記事ポイント
- 親の熱中症を「不安」と感じる人は65.9%にのぼる
- 実家のエアコン年式を28.0%が把握していない
- 41.9%が知らない「エアコン2027年問題」
セーフリーは、実家に親が住んでいる全国男女1,000人を対象に、実家のエアコンと熱中症リスクに関する実態調査を実施しました。
調査では、親の熱中症リスクを不安に感じる人が65.9%にのぼる一方、実家の室内環境を確認していない人も一定数いることが分かりました。
セーフリー「エアコン2027年問題」

エアコンがあっても油断できない実態
令和6年の熱中症搬送者は過去最多の97,578人(消防庁)に達し、最多発生場所は住居でした。
東京大学と東京都監察医務院の研究では、屋内熱中症死亡1,295例のうち213例がエアコンの故障または不適切な使用によるものと推測されています。
稼働していたにもかかわらずホコリ詰まりで風が出ていなかったケースも含まれています。
死亡者の60.1%は60代以上の一人暮らしで、エアコンをつけているから大丈夫という認識が見えにくいリスクを生んでいる可能性があります。
親の体調確認方法の実態
夏場の親の体調確認方法として最多は「特に確認していない」で38.4%、「電話・LINEで確認」は28.2%にとどまりました。
電話では室内が実際に涼しいかどうかは把握できません。
高齢者は暑さを感じにくく、研究ではエアコンがついていた84例の中に温度設定は28度になっていたが暖房設定になっていたケースも報告されています。
実家のエアコン年式の把握状況

親の熱中症リスクに「やや不安」または「非常に不安」と回答した人は合計65.9%にのぼりました。
実家のエアコンの年式を把握していないと答えた人は28.0%で、把握している人のうち10年以上経過している可能性がある家庭も約3割に達します。
エアコンの寿命は一般的に10年程度とされ、10年を超えると冷房性能の低下や故障リスクが高まります。
エアコンの不調(冷えない・異音・水漏れなど)に気づいたことがあると答えた人は29.3%にのぼりました。
「エアコン2027年問題」の認知度
経済産業省は2027年度から家庭用壁掛けエアコンの省エネ基準を大幅に引き上げることを決定しており、調査では41.9%がこの問題を知らなかったと回答しました。
基準未達モデルが直ちに販売禁止になるわけではありませんが、業界内では低価格帯モデルの供給減少や価格上昇を見込む声もあります。
実家のエアコンを交換する予定

実家のエアコンを直近1〜2年以内に交換する予定はないと答えた人は63.1%、検討中は20.3%にとどまりました。
交換をためらう理由は「費用が高い」36.8%と「必要性を感じていない」36.7%がほぼ同率で1位でした。
スマートエアコンという選択肢
専用アプリで離れた場所から室温確認や遠隔操作ができる「スマートエアコン」は、親がリモコン操作を誤っても家族が設定し直せます。
設置には電気工事が必要となる場合があり、有資格業者による施工が求められます。
調査ではこの機能を知らなかった人が54.3%と過半数を占めました。
実家を訪れる機会に、エアコンの年式や動作状態を目で直接確認し、交換を検討する場合は現行モデルの在庫があるうちに情報を集めておくと、いざという時の負担を減らせます。
セーフリー「エアコン2027年問題」の紹介でした。
よくある質問
エアコンの寿命はどれくらいですか?
一般的にエアコンの寿命は10年程度とされており、10年を超えると冷房性能の低下や故障リスクが高まります。
冷えの弱まりや異音、水漏れなどのサインは買い替え時期の目安の一つです。
スマートエアコンを設置する際に必要な工事はありますか?
専用コンセントの増設など電気工事が必要となる場合があり、電気工事士の資格を持つ業者による施工が求められます。
エアコン2027年問題とは何ですか?
経済産業省が2027年度から家庭用壁掛けエアコンの省エネ基準を大幅に引き上げる方針で、基準未達モデルの供給減少や価格上昇が見込まれています。








