記事ポイント
- テレダイン・レクロイ「Voyager M4120」
- 双方向で異なるレーン速度が使われる非対称リンクの動作を可視化。
- 旧世代のGen1〜3までのUSBリンクとも完全互換を維持。
テレダイン・レクロイ「Voyager M4120」は、USB4 Gen 4 120Gb/s非対称リンクのエミュレーションと解析に対応するプロトコルアナライザとして提供が始まりました。
USB4 Version 2.0仕様の新機能である非対称リンク構成に対応し、開発者がホストとデバイス双方の動作を検証できる環境を整えています。
テレダイン・レクロイ「Voyager M4120」

- 発表元:テレダイン・レクロイ
- 発表日:2026年8月21日
- 提供状況:現在注文受付中
- 対応仕様:USB4 Version 2.0(USB4 Gen 4 120Gb/s非対称リンク対応)
- 後方互換性:USB Gen 3・Gen 2・Gen 1リンクと完全互換
「Voyager M4120」は、USB4 Version 2.0仕様に完全対応し、USB4 Gen 4 120Gb/s非対称リンクのキャプチャとデコードのために新たに設計されたプロトコルアナライザです。
非対称リンクの確立や動作中の挙動を可視化し、デバイスがレーンの役割や速度をどのように決定するか、実際のワークロード下でリンクがどう動的に適応するかを明らかにします。
製品開発ライフサイクル全体を通じて、エンジニアリングチームがUSB4 Gen 4対応ホストとデバイスのテスト、デバッグ、解析、検証を行うために必要な可視性を提供します。
非対称リンク構成
USB4 Version 2.0仕様では、USB技術の新機能として非対称リンク構成(Asymmetric Link Configuration)が導入され、接続の双方向で異なるレーン速度による動作が可能になりました。
一方向は3レーンを使って最大120Gb/sで伝送し、反対方向は1レーンのみで40Gb/sなど低い速度で伝送する構成です。
この構成により、トンネリングされたDisplayPort 2.1 Ultra-High Bit Rate(UHBR)によるリアルタイム映像処理など、高帯域幅を必要とするアプリケーション向けに、システムやデバイスが動的に多くの帯域幅を割り当てられるようになります。
「Voyager M4120」はこの非対称リンクの特性を詳細に検証できる可視性を備えています。
ソフトウェア機能
- 階層表示
- プロトコルトラフィックサマリ
- 詳細なエラーレポート
- 自動化API
「Voyager M4120」は、階層表示やプロトコルトラフィックサマリ、詳細なエラーレポート、自動化APIなどのソフトウェア機能を備え、開発者がプロトコルの動作状況を迅速に可視化し、トラブルシューティングを効率化できるようにしています。
さまざまな表示ビューを選択できるため、関心のある情報を迅速かつ容易に特定し、キャプチャデータ内の問題を効率的に解決できます。
柔軟なアーキテクチャを基盤に、非対称トラフィック生成やUSB-IF準拠試験機能など、今後利用可能となる新たなワークフローへの拡張も見据えて設計されています。
従来のGen 3、Gen 2、Gen 1 USBリンクとも完全な後方互換性を備え、USBプロトコルテストの過去・現在・未来に対応します。
Jeff Ravencraft氏のコメント
USB Implementers Forum(USB-IF)のPresident兼COOを務めるJeff Ravencraft氏は、USB4 Version 2.0について「従来世代を上回る高性能と、より柔軟なリンク動作を実現する大きな進歩です」と述べています。
さらに同氏は「Voyager M4120のようなツールは、開発者が非対称リンクの特性を詳細に検証し、これらの先進的な機能が市場に投入される際の高い相互運用性を確保するために必要な可視性を提供します」とも述べています。
非対称リンクの複雑な挙動を可視化し、開発現場でのデバッグ効率を高めます。
階層表示や自動化APIを備えたソフトウェア機能で、トラブルシューティングを迅速化。
旧世代USBリンクとの完全互換により、長期にわたる開発ワークフローで活用できます!
テレダイン・レクロイ「Voyager M4120」の紹介でした。
よくある質問
「Voyager M4120」はどんな製品ですか?
USB4 Version 2.0仕様に完全対応し、USB4 Gen 4 120Gb/s非対称リンクのキャプチャとデコードに向けて新たに設計されたプロトコルアナライザです。
デバイスがレーンの役割や速度を決定する過程や、実際のワークロード下でのリンクの動的な適応を可視化できます。
非対称リンク構成とはどのような仕組みですか?
USB4 Version 2.0で導入された新機能で、接続の双方向で異なるレーン速度により動作する構成です。
一方向は3レーンで最大120Gb/s、反対方向は1レーンで40Gb/sなど低い速度で伝送します。
「Voyager M4120」はいつから利用できますか?
発表時点ですでに現在注文受付中となっており、USB4 Gen 4対応ホストやデバイスの開発を進めるエンジニアリングチームがすぐに導入を検討できる状態です。
従来のUSBリンクとの互換性はありますか?
従来のGen 3、Gen 2、Gen 1 USBリンクと完全な後方互換性を備えており、USBプロトコルテストの過去、現在、未来にわたって同一機器で対応できます。








