記事ポイント
- 「クラウン603」が約60年ぶりに完全稼働
- 「クラウン602」捜索で発見された後継機
- 11月6日・7日の「AMUSEMENT EXPO2026」で展示予定
タイトーは、国産初のクレーンゲーム機とされる「クラウン602」の全国捜索プロジェクトで発見した後継機「クラウン603」を、技術サポート部門TAITOTECH(タイトーテック)のオーバーホールにより約60年ぶりに完全稼働させました。
「クラウン602」は1965年に発表された機種で、捜索中に直系の後継モデルの現存個体が見つかりました。
完全稼働した「クラウン603」は、11月6日・7日開催の「AMUSEMENT EXPO2026」タイトーブースで展示される予定です。
タイトー「クラウン603」

- 展示予定:2026年11月6日・7日開催「AMUSEMENT EXPO2026」タイトーブース
- 捜索プロジェクト:2025年秋より「クラウン602」の情報提供を呼びかける全国捜索を展開。4,400件を超える情報・メッセージが寄せられた
- 発見時期:2026年3月に「クラウン603」の現存個体を発見・入手
タイトーは、国産初のクレーンゲーム機とされる「クラウン602」(1965年発表)の全国捜索プロジェクトで、後継機「クラウン603」を入手し、技術サポート部門TAITOTECH(タイトーテック)の技術力で約60年ぶりに完全稼働させました。
1965年には国産クレーンゲーム機が複数種発売されたと言われています。
タイトーは日本のアーケードゲーム文化のルーツと技術資産を未来へ継承するため、2025年秋から「クラウン602」の全国捜索を続けてきました。
全国から4,400件を超える情報やメッセージが寄せられ、2026年3月には「クラウン602」そのものは見つからなかったものの、直系の後継モデル「クラウン603」の現存個体を発見・入手しました。
製造から約60年、長い眠りについていた「クラウン603」は、TAITOTECHの手で再び動き始めました。
最新機器にはない独特の構造や存在感、時代を感じさせる動きが、当時のアミューズメント文化や技術を現代に伝えます。
古いゲーム機を廃棄せず、可能な限り分解し、修繕し、再び動かす取り組みは、貴重な機械を後世に残すとともに、タイトーが受け継いできた技術を次世代へ伝える機会になりました。
TAITOTECH担当者は「クラウン603が再び動いた瞬間は、約60年分の時間が一気につながったように感じました。古い機器は、状態を見ながら一つひとつ手を入れていく必要があります。分解できる箇所は分解し、内部を確認し、修繕する。その積み重ねによって、ようやく本来の動きを取り戻すことができました。今回のオーバーホールを通じて、TAITOTECHの技術力を感じていただければと思います。」とコメントしています。
オーバーホールの詳細
電気系統・制御回路の現代的整備として、経年劣化が進んだ配線および配電回路を、安全面・耐久性に配慮して再構築しました。
これにより、コイン投入からプレイ終了までの一連の動作が復元されました。
キャビネットおよび装飾のレストアでは、木製キャビネットやアクリル装飾の傷を修復しました。
稼働当時の佇まいとノスタルジックな動作音も取り戻しています。
TAITOTECH(タイトーテック)
- 提供サービス:法人向けWEBポータルサイト「TAITOTECH」でパーツ販売やトラブルシューティングなどのサポートを提供
タイトーは、全国のアミューズメント施設やオペレーターが安心して店舗運営できるよう、最新機器からレトロ筐体まで手厚い保守サポート体制を構築しています。
「クラウン603」を完全稼働へ導いた技術力と情熱が、この現場サポートを支える原動力です。
今後の展開
完全稼働した「クラウン603」は、クレーンゲームの歴史を物語る貴重な自社アーカイブ資産として保管され、各種イベントや展示会での特別お披露目が予定されています。
約60年の眠りから目覚めた「クラウン603」は、国産クレーンゲームの原点に近い姿と動きを現代に伝える一台です。
タイトーは今後もゲーム文化の保存と発展、技術力を通じた価値提供に努めます。
※「TAITO」、「TAITO ロゴ」および「TAITOTECH」は、日本およびその他の国における株式会社タイトーの商標または登録商標です。
※その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。







