記事ポイント
- 3〜6歳の54%が災害時の救命情報を持っていないことが調査で判明
- 電源・操作不要で子ども用IDカード機能など4つを1枚に凝縮
- 折りたたむとID欄が外から見えない個人情報保護設計を採用
SAFELYは2026年1月より、3〜6歳の子どもを持つ家庭向けに「防災 × 知育」を兼ね備えた『防災手ぬぐいプロジェクト』を始動しました。
子ども用IDカード機能・防災アクション解説・知育コンテンツを1枚に凝縮した防災ツールで、電源や特別な操作を必要とせず、誰でも直感的に使えるアナログならではの設計です。
「子ども自身が災害時に救命につながる情報を伝えられるか」という備えに正面から向き合ったプロダクトです。
「防災手ぬぐいプロジェクト」

- 対象:3〜6歳の子どもを持つ家庭
- 始動:2026年1月
- 機能:子ども用IDカード・防災アクション解説・知育コンテンツ・個人情報保護設計の4つ
SAFELYは生活インフラ領域での情報提供やサービス支援を手がけてきた企業で、今回の防災手ぬぐいプロジェクトは「子どもへの情報の備え」を日本の防災文化に根付かせることを目指す取り組みです。
日本では非常食の備蓄や避難リュックの準備が広がる一方、幼い子どもが混乱した状況下で自分の住所・保護者の連絡先・持病やアレルギーを正確に伝えることは困難です。
親と離ればなれになるリスクが高い災害現場において、子ども自身が「情報を持っているか」は命に直結します。
「何を持たせておけばよいか」という具体的な指針が社会に浸透していないことが、この備えの遅れの根底にある課題とされています。
調査が浮き彫りにした意識と行動のギャップ

2026年1月、3〜6歳の子どもを持つ保護者85名を対象にアンケート調査を実施した結果、多くの保護者が「いざというとき」を想像しながらも実際の備えが追いついていない実態が明らかになりました。
- 54%:子どもに救命情報を「持たせていない」
- 30%:子どもの防災備えを「何もしていない」
- 50%:第三者・救急隊の助けが必要と「たまに考える」
- 10%:救命情報を持たせることの「必要性を感じていなかった」
多くの保護者が「災害時に子どもが第三者の助けを必要とするかもしれない」と意識しながらも、実際の備えには行動が伴っていない状況です。
「何を持たせておけばよいか」という指針が社会に浸透していないことが、この準備不足の根底にあると考えられます。
家庭ごとの判断に委ねられてきた結果、備えの水準にばらつきが生じているのが現状です。
親子で一緒に使い方を学べる4つの機能

本プロダクトが設計思想の軸に据えるのは、「電源不要・操作不要・特別な判断不要」という三原則。
誰でも・いつでも・直感的に使えるアナログの強みを徹底的に追求しています。
デジタル機器が機能しない状況でも、確実に役立てられる点が最大の特長です。
子ども用IDカード機能(情報のバトン)として、氏名・生年月日・血液型・持病・アレルギー・緊急連絡先・住所を直接書き込めるスペースを備えています。
記入欄はひと目で情報を把握できるレイアウト。
支援者がすぐに必要な情報へアクセスできる設計です。
親子が離ればなれになった際や、子どもが言葉を発せない状況でも、救助者や医療従事者が即座に必要な情報を把握できます。
防災アクション解説はひらがなとイラストで構成されており、3・4歳のお子様には保護者が読み聞かせながらイラストを楽しみ、5・6歳以上のお子様は自分で間違い探しに挑戦しながら防災アクションを学べる年齢別ステップ設計です。
SAFELYオリジナルキャラクター「トイたん」が登場する間違い探しも収録し、日常では遊びを通じて親子で防災に親しむきっかけとなります。
非常時には避難所など不慣れな環境に置かれた子どもの緊張を解きほぐす心のケアツールとしても機能します。
折りたたむと隠れる個人情報保護設計

日常の防犯面に配慮し、ID記入欄は手ぬぐいを折りたたんだ際に外側から見えなくなる位置に配置されています。
平時は「見せないお守り」として通園バッグやランドセルに忍ばせ、いざというときにだけ真価を発揮します。
手ぬぐいは端が縫われていないため手で簡単に裂くことができ、骨折時の添え木を固定する紐・出血時の止血帯・怪我の包帯代わりとして応急処置に使えます。
そのままの状態でも、煙を吸わないためのマスク、首に巻いての防寒・熱中症対策、避難所での目隠しと幅広く活用できます。
タオルに比べて軽くてかさばらず、乾きも早い。
子どもが通園バッグを圧迫せずに常に携帯できるよう設計されています。
毎日の持ち物に自然と溶け込む携帯性が、継続的な備えを後押しするポイントです。
リュックや衣服の見える位置に結ぶことで、周囲に「緊急情報在中」であることを示せます。
この使い方は公式にも推奨されており、見知らぬ人でも迷わず対応できる環境づくりにつながるものです。
視認性の高いデザインが、その効果をさらに高めています。
危機管理アドバイザーによる専門家コメント

危機管理アドバイザーの国崎信江氏(危機管理教育研究所 代表)は、この防災手ぬぐいを「衛生用品を超えた多機能ツール」と評価しています。
単なる布製品の域を超えた防災機能の集約ぶりが、専門家の目にも確かな説得力を持って映るようです。
軽量・コンパクトで速乾性に優れ、日常生活で愛用しながら非常時には包帯やマスク・目隠し・防寒にも活用できる汎用性が特徴です。
万が一、親子が離ればなれになった際や子どもが意識を失うような事態でも、救助者や医療従事者へ命を繋ぐ「情報のバトン」となります。
国崎氏は阪神・淡路大震災をきっかけに子どもの防災研究を開始し、文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」委員、内閣府「防災スペシャリスト養成企画検討会」委員などを歴任するほか、NHKラジオ「暮らしの危機管理」レギュラー出演を通じて防災・危機管理の啓発活動を続けています。
手ぬぐいという日常のアイテムを通じて親子が自然に防災について話し合うきっかけが生まれ、電源も操作も不要な「1枚の備え」が、いざというときに幼い命と救助者をつなぎます。
『防災手ぬぐいプロジェクト』の紹介でした。
よくある質問
Q. 防災手ぬぐいはどの年齢の子どもを対象にしていますか?
A. 3〜6歳の子どもを持つ家庭向けに設計されています。
3・4歳のお子様には保護者が読み聞かせながらイラストを楽しみ、5・6歳以上のお子様は自分で間違い探しに挑戦しながら防災アクションを学べる年齢別ステップ構成です。
Q. IDカード欄にはどのような情報を書き込めますか?
A. 氏名・生年月日・血液型・持病・アレルギー・緊急連絡先・住所を直接書き込めるスペースがあります。
折りたたんだ際に外側から見えない位置に配置されており、日常の防犯面にも配慮した設計です。
Q. 手ぬぐいを応急処置に使うことはできますか?
A. 端が縫われていないため手で簡単に裂くことができ、骨折時の添え木固定紐・止血帯・包帯代わりとして使えます。
そのままでもマスク・目隠し・防寒・熱中症対策として活用できます。