記事ポイント
- 友禅・箔・藍染・墨流しを施したレザーの羽織とジャケット
- 「継承」と「移動」の二つの章で構成した全8ルック
- 食肉加工で生じる牛皮を活用した革に京都の工芸の技を宿す
「旅をし続ける美 ─ 纏う記憶」は、京都市東山区に本社を置くKYOTO Leatherが、パリ・ファッションウィークに併せて開催された「Flying Solo Runway Show」で発表したコレクションです。
着物の羽織に着想を得たレザーの羽織を中心に、友禅・箔・藍染・墨流しといった京都の伝統技法を施したレザーウェアとバッグを組み合わせ、全8ルックで構成しています。
発表は2026年10月7日にHotel Le Maroisで行われ、グリーンの羽織は2026年11月7日・8日に京都迎賓館で開催される内閣府「JAPAN SUI COLLECTION」に出展します。
KYOTO Leather「旅をし続ける美 ─ 纏う記憶」

- イベント:Flying Solo Runway Show(パリ・ファッションウィークに併せて開催)
- 発表日:2026年10月7日
- 会場:Hotel Le Marois(フランス・パリ)
- コレクション:「旅をし続ける美 ─ 纏う記憶」全8ルック(Chapter 1 継承/Chapter 2 移動)
- 今後の出展:2026年11月7日・8日、京都迎賓館で開催される内閣府「JAPAN SUI COLLECTION」にグリーンの羽織を出展
- 今後の展開:2026年11月:東京・南青山にKYOTO Leather Salonをオープン予定
コレクション「旅をし続ける美 ─ 纏う記憶」は、着物の羽織に着想を得たレザーの羽織を中心に、友禅・箔・藍染・墨流しといった京都の伝統技法を施したレザーウェアとバッグを組み合わせた全8ルックです。
会場のHotel Le Marois(オテル・ル・マロワ)は、金の装飾と大理石の暖炉が残る歴史ある建物で、そのサロンでショーが開催されました。
京都の伝統技法を施したレザーを旅の途中にいる身体が纏うというコンセプトで、ジム・ジャームッシュやヴィム・ヴェンダースの映画に流れる「間」や余白、不在の気配をスタイリングに映し、古典を携えて現代の都市を歩く人物像を描いています。
コレクションは「継承」と「移動」の二つの章で構成され、丈の長い羽織で始まり、軽やかなジャケットとミニスカートへ移り、最後は大判のレザーで身を包む、旅立ちと帰還を思わせる流れです。
すべてのルックに共通する白足袋と厚底の草履は旅をし続ける身体の象徴で、レザー製の厚底草履もすべて日本国内で製作したKYOTO Leatherのオリジナルです。

Chapter 1「継承 ― 羽織」では、京友禅をはじめとする加工を施したレザーで、グリーン、ブルー、龍文様の白、ブラックの丈の長い羽織4着を仕立てています。
羽織には白いTシャツにロングスカートやワイドパンツを合わせて余白を大きくとり、ボックス型やボストン型のバッグを旅の道具として添え、古典の衣を現代の日常の装いへと翻訳しています。
染色作家・伊砂正幸氏の作品をもとにしたグリーンの一着は、緑から青へと移ろう色彩をレザーの上に映し出しています。

Chapter 2「移動 ― ジャケットとスカート」では、箔・藍染・墨流しを施したレザージャケットにミニスカートやプリーツスカートを合わせ、斜めがけのポシェットを添えて都市を軽やかに移動する身体を描いています。
肩に掛け、腕に携える大判のレザー「レザーラッピング」は、Chapter 1のロングシルエットと呼応し、トランクや風呂敷のように記憶を包むものとして登場します。
KYOTO Leatherは、日々の食卓を支える食肉加工の過程で生じる牛皮を活用した革に京都の伝統工芸の技を宿らせ、加工に刻まれた時間を「過去の記憶」として纏う考えをコレクションの題に込めています。
代表取締役の田尻敏寛氏は「京都の職人たちが受け継いできた友禅や箔、藍染、墨流しの技を、レザーという素材に託す。私たちはデザイナーというより、職人の技と素材のあいだに立つ“翻訳者”でありたいと考えてきました。京都を皮切りに、東京、そしてパリと、これまで手掛けてきたアイテムを披露してまいりました。パリの歴史ある館を羽織やジャケットが歩く姿を目にし、京都で生まれたものづくりが国境を越えて伝わっていく、確かな手応えを感じています。この経験を、11月に南青山で開設予定のサロンへとつなげ、日本の手仕事の価値を世界へ届けてまいります。」とコメントしています。
「旅をし続ける美 ─ 纏う記憶」は、友禅・箔・藍染・墨流しといった京都の伝統技法を、羽織やジャケットなどのレザーウェアに託したコレクションです。
グリーンの羽織は2026年11月7日・8日の京都迎賓館での出展が予定され、2026年11月には東京・南青山でKYOTO Leather Salonのオープンが予定されています。








