記事ポイント
- 自転車のタイヤバーストは直射日光による空気膨張が主な原因
- 適正空気圧の範囲内でやや低めに保つことがバースト予防につながる
- 縁石の傷や経年劣化を点検し早めの交換で安全な走行を保てる
世界的な電動モビリティブランドのYADEA JAPANは、8月10日の「道の日」にあわせて、自転車をはじめとする乗り物のタイヤバーストを防ぐ方法を技術担当者の解説とともに紹介しました。
夏の長期化にともない猛暑日や酷暑日が増え、路面温度の上昇によってタイヤ内部の空気が膨張し、バーストにつながる事例が増加傾向にあります。
バーストの要因には路面温度の上昇のほか、空気圧や経年劣化も関わります。
「自転車のタイヤバースト」

- 発表:YADEA JAPAN(2026年8月10日「道の日」にあわせて発表)
- バースト要因:路面温度の上昇、空気圧、経年劣化の3点
- 路面温度の観測データ:2026年8月7日10時30分・西宮北口駅周辺・気温35℃時点でサーモグラフィにより計測
- 推奨点検頻度:隔週または月に一度のタイヤ空気圧確認(乗車前点検が基本)
自転車のタイヤバーストは、タイヤ内部の空気が路面温度の上昇や空気圧の変化によって膨張し、破裂に至る現象です。
自動車のようなアライメントのズレや高速走行によるスタンディングウェーブ現象は起きにくい一方、直射日光による空気の膨張が主な要因になります。
アスファルトは直射日光を受けると表面温度が大きく上昇し、日向と木陰で路面温度に差が生じます。
西宮北口駅周辺で2026年8月7日10時30分、気温35℃の条件下でサーモグラフィによる計測を行ったところ、日向の路面は高温域が赤や黄色で示される状態が確認されました。
近年は夏の期間が長くなり、35℃以上の猛暑日や40℃を超える酷暑日も珍しくなく、直射日光が当たるアスファルトの温度は50℃から60℃近くまで上昇することが観察されています。
路面温度が上がるとタイヤ内部の空気は膨張し、外気温が10℃上昇すると空気圧は約10kPa上昇します。
車と自転車で異なるバーストの仕組み

YADEA JAPANの技術担当者は「自動車のタイヤが夏場バーストする原因は4輪車特有のアライメントのズレによる摩擦熱とスタンディングウェーブ現象による摩擦熱によるものです」と説明しています。
原付一種バイクや自転車にはアライメントがなく、低速走行のためスタンディングウェーブ現象も起きません。
適正空気圧の上限かそれ以上に空気を入れた状態で外気温が上昇し、直射日光に当たることでタイヤ内部の空気が熱されて膨張し、バーストにつながります。
自動車は適正空気圧を保つ一方、自転車や原付一種は適正空気圧の範囲内でやや低めにすることが安全につながります。
空気圧の管理と点検頻度
夏場のタイヤバースト対策のひとつが、最適な空気圧を保つことです。
タイヤの側面には最適な空気圧が記載されており、この範囲を目安に空気を入れることが基本になります。
膨張するからといって空気圧を極端に減らすと、タイヤの表面が波のように大きく変形し、強い摩擦熱に耐えきれず破裂につながりやすくなります。
乗車前点検が基本ですが、隔週もしくは月に一度は空気圧を調べることが安全な走行につながります。
タイヤ表面の点検と交換の目安
タイヤは主にゴム製の素材でできているため、温度によって硬くなったり柔らかくなったりします。
縁石にぶつけた際の傷や経年劣化によるひび割れも発生する可能性があります。
大雨による冠水で道路の端にガラス片やプラスチック容器、木の枝などタイヤを傷める物が残ることもあります。
乗る前と後にタイヤについたゴミを払い、溝の深さや傷の有無を確認し、傷がある場合はタイヤごと交換することが推奨されています。
タイヤ側面に記載された適正空気圧の範囲内でやや低めに保つことで、夏場のバースト予防につながります。
乗車前点検に加えて隔週または月に一度の空気圧確認を習慣にすることで、安全な走行を続けやすくなります。
タイヤの傷や溝の状態をこまめに確認し、傷みが見られる場合は早めに交換することが安全な自転車利用につながります。
「自転車のタイヤバースト」の紹介でした。
よくある質問
自転車のタイヤはなぜ夏にバーストしやすいのですか?
自転車にはアライメントのズレがなく低速走行のためスタンディングウェーブ現象も起きませんが、適正空気圧の上限かそれ以上の状態で外気温が上昇し、直射日光でタイヤ内部の空気が熱されて膨張することでバーストにつながります。
自転車の空気圧はどのくらいにすればよいですか?
自転車や原付一種は、タイヤの側面に記載された適正空気圧の範囲内でやや低めにすることが安全につながるとされています。
空気圧を極端に減らすとタイヤ表面が変形し、かえってバーストの要因になります。
自転車のタイヤはどのくらいの頻度で点検すればよいですか?
乗車前点検が基本とされていますが、隔週もしくは月に一度は空気圧を調べ、最適な状態を保つことが安全な走行につながるとされています。
タイヤに傷がある場合はどうすればよいですか?
縁石への接触による傷や経年劣化によるひび割れがある場合は、タイヤごと交換することが推奨されています。
乗る前後にゴミの付着や溝の深さ、傷の有無を確認することも大切です。









