記事ポイント
- 2×2 Wi-Fiと1×1 Wi-Fiを同時利用できるコンカレント・デュアルWi-Fi対応
- PCIe対応とSDIO対応の2モデル
- 2.4/5/6GHzのトライバンドで動作温度-40~+85℃
サイレックス・テクノロジーが、NXP製「IW693」シリーズを搭載したWi-Fi 6/6E組込み無線LANモジュール「SX-PCEAX-LP」と「SX-SDMAX6E-DW」を発表しました。
2×2 Wi-Fiと1×1 Wi-Fiを同時に利用できるコンカレント・デュアルWi-Fiに対応し、産業機器や医療機器の柔軟なネットワーク構成を実現します。
PCIe対応モデルとSDIO対応モデルをラインアップし、性能重視から低消費電力重視まで幅広いホストシステムに対応します。
サイレックス・テクノロジー Wi-Fi 6/6E組込み無線LANモジュール「SX-PCEAX-LP」「SX-SDMAX6E-DW」

- 共通の製品特長:2×2 + 1×1コンカレント・デュアルWi-Fi/アクセスポイントとステーションの異なる動作モードを同時利用/2.4GHz、5GHz、6GHzのトライバンド対応/動作温度範囲-40~+85℃/無線LANドライバの一体提供とサポート
- 対応規格:Wi-Fi 6/6E(IEEE 802.11ax)
- 無線規格対応予定地域:日本、アメリカ、カナダ、欧州、イギリス
- 価格:両製品ともオープン価格(サイレックス公式サイトから問い合わせ)
「SX-PCEAX-LP」と「SX-SDMAX6E-DW」は、NXP Semiconductors製「IW693」シリーズを搭載した、サイレックス・テクノロジーのWi-Fi 6/6E組込み無線LANモジュールです。
サイレックス・テクノロジーは京都府精華町に本社を置く、医療・産業分野向けのワイヤレス技術を手がける研究開発型企業です。
近年の産業機器や医療機器では、基幹ネットワークへの接続に加え、タブレットやスマートフォンによる設定変更、遠隔保守、ログ取得、ソフトウェア更新など、Wi-Fiに求められる役割が多様化しています。
単一のWi-Fi接続では運用通信と保守通信が同じ経路に集中し、ネットワーク設計や運用面で制約が生じる場合があります。
両製品は2つのWi-Fi接続を同時に利用できるコンカレント・デュアルWi-Fi機能で、通信を止めずに設定や保守ができる構成を可能にします。
工場設備や生産装置では、設備を工場内無線LANに接続したまま、保守担当者がタブレットから直接アクセスして設定変更や診断を行えます。
医療機器では、院内ネットワークへの接続を維持しながらサービス端末との保守通信を分離でき、安全で効率的なメンテナンス環境を構築できます。
AGV、搬送機器、ロボット周辺機器では、運用・制御系通信と保守系通信を分離し、ネットワーク負荷や運用リスクを低減します。
2つのWi-Fiを異なるネットワークへ接続すれば、ネットワークの冗長化や用途別のネットワーク分離にも活用できます。
NXPとサイレックスは2013年にパートナーシップを開始し、両社の技術力とロードマップを共有しながら製品開発を進めています。
NXP IW693シリーズと、NXP i.MXをはじめとする組込みプラットフォームで培った無線LAN実装ノウハウを組み合わせ、評価から量産までの開発負荷低減を支援します。
SX-PCEAX-LP
- チップセット:NXP社製 IW693P
- Wi-Fi構成:2×2 + 1×1 CDW(2.4/5/6GHz)
- ホストインタフェース:Wi-Fi:PCIe Gen1/Bluetooth(R):UART
- 動作温度:-40~+85℃
- サイズ:表面実装タイプ:17.0 × 19.8 × 2.65mm/M.2コネクタタイプ:22.0 × 30.0 × 4.45mm
- 詳細仕様の情報公開:2027年1月予定
- 製品販売開始:2027年6月予定
「SX-PCEAX-LP」は、NXP IW693Pを搭載し、Wi-FiホストインタフェースにPCIeを採用したモデルです。
PCIeによる高速通信性能を活かしながら、2×2 + 1×1のコンカレント・デュアルWi-Fiで柔軟なネットワーク構成を組めます。
PCIeインタフェースを採用するNXPプロセッサ搭載機器をはじめ、通信性能を重視する産業・医療機器への組み込みを想定しています。
SX-SDMAX6E-DW
- チップセット:NXP社製 IW693S
- Wi-Fi構成:2×2 + 1×1 CDW(2.4/5/6GHz)
- ホストインタフェース:Wi-Fi:SDIO v3.0/Bluetooth(R):UART
- 動作温度:-40~+85℃
- サイズ:表面実装タイプ:17.0 × 19.8 × 2.65mm/M.2コネクタタイプ:22.0 × 30.0 × 4.45mm
- 詳細仕様の情報公開:2027年1月予定
- 製品販売開始:2027年4月予定
「SX-SDMAX6E-DW」は、NXP IW693Sを搭載し、Wi-FiホストインタフェースにSDIOを採用したモデルです。
既存の「SX-SDMAX6E」の開発資産を活用しながら、2×2 + 1×1のコンカレント・デュアルWi-Fiに対応したSDIOモジュールのハイエンドモデルです。
消費電力を重視しながら、2つのWi-Fi接続を必要とする機器への組み込みを想定しています。
オンラインウェビナー「半日でつかむ、無線製品開発の急所 市場・技術・規制の最新動向から考える、これからの製品戦略」
- 開催日:2026年11月11日(水)
- セッション:Session 2「製品競争力を高める無線LAN設計とは~NXPのWi-Fi 6EデュアルMAC技術とサイレックスが提案する実装アプローチ~」
- 講演者:NXPジャパン マーケティング統括本部 マーケティング部 担当部長 石橋 誠 様/サイレックス・テクノロジー グローバルマーケティングセンター シニアプロダクトマネジャー 木地 隆浩
- 参加費:無料(申込み制)
サイレックスは、製品競争力を高める無線LAN設計をテーマに、2026年11月11日にオンラインウェビナーを開催します。
Session 2では、NXPのWi-Fi 6EデュアルMAC技術とサイレックスが提案する実装アプローチが講演されます。
2つのWi-Fiを同時に使えるコンカレント・デュアルWi-Fiは、保守通信と運用通信を分けたい産業機器や医療機器の設計に新たな自由度をもたらします。
性能重視ならPCIe対応の「SX-PCEAX-LP」、低消費電力重視ならSDIO対応の「SX-SDMAX6E-DW」と、ホストシステムに合わせて選べます。
※仕様は、改良のため予告なく変更する場合があります。
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