映画史にセンセーションを巻き起こしたディズニー・アニメーションの不朽の名作『シンデレラ』
ディズニープリンセスの中でも絶大な人気を誇るシンデレラ姫を生み出した作品であり、大ヒットを記録した実写映画の原作ともなった上質なアニメーション作品を紹介します。
ディズニー映画『シンデレラ』作品紹介
製作:1949年/アメリカ
上映時間:74分
タイトル:シンデレラ(原題:Cinderella)
白雪姫に続き、2番目のディズニープリンセスのアニメーション作品として登場した『シンデレラ』
どんな逆境にも負けず、前向きな姿勢で夢見ることをあきらめないシンデレラの姿が多くの人を勇気付けました。
現在まで歌い継がれる多くの名曲が登場する名作です。
ストーリー/あらすじ
昔々、遠い国でのお話。
幸福に家族と暮らしていたシンデレラでしたが、ある日母親を失ってしまいます。
父親が2人の娘を連れた継母と再婚するのですが、シンデレラを愛し可愛がっていた父親も死んでしまい、それをきっかけに継母とその娘たちはシンデレラをまるで召使いのようにこき使うようになってしまったのでした。
継母や姉たちからひどい扱いを受けながらも、夢見ることをやめず、明るく暮らすシンデレラ。
ある日、お城で年頃の娘を招待して大きな舞踏会が開かれることに。
シンデレラも舞踏会に行きたくて、自分で古いドレスの端切れなどを使って繕い、身支度を整えますが、意地悪な姉たちがせっかくつくったドレスもめちゃくちゃにしてしまいます。
絶望して悲しみに暮れるシンデレラの前に突然現れたのはフェアリー・ゴッドマザー。
彼女が「ビビディ・バビディ・ブー」と魔法の言葉を唱えると、シンデレラは輝くばかりの美しいドレス姿に変身し、かぼちゃは馬車に、シンデレラのお友達のネズミたちは馬に変身し、シンデレラをお城へと連れて行ってくれたのです。
魔法には時間の制約があり、夜の12時を過ぎるとすべてがとけて元の姿に戻ってしまいます。
シンデレラはお城で王子様と夢のような時をすごしますが、時計が12時の鐘を打ち始めるのを聞き、我に返って逃げ帰るのでした。
シンデレラに恋をした王子の前に残されたのは1足のガラスの靴。
王子はガラスの靴をたよりに、シンデレラを探して国中を捜索することを決意します。
果たして王子はシンデレラを探し当てることができるのでしょうか。
そしてシンデレラの思い描いていた夢は実現するのでしょうか。
スタッフ&キャスト
キャスト:
出演:クレア・デュブレイ
シンデレラ :アイリーン・ウッズ
チャーミング王子 :ウィリアム・フィップス、エレノア・オードリー
フェアリー・ゴッドマザー :ヴェルナ・フェルトン、ローダ・ウィリアムス、ルシール・ブリス、ルイス・ヴァン・ロッテン
スタッフ:
監督:ウィルフレッド・ジャクソン、ハミルトン・ラスケ、クライド・ジェロニミ
動画監督:ウォード・キンボール
製作総指揮:ウォルト・ディズニー
原作:シャルル・ペロー
脚本:ウィンストン・ヒブラー、ビル・ピート、テッド・シアーズ、ホーマー・ブライトマン、ケネス・アンダーソン、アードマン・ペナー、ハリー・リーヴス、ジョー・リナルディ
作詞作曲:マック・デヴィッド、ジェリー・リヴィングストン、アル・ホフマン
音楽:オリヴァー・ウォーレス、ポール・J・スミス
2020年に公開から70年を迎えた『シンデレラ』。
素晴らしい名曲の数々とチャーミングな魔法に彩られた最高傑作です。
「夢はひそかに」、「歌えナイチンゲール」、「仕事の歌」、「ビビディ・バビディ・ブー」など、その楽曲は今聴いても美しく、胸に響きます。
そしてフェアリー・ゴッドマザーの「ビビディ・バビディ・ブー」の呪文はいつまでも私たちに夢を与えてくれるのです。
『シンデレラ』に登場するキャラクターたち
シンデレラ姫や王子様のような人間のキャラクター以外にもたくさんの個性あふれる動物のキャラクターが登場する『シンデレラ』
『シンデレラ』に登場する重要なキャラクターたちを紹介していきます。
シンデレラ
明るく、気品を備え、美しい歌声を持つシンデレラ。
幼い頃に両親を亡くし、継母のトレメイン夫人とそのふたりの娘のドリゼラとアナスタシアに召使いのようにこき使われます。
それでも朗らかに楽しむ心を持ち続けたシンデレラの心が魔法の力を持った妖精を呼び寄せることに。
プリンス・チャーミング
お城に住むハンサムな王子様。
「プリンス・チャーミング」は街中の乙女たちの憧れの的です。
花嫁を選ぶための舞踏会で、シンデレラに一目惚れをしますが、12時の金とともに消え去ってしまったシンデレラをガラスの靴を頼りに探し続けます。
フェアリー・ゴッドマザー
シンデレラを助ける魔法使いの妖精です。
少々おっちょこちょいなところがありますが、陽気で優しく強力な魔法の力を持っています。
魔法の呪文を使って、カボチャを馬車に、ネズミを馬に、シンデレラの破れてしまったドレスを美しく豪華な装いに変え、彼女を舞踏会へと送り出します。
トレメイン夫人&姉妹
シンデレラの継母とそのふたりの娘たち。
トレメイン夫人は言動は上品ですが、残酷で意地悪な性格をしていて、シンデレラを屋敷の屋根裏部屋に住まわせ、すべての雑用を押し付けてしまいます。
2人の娘たち、アナスタシアとドリゼラはどちらも自惚れやで、いつもシンデレラをいじめていました。
歌や演奏が苦手で、ふたりが練習のために歌い出すと、ルシファーさえ耳を塞ぎます。
ジャック&ガス
シンデレラと仲良しのネズミ。
やせているのがジャックで、太っちょがガスです。
いつでもシンデレラに協力して、古いドレスを仕立て直したり、落ち込んでいるシンデレラを励ましたり、友達思いの素敵な仲間です。
続編と実写版を紹介
『シンデレラ』を観たら、続編の『シンデレラⅡ』、『『シンデレラIII 戻された時計の針』』や、実写版『シンデレラ』もぜひチェックしたいですね!
全ての作品は、Disney+(ディズニープラス)で配信中です。
シンデレラⅡ
シンデレラのお友達のネズミたちがみんなでシンデレラのその後の物語、自分たちで本にしてシンデレラにプレゼントしよう考え、3つの物語を作り上げます。
シンデレラの物語は、シンデレラが王子と結ばれたその後も続いていたのです。
『シンデレラIII 戻された時計の針』
シンデレラが幸せを掴むために大切な鍵となっていた魔法を、継母に悪用され、王子と結ばれるはずだったシンデレラの世界にパラレルワールドが生まれてしまうというストーリー。
本作では、シンデレラやジャックとガスたちが、不当に使われた魔法に、魔法の力を使わず知恵と行動力で立ち向かっていく勇気あふれる冒険が描かれます。
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実写版『シンデレラ』
シンデレラ役を人気ドラマシリーズ『ダウントン・アビー』で新星として注目を集めたリリー・ジェームズが務め、『シンデレラ』を新しく美しく実写化しました。
継母役にはケイト・ブランシェット、フェアリー・ゴッドマザー役にはヘレナ・ボナム=カーターらが揃い、流石の演技を見せてくれます。
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『シンデレラ』は、Disney+(ディズニープラス)で配信中です。