記事ポイント
- ピクセラ「PIX-MT200e」がソフトバンクの相互接続性試験を完了。
- バッテリーレスの小型USBドングルで、機器へのLTE通信の組み込みに対応します。
- nanoSIMとeSIMを手動で切り替え、用途に合わせて回線を使えます。
ピクセラのLTE対応SIMフリーUSBドングル「PIX-MT200e」が、ソフトバンクのネットワークにおける相互接続性試験(IOT)を完了しました。
認証済みファームウェアへの更新により、ソフトバンクの法人向けSIMを使ったIoTシステムや業務インフラへ組み込めるようになります。
ピクセラ「PIX-MT200e」
- 一般販売開始:2026年12月初旬
- 型番:PIX-MT200e
- 外形寸法:約83mm(D) × 35mm(W) × 13mm(H) ※突起部除く
- 質量:約30g
- 使用環境:温度 -10~45℃/湿度 5~95%RH(結露なきこと)
- インターフェース:USB Type-C
- LTE対応周波数:2.1GHz、1.8GHz、1.5GHz、900MHz、800MHz、700MHz
- LTE対応バンド:B1、B3、B8、B18、B19、B21、B26、B28
- データ通信速度:LTE 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps
- 無線LAN:IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯)
- セキュリティ:WPA2-PSK (AES)、WPA/WPA2-PSK
- ソフトバンク法人向け回線の利用条件:相互接続性試験(IOT)を完了し、認証を取得したファームウェアへのバージョンアップが必要
「PIX-MT200e」は、給電可能なUSBポートにつないで使う、nanoSIMとeSIM対応のLTE通信デバイスです。
今回の相互接続性試験(IOT)完了に伴い、ソフトバンク法人向けサイトの「メーカーブランド製品(特定用途)」に掲載されました。
ソフトバンクの法人向け回線は認証済み機器のみが接続できる仕組みで、今回の対応により、同社の法人向けSIMを利用する企業が本製品を正規の認証済みデバイスとしてシステムへ組み込み、運用することが可能になりました。
背景には、有線LANの敷設が難しい場所での通信需要と、既にソフトバンクの法人向けSIMを運用する企業やSIerからの認証対応への要望があります。
バッテリーレス設計のため、バッテリーの劣化・膨張リスクや充電管理の負担を抑えながら、常時設置する機器の通信に活用できます。
前モデル比で体積を約75%小型化しており、監視カメラや屋外デジタルサイネージ、無人端末などの限られた設置スペースにも組み込みやすい設計です。
Windows、macOS、Linux、Raspberry Piへの接続に対応し、専用ドライバや新たな通信モデムボードの開発なしに、USB接続でLTE通信機能を実装できます。
主要4キャリアのnanoSIMおよびeSIMに対応し、nanoSIMとeSIMは手動で切り替えて使い分けられます。
eSIMは、物理SIMの抜き差しや振動による接触不良、紛失・盗難のリスクを抑えたい用途にも対応します。
USB着脱式で2種類のUSBケーブルが付属し、設置場所や持ち運び方に合わせて接続できます。
給電可能なUSB端子に接続してブラウザからセットアップすると、Wi-Fiアクセスポイントとして最大16台を同時接続できます。
法人運用向けには、通信のフリーズ対策となる定時リブート、特定の周波数帯を使うBand固定、USB有線接続のみに限定するWi-Fi無効化、IoT機器側から操作するATコマンド制御に対応しています。
これらの一部は法人向け専用機能のため、利用にはピクセラへの連絡が必要です。
想定用途には、監視カメラ・デジタルサイネージの常時接続によるコンテンツ遠隔配信、死活監視、ファームウェア更新があります。
Raspberry Piなどを使ったスマート農業、工場・インフラの遠隔モニタリング、センサーデータ収集やスマートホームの構築も活用例です。
野外イベントやキッチンカーでは決済端末・業務用タブレット・車載ネットワークの通信に、テレワークや出張ではフリーWi-Fiを使わないUSB直結通信や小規模チーム向けの接続環境に活用することが想定されています。
応援購入サービス「Makuake」では1,550名を超えるサポーターから2,500万円に迫る支援を集め、目標達成率は約5000%を記録しました。
ピクセラは今回の対応を通じ、SIerやIoTソリューション提供企業など法人市場での採用・販売先の拡大と、収益基盤の拡充を目指しています。

代表取締役社長の藤岡 毅氏は、署名とともに次のメッセージを寄せています。
「『Makuake』で1,550名を超えるサポーターの皆様からいただいた2,500万円に迫る熱狂的なご支持に続き、このたび『PIX-MT200e』がソフトバンクの相互接続性試験(IOT)を完了できたことは、当社のBtoB事業戦略において極めて重要なマイルストーンです。」
「当社は本製品を単なるハードウェアとしてではなく、生活空間とビジネス空間をシームレスに繋ぐ『通信ソリューション』の中核と位置づけています。」
「ソフトバンクの法人向け回線は認証機器のみが接続できる高い信頼性を持ったネットワークであり、そこへ当社の『PIX-MT200e』が対応したことで、企業のインフラDXやIoTシステム構築を推進するこれまで以上に幅広い法人企業の皆様へ『バッテリーレスで、挿すだけで使えるストレスフリーな通信環境』をお届けできるようになりました。」
「当社はこれからも、コンシューマーからエンタープライズまで、あらゆるシーンの通信インフラをアップデートし、収益基盤の多角化と事業スケールの最大化に挑み続けてまいります。」
ピクセラ「PIX-MT200e」

「PIX-MT200e」は、有線LANを引きにくい設備から持ち運ぶ業務端末まで、USB接続を生かしてLTE通信を取り入れられる一台です。
ソフトバンク法人向け回線では認証済みファームウェアへ更新することで、既存の法人SIMを活用したIoT機器の通信環境づくりに役立てられます。
※ 製品・サービスに関する情報は2026年11月6日時点のものです。
今後予告なく変更となる場合があります。
※ 文中に記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。








