記事ポイント
- TDIがSASE「Cloudflare One」を自社に導入
- 海外拠点の通信遅延を解消し実効速度が約95%まで向上
- 国内4拠点のPoPでゼロトラスト環境をシンプルに構築
TDIは、2026年6月よりSASEプラットフォーム「Cloudflare One」を自社に導入しました。
海外拠点との通信品質を改善し、社内のハイブリッドワーク環境を整えています。
今後は自社導入で得た知見を、顧客向けのゼロトラストセキュリティ導入支援に活用する方針です。
TDI「Cloudflare One」
- 提供元:Cloudflare, Inc.(TDIは販売代理店契約を締結)
- 導入時期:2026年6月
- 対象:海外拠点・海外出張先を含む社内ネットワーク
- 国内接続拠点(PoP):東京、大阪、福岡、沖縄
- グローバル接続拠点:世界125カ国335都市以上
「Cloudflare One」は、ネットワークとセキュリティの機能をクラウド上で統合するSASE(Secure Access Service Edge)の考え方に基づくプラットフォームです。
TDIはこの製品を自社のネットワーク環境に導入し、拠点間の通信を一元的に管理する体制を整えました。
導入の背景と海外拠点の通信課題
クラウドサービスの普及とリモートワークの定着により、従来の境界型ネットワークセキュリティでは対応しきれない場面が増えています。
TDIは中国や東南アジア諸国の海外拠点、海外出張先との通信品質に課題を抱えていました。
従来のVPN接続では、Web会議が途中で切断されたり、社内ファイルへのアクセスに時間がかかったりする問題が起きていました。
複数の機器とサービスでネットワークが複雑化し、アクセスが集中する時間帯には通信遅延も発生していました。
選定理由と国内外の接続環境
TDIはこれらの課題を解決するため、SASEプラットフォーム「Cloudflare One」の導入を決めました。
世界125カ国335都市以上に広がるグローバルネットワークを活用し、最も近いアクセスポイントへ自動接続する仕組みが評価されています。
国内でも東京、大阪、福岡、沖縄の4カ所に接続拠点(PoP)を備えており、どの地域からでも安定した通信品質を確保できます。
海外・国内の両方で接続環境を整えられる点が選定の決め手になりました。
運用のワンプラットフォーム化とセキュリティ強化
システムをワンプラットフォーム化したことで、サービスごとに担当者が分かれていた縦割り運用を解消しました。
通信状態を可視化できるため、障害発生時の原因特定にかかる時間も短くなっています。
IT部門の運用負荷を抑えながら、決して信頼せず常に検証するというゼロトラストの環境をシンプルに構築できる点も特徴です。
管理画面は直感的に操作でき、サポート情報も充実しているため、情報システム部門が自律的に構築・運用できます。
自社導入で判明した効果
TDIが実施した通信品質の検証では、導入前は従来の回線性能を十分に生かせず、実効速度は約10%にとどまっていました。
海外拠点からのファイルアクセスには約30秒を要していましたが、導入後は実効速度が約95%まで向上しています。
海外拠点との通信品質を安定させながら、ワンプラットフォームでゼロトラスト環境を構築できる体制が整いました。
TDIは今後、この自社導入で得たノウハウを、顧客企業のゼロトラストセキュリティ導入支援に生かしていく方針です。
TDI「Cloudflare One」の紹介でした。
よくある質問
「Cloudflare One」はどの企業が提供していますか?
「Cloudflare One」は、世界規模のグローバルネットワークを運営するCloudflare, Inc.が提供するSASEプラットフォームです。
TDIはCloudflare, Inc.と販売代理店契約を締結しています。
SASEとはどのような仕組みですか?
SASE(Secure Access Service Edge)とは、従来個別に運用されていたネットワークとセキュリティの機能をクラウド上で統合して提供するアーキテクチャです。
国内の接続拠点はどこにありますか?
国内では東京、大阪、福岡、沖縄の4カ所に接続拠点(PoP)を備えており、国内のどの地域からでも安定した通信品質を確保できます。
TDIはいつから「Cloudflare One」を導入していますか?
TDIは2026年6月より「Cloudflare One」を自社に導入し、海外拠点からの通信品質改善に取り組んでいます。







