記事ポイント
- 株式会社ミツバ・東洋電機製造株式会社・泰平電機株式会社の3社が次世代移動体用電気式ドアシステムの共同開発契約を締結しました
- レアアースを使用しないスマートモーターを核に、鉄道・バス・BRT・LRTのドア電動化を推進します
- 2026年4月にミツバが新設した「新規ビジネス室」による第一弾プロジェクトです
公共交通のドアシステムが、電動化の新局面を迎えています。
ミツバは、東洋電機製造および泰平電機と、次世代移動体用電気式ドアシステムの共同開発契約を2026年5月15日に締結しました。
鉄道・バス・BRT・LRTなどを対象に、安全性と信頼性の向上を目指す3社連携のプロジェクトです。
ミツバ「次世代移動体用電気式ドアシステム」

- 契約締結日:2026年5月15日
- 参加企業:株式会社ミツバ、東洋電機製造株式会社、泰平電機株式会社
- 対象車両:鉄道・バス・BRT・LRTなど次世代移動体
ミツバ、東洋電機製造、泰平電機の3社は、次世代移動体向け電気式ドアシステムの共同開発契約を締結しています。
鉄道車両およびバス車両のドアシステムを電動化することで、安全性と信頼性の向上を図ります。
ミツバが自動車分野で蓄積したモーターおよび制御技術を基に、レアアースを使用しないスマートモーターを中核技術として活用します。
本取り組みは、ミツバが2026年4月に新設した「新規ビジネス室」による第一弾プロジェクトとなっています。
3社の役割分担
東洋電機製造は、これまでの鉄道分野での幅広い知見を活かし、3社の技術統合を主導します。
泰平電機は鉄道・バス向けの空気式戸閉装置で培った実績を基に、ドアシステム全体の設計・製作を担当します。
ミツバはスマートモーター技術を提供し、電気式戸閉装置の駆動部(モーターおよび制御アプリケーション)の開発を受け持ちます。
東洋電機製造が技術統合を主導し、泰平電機がシステム全体を設計・製作し、ミツバが駆動部を開発するという3社の明確な分担体制が組まれています。
レアアースフリースマートモーターの仕組み
本プロジェクトの中核となるスマートモーターは、モーター・ギア・センサー・制御ECU・ソフトウェアを一体化した機電一体型モーターです。
制御機能(頭脳)を内蔵しており、ドアの開閉動作を内部で完結して精密に制御します。
使用する磁石はレアアースを含まない素材を採用しており、環境負荷の低減に配慮した設計となっています。
ミツバが自動車分野で確立したモーターおよび制御技術を、鉄道・バス向けの電気式戸閉装置へ応用する形で開発が進められます。
毎日多くの乗客が利用する公共交通のドアには高い安全性と耐久性が求められますが、東洋電機製造の鉄道知見・泰平電機の戸閉装置設計力・ミツバのスマートモーター技術を組み合わせたこのシステムは、レアアースを使用しない磁石の採用により環境負荷の低減にも取り組んでいます。
ミツバ「次世代移動体用電気式ドアシステム」の紹介でした。
よくある質問
Q. レアアースフリーとはどのような特徴ですか?
A. レアアースを使用しない磁石を採用したモーターで、環境負荷の低減に配慮した設計です。
ミツバのスマートモーターはこのレアアースフリー磁石を活用しています。
Q. スマートモーターとはどのような構造ですか?
A. モーター・ギア・センサー・制御ECU・ソフトウェアを一体化し、制御機能(頭脳)を内蔵した機電一体型モーターです。
駆動と制御が一体化された構造となっています。
Q. 新規ビジネス室はいつ設立された部署ですか?
A. 2026年4月にミツバが新設した部署で、本共同開発がその第一弾プロジェクトとなっています。