記事ポイント
- ROYが戸建て住宅の相談約800件を集計
- 関東301件、関西272件で全体の約7割
- 屋根材や雨樋など見えにくい箇所に注意
ROYが、2026年6月に全国から寄せられた戸建て住宅に関するお問い合わせを独自に集計しました。
台風時期前後の短期間で約800件の相談が寄せられ、屋根や雨樋など見落としやすい住宅被害への注意を呼びかけています。
ROY「戸建て住宅に関する相談データ」

- 調査対象:2026年6月にROYへ寄せられた戸建て住宅に関するお問い合わせ
- 対象エリア:全国
- 集計件数:約800件
- 集計方法:自社問い合わせデータをもとに集計
- 地域別:関東301件、関西272件
- 注意事項:本集計はお問い合わせ内容をもとにした自社調査であり、実際の被害確定件数とは異なる場合があります
ROYは一級建築士事務所として、屋根・雨樋など見落としやすい住宅被害への注意を呼びかける調査・報告を公表しています。
今回の集計では、台風時期前後の短期間で約800件の相談が寄せられ、関東・関西の合計は573件で全体の約7割を占めています。
相談内容は、屋根材・棟板金、雨漏り、雨樋、外壁、外構設備が中心です。
屋根材や雨樋など地上から見えにくい箇所が中心

- 相談内容:屋根材・棟板金の浮きや飛散
- 相談内容:雨漏り・天井のシミ
- 相談内容:雨樋の破損・脱落
- 相談内容:外壁のひび割れや塗装の剥がれ
- 相談内容:カーポート、波板、フェンスなど外構設備の破損
屋根材や棟板金、雨樋などは、強風や大雨の影響を受けやすい一方で、地上から状態を確認しにくい箇所です。
銅板谷樋の穴開きは、見た目には局所的でも雨漏りにつながる小さな穴の実例になります。
見た目に大きな異常がない場合でも、固定部分の緩みや小さなズレが残っている可能性があります。
台風・大雨後に注意したい見えない初期損傷

お問い合わせの中には、台風が過ぎたため問題ないと思っていた、外から見ても異常が分からなかったといった内容も見られました。
実際には、屋根材の浮きや棟板金の固定の緩みなど、初期段階では気づきにくい損傷が疑われるケースもあります。
銅板谷樋の穴開きにより屋根裏へ雨水が浸入すると、断熱材へ雨水が滞留する状態につながります。
こうした損傷を放置すると、次の雨や強風で状態が悪化し、雨漏りや建物内部の腐食につながるおそれがあります。
早い段階で確認できれば、修繕範囲を抑えられる場合もあります。
地上から確認したい5つのポイント

- 屋根材のズレや落下:屋根、敷地内、庭まわり
- 雨樋の外れ:軒先、外壁沿い、集水器まわり
- 外壁の新しいひび割れ:外壁、窓まわり、目地部分
- 天井や軒天の雨染み:室内の天井、軒天、ベランダ下
- カーポートやフェンスの破損:外構、駐車場、敷地境界まわり
ROYでは、台風や大雨が過ぎた後、屋根へ上らず、まずは地上から確認することを推奨しています。
屋根裏の木材や板面に残る雨染みや水筋は、外から見えにくい損傷が雨水浸入へ発展する例になります。
異常が見つかった場合や、屋根・高所の状態が分からない場合は、転落や二次被害を避けるため、無理に確認せず専門家へ相談することが大切です。
ROYのコメント
ROYは、近年は台風や大雨、突風などにより、住宅に関する相談内容も多様化しているとコメントしています。
同社は、台風時期前後の短期間で約800件の住宅に関するお問い合わせが寄せられたことからも、住まいの点検や補修に対する関心は高まっていると考えています。
同社は一級建築士事務所として、修理を行うだけでなく、住まいを長く守るために必要な情報を発信することも重要な役割だと捉えています。
今後も現場で得られた知見をもとに、住宅防災に役立つ情報を発信し、安全な住まいづくりに貢献していきます。
屋根材や雨樋など地上から見えにくい箇所は、台風・大雨後の早い段階で住まいの状態を見直すきっかけになります。
無理のない範囲で異常の有無を見ておくことで、雨漏りや建物内部の腐食につながる損傷に気づきやすくなります。
戸建て住宅に関する相談データの紹介でした。
よくある質問
Q. ROYの戸建て住宅に関する相談データはいつの問い合わせを集計していますか?
A. 2026年6月にROYへ寄せられた戸建て住宅に関するお問い合わせを対象にしています。
Q. 地域別ではどのエリアの相談が多くなっていますか?
A. 地域別では関東301件、関西272件で、関東・関西の合計は573件となり、全体の約7割を占めています。
Q. 台風・大雨後に屋根へ上って確認してよいですか?
A. ROYでは屋根へ上らず、まずは地上から確認することを推奨しており、屋根・高所の状態が分からない場合は専門家へ相談することが大切です。