、2026年3月25日から29日に開催された「日本薬学会第146年会」で発表されました。

全国の大豆を対象に継続的に積み重ねてきた知見を基盤とし、肌の免疫バランスに着目した新たなスキンケア素材としての可能性を示す成果となっています。

この研究成果は今後のスキンケア製品の開発に応用される予定です。

「音更大袖」の『豆乳由来発酵液』は、ランゲルハンス細胞の数を増やし"制御型"へ誘導するという二段階の作用で、炎症を抑えながら外的刺激に強い肌へ導く素材として、将来のスキンケア製品で使えるようになる可能性があります。

20年以上の研究から生まれたこの知見が、肌の免疫バランスを科学的にアプローチする新世代のスキンケアにつながります。

ノエビアグループ「音更大袖の豆乳由来発酵液」の紹介でした。

 

よくある質問

 

Q. 「音更大袖」はどのような大豆ですか?

 

A. 北海道十勝地方・音更町発祥の青大豆です。

種皮が薄緑色で甘味と香りが強く、イソフラボン含有量が高いほか、ショ糖やサポニンなどの栄養成分も豊富に含まれています。

 

Q. 今回の研究はいつ・どこで発表されましたか?

 

A. 研究成果の一部は、2026年3月25日から29日に開催された「日本薬学会第146年会」で発表されました。

 

Q. 「豆乳イソフラボン」の認知率はどのくらいですか?

 

A. 名称の認知率は62%ですが、美容成分としての具体的な効果や特長については広く知られていないことが、化粧水を週5日以上使用している12〜49歳の男女516人を対象とした調査で明らかになっています。

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