記事ポイント
- 植物バイオマス度約82%の農業用マルチフィルムが新登場
- 収穫後に土に還り、農家のフィルム回収作業が不要に
- 2026年5月11日よりBIO-SAKURA SHOPで販売開始予定
マイクロプラスチックが呼吸や食事を通じてすでに人体に入り込んでいる——そんな日常に、農業の現場から脱プラを進める技術が誕生。
GSアライアンスが植物・バイオマス由来の生分解性樹脂製農業用マルチフィルムを開発。
2026年5月11日より、同社のオンラインショップ「BIO-SAKURA SHOP」で販売が始まります。
GSアライアンス「植物バイオマス由来 生分解性農業用マルチフィルム」

- 発売日:2026年5月11日(予定)
- 販売場所:BIO-SAKURA SHOP(オンライン)
- サイズ:長さ200m・幅95cm・厚さ0.02mm
- バイオマス度:約10〜15%(PBAT/PBS/PLA系)/約82%(バイオマスPE系)
- 生分解目安:約2〜6ヶ月(土壌・温度・湿度などの条件により変動)
石油由来のプラスチックに代わる農業資材として開発されたマルチフィルム。
農地に敷くことで雑草を抑え、土の温度と湿度を適切に保ちながら作物の生育を後押しします。
使用後は土壌中の微生物によってゆっくりと分解され、収穫後にフィルムを回収する手間がなくなるのが大きな強み。
2種類のバイオマス製品

- PBAT/PBS/PLA系:植物バイオマス度 約10〜15%
- バイオマスPE系:植物バイオマス度 約82%
ラインナップは大きく2種類。
PBAT・PBS・PLAを主成分とするタイプと、バイオマスPE(ポリエチレン)を主成分とするタイプがそろいます。
バイオマスPEは通常の環境では生分解しにくい素材だが、最適な添加剤との組み合わせで生分解を実現。
植物バイオマス度約82%は他社製品にほとんど例がなく、同社の田中 大貴研究員と森 良平博士(工学)ならではの成果です。
ナノプラスチックと農地汚染

従来の石油由来マルチフィルムは、収穫後も分解されずに残り、ナノプラスチック汚染の原因に。
ナノプラスチックは呼吸や食事を通じて人体に入り込み、心臓発作・脳卒中のリスク増加や消化器系の炎症、免疫への悪影響が指摘される物質。
生分解性フィルムへの切り替えは、農地の汚染対策だけでなく、自分の体を守る選択でもあります。
サイズは長さ200m・幅95cm・厚さ0.02mm。
機械収穫の際もフィルムが機械に巻き付かず、スムーズな収穫作業を実現。
今後は異なる長さ・幅のバリエーションも増やしていく予定とのこと。
土に還るフィルムで農業の未来を変える、GSアライアンスの生分解性農業用マルチフィルムの紹介でした。
よくある質問
Q. 生分解されるまでどのくらいかかりますか?
A. 生分解の目安は2〜6ヶ月ですが、土壌中の微生物の活性・気温・湿度・地域などの条件によって速度が変わります。
場合によっては1ヶ月以内に分解が始まることも。
使用環境を事前に確認しておくことをおすすめします。
Q. どこで購入できますか?
A. 2026年5月11日より、GSアライアンスのオンラインショップ「BIO-SAKURA SHOP」での販売を予定。
現在は長さ200m・幅95cm・厚さ0.02mmの1サイズ展開で、今後はバリエーション拡充も計画中とのことです。