『トイ・ストーリー』の“おもちゃの世界”、『モンスターズ・インク』の“モンスターの世界”など、”もしもの世界”を舞台に数々の感動的な物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサー。
そんなディズニー&ピクサーが贈る『マイ・エレメント』は、第81回ゴールデングローブ賞の作品賞(アニメーション部門)にノミネーションされたことでも話題となりました。
また同賞同部門には、日本のアニメーション映画『すずめの戸締まり』もノミネートされています。
今回は、2023年11月にピクサー・アニメーション・スタジオで行われた、それぞれの作品で監督を務めたピーター・ソーンさんと新海誠さんによる対談について紹介していきます☆
ディズニー&ピクサー映画『マイ・エレメント』ピーター・ソーン監督×『すずめの戸締まり』新海誠監督 スペシャル対談
『トイ・ストーリー』の“おもちゃの世界”、『モンスターズ・インク』の“モンスターの世界”、『ファインディング・ニモ』の“海の中の世界”、『インサイド・ヘッド』の“頭の中の世界”、『リメンバー・ミー』の“死者の世界”など、ユニークでイマジネーションあふれる[もしもの世界]を舞台に数々の感動的な物語を観客に贈り届けてきたディズニー&ピクサー。
そんなディズニー&ピクサーが贈る最新作、火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界を描く『マイ・エレメント』は、第81回ゴールデングローブ賞で作品賞(アニメーション部門)にノミネートされ、話題となりました。
2023年11月、『マイ・エレメント』の監督を務めたピーター・ソーン監督と、
国境や世代の垣根を超え、世界中を魅了し続けるアニメーション監督で、同賞同部門にノミネートされた『すずめの戸締まり』の新海誠監督という世界を代表するアニメーション監督の対談が、ピクサー・アニメーション・スタジオで実現!
今回、その対談動画のロングバージョンが初公開されました。
2023年8月、新海誠監督は劇場で映画『マイ・エレメント』を鑑賞。
作り手があらゆる手法でこちらの感情を動かそうとしてくれている、最高峰のビジュアルを届けようとしてくれている、そういう志に溢れている作品でした。
映画から透けるそういう態度とその技に感動するのです。
背筋が伸びました!
とSNSで投稿しました。
このコメントに対し、ピーター・ソーン監督が反応、
なんと光栄な!
新海監督の作品は素晴らしく、私や多くのスタッフにインスピレーションを与えてくれました
と投稿したことを機に、日米のトップ監督による交流が始まりました。
そしてそんなSNS上でのやり取りをきっかけに、新海誠監督の渡米のタイミングで、サンフランシスコのピクサー・アニメーション・スタジオを訪れることになり、二人の対談が実現しました。
11月中旬、新海誠監督がサンフランシスコのピクサー・アニメーション・スタジオを訪問。
ピクサー・スタジオのクリエイターたちとQAセッションを行い、意見交換をしました。
そしてその後ピーター・ソーン監督と新海監督の1時間に及ぶロング対談が実現したのです。
ピーター・ソーン監督と新海誠監督は互いの家族に思わぬ共通点があったことがわかるとすぐに打ち解け、対談が軽快にスタート。
観客とのコネクト、映画製作のプロセス、などのテーマについてお互いのスタジオの共通点に安堵したり、相違点に驚いたりしながら、お互いを”Makoto”、”ピーター”とファーストネームで呼び合いながら和気あいあいのムードで行われました。
新海誠監督は、最初は周りの数人に見て欲しいと思って作った商業デビュー作『ほしのこえ』からキャリアが始まり、10万人超えの観客を集めた『言の葉の庭』までファンに励まされてきた30代。
次の『君の名は。』では約2 ,000万人もの観客動員を記録し、『天気の子』『すずめの戸締まり』と大規模公開作が続き、何千万人の方々に映画を楽しんでもらうには何をやればいいかを考え続けた40代、と自身のこれまでを振り返りました。
ピーター・ソーン監督も、共同監督から製作途中で監督に替わった映画デビュー作『アーロと少年』と今回の『マイ・エレメント』での製作プロセスの変化を語りました。
お互いに製作スタッフと何度もブレストしながら物語を作っていく部分は共通しているものの、ピクサーではたくさんのストーリーアーティストが居るのに対し、新海誠監督は原案から脚本まで自身1人で仕上げていることを聞いたピーター・ソーン監督は感心している様子。
逆に新海誠監督はストーリーアーティストの存在を羨ましがったり、ほぼ3年ごとに新作を発表している新海誠監督は、『マイ・エレメント』が製作期間7年というのを聞いて驚いたり、とお互いへのリスペクトを伝えながら次々と質問を交わしました。
ほかにも、ピーター・ソーン監督が『マイ・エレメント』製作中に父親が、続いて母親が亡くなり、当初予定されていた物語からどんどんエモーショナルな面が強くなっていったことや、ピーター・ソーン監督が大泣きしたという『すずめの戸締まり』のクライマックスシーンは新海誠監督が最初から決めていたもので、そのシーンから映画全体を作り上げていったこと、など次々と語り合い、話が尽きない対談となりました。
対談の終わりには、お互いプロセスは違っても、良い作品を観客に届けたい、という同じ想いで映画を作っていることを認め合い、良い関係を続けていくことを確認して、固い握手を交わしました。
ディズニー&ピクサー映画『マイ・エレメント』作品概要
配信:ディズニープラスにて見放題独占配信中
監督:ピーター・ソーン(『アーロと少年』)
プロデューサー:デニス・リーム(『カーズ2』、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』)
キャスト:リア・ルイス、ママドゥ・アティエ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
本作の主人公は“火のエレメント”エンバーと“水のエレメント”ウェイド。
様々なエレメントたちが共に暮らすエレメント・シティで、燃えるようにちょっと短気なエンバーと流れに身を任せるタイプのウェイドは、性格だけでなく、その気になればお互いを消せる(?)性質を持ち、全てが正反対の意外なコンビ。
正反対のふたりの出会いは“エレメントの世界”にどんな化学反応を起こすのか──。
ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年の記念イヤーに贈る、だれも知らないイマジネーションあふれる色鮮やかなエレメント・シティでの〈エンバー〉と〈ウェイド〉の奇跡の出会い。
予想もできない新たな“もしもの世界”の驚きと感動の物語を描く『マイ・エレメント』はディズニープラスにて見放題独占配信中です。
映画『すずめの戸締り』
原作・脚本・監督:新海誠
声の出演:原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、花澤香菜、神木隆之介、松本白鸚
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:土屋堅一
美術監督:丹治匠
音楽:RADWIMPS 陣内一真
主題歌:「すずめfeat.十明」「カナタハルカ」RADWIMPS
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給:東宝
2023年11月11日に公開し、国内興行収入149.4億円を記録、海外での興行収入は300億円を突破し、日本映画史上、海外で最も見られた作品。
日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語。
Blu-ray&DVD が現在発売中。
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