東京ディズニーランドでは、2020年春に開業予定の大規模開発が進行中。
東京ディズニーランド内の7つのテーマランドのうち「ファンタジーランド」、「トゥモローランド」、「トゥーンタウン」の3つにまたがる総開発面積約47,000㎡の場所に、大型アトラクションや全天候型エンターテイメントシアター、レストラン、商品店舗などの新しい施設を、総投資額約750億円をかけて導入!
今回は2018年12月6日にプレス向けに公開された工事の様子や、開発者のインタビューを紹介します☆
東京ディズニーランド2020年春大型開発レポート
2020年春の開業に向けてすすむ東京ディズニーランド新エリアの様子をレポート!
「ファンタジーランド」、「トゥモローランド」、「トゥーンタウン」3つのエリアをまたいだ大規模開発。
「グランドサーキット・レースウェイ」や「スタージェット」などの跡地を活用し、ファンタジーランドを拡張していきます。
ファンタジーランド
「ファンタジーランド」には、デイズニー映画『美女と野獣』をテーマとしたエリアが誕生!
美女と野獣“魔法のものがたり”
アトラクションの形式ライドタイブ
体験時間約8分
乗車人数:10人(1台の定員)
導入時期2020年春(予定)
投資額約320億円(予定 単体施設では過去最大)
高さ約30mの「美女と野獣の城」の中にある、大型アトラクション「美女と野獣"魔法のものがたり"」
映画の名曲に合わせて踊るように動く深皿型のライドに乗り、映画のストーリーに沿ってディズニー映画『美女と野獣』の名シーンを映画の名曲とともに巡る東京ディズニーランドオリジナルの大型アトラクション。
小さなお子様から大人まで楽しめる、まるでお皿自身が音楽に合わせて踊っているかのように座席部分が揺れ動きながら、ライドが縦横無尽に滑らかに進み、物語の世界をめぐるアトラクション。
「美女と野獣の城」の塔の高さは取材時点(2018年12月6日)で約28m。
今後さらに高くて太い塔が1本建ち、高さは約33mになります。
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過去最長ライドアトラクションで映画の世界へ!東京ディズニーランド「美女と野獣“魔法のものがたり”」
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ベルの住む村には、商品店舗「ビレッジショッブス」やレストラン「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」、「ル・フウズ」がオープンし、まるで映画の世界にいるような風景が広がります。
ガストンがゲストをもてなす素朴なタバーン(酒場)をイメージしたレストラン「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」は、約200席のレストラン。
約75%が屋内席、約25%が屋根のある席でとても快適な空間で食事を楽しめます。
「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」の前には噴水があり、ゲストの憩いの場となります。
「モーリスのコテージ」は、ベルの父であるモーリスが住む、村はずれのコテージをイメージしたファストパス発券所。
アトラクションを含むエリア全体が映画に登場する城や村などを距離感まで再現!
お城の手前の滝は、アトラクションの最後の思い出深いシーンとお城の外の異なるシーンをつなぐ役割を果たしています。
城の中は、映画『美女と野獣』のストーリーが感じられるような作りになり、ゲストは待ち時間も楽しめます。
2019年の秋頃、建物の外観や街並みが完成予定です。
ファンタジーランド・フォレストシアター
シアターの形式ライブエンターテイメントシアター
定員:約1,500名
導入時期:2020年春(予定)
投資額:約170億円(予定)
さらに「ファンタジーランド」には、東京ディズニーランド初となる本格的な屋内シアター「ファンタジーランド・フォレストシアター」がオープン!
ショーの中では次々と変わるシーンに合わせて、自動で入れ替わる大がかりなセットやプロジェクションマッピング、特殊効果など、ダイナミックで変化に富んだ舞台が実現します。
ここでは、デイズニーのキャラクターたちと一緒に素晴らしい音楽の世界をめぐる旅をテーマに、ダイナミックに変化するステージでライブパフォーマンスが繰り広げられる、東京ディズニーランドオリジナルのエンターテイメントプログラムが公演されます。
キャラクターも複数出演予定です☆
大規模で本格的な劇場であり、「美女と野獣"魔法のものがたり"」とともに早期に着手して工事を進めている最中。
森の中にあるシアターがテーマ。
シアターの入り口の屋根の奥がー段高くなっており、そこに山や木々の装飾を設置することで、深い森の中にシアターが存在しているように演出されています。
取材時(2018年12月6日)では、内装・外装工事に取り掛かっています。
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キャラクターも出演する屋内型シアター!東京ディズニーランド「ファンタジーランド・フォレストシアター」
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トゥモローランド
「トゥモローランド」には、デイズニー映画『ベイマックス」をテーマにしたアトラクション「ベイマックスのハッピーライド」と、ポップコーンの専門ショップ「ビッグポップ」が登場!
ベイマックスのハッピーライド
体験時間:約1分30秒
導入時期:2020年春(予定)
投資額:約60億円(予定)
未来をイメージした「トゥモローランド」には、デイズニー映画『ベイマックス」をテーマにした旋回アトラクション「ベイマックスのハッピーライド」が登場!
“ケア・ロボット”が引っ張るライドは、予測不能な動きで乗っているゲストを驚かせてくれます。
小さなお子様から大人の方まで楽しめるアトラクション。
ディズニー・ファストパス対象アトラクションですが、発券所の場所は未定です。
平面的なつくりのアトラクションとなり、地上から見るとシンプルですが、地下に大きな機械装置が埋め込まれています。
地上部分はフラットなので、車いすご利用のゲストや高齢者も移動しやすい作りになっています。
ファンタジーランド側を壁にしたり植栽を植えることで、隣接するエリア同士の世界観が保たれるよう建設中です。
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予測不能な動き&ノリノリ音楽のアトラクション!東京ディズニーランド「ベイマックスのハッピーライド」
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ビッグポップ
また、宇宙をテーマにしたポップコーンの専門ショップ「ビッグポップ」では、さまざまなフレーバーのポップコーンとポップコーンバケットを組合せて購入できます。
「ベイマックスのハッピーライド」横に建設されます。
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ポップコーン専門店が初登場!東京ディズニーランド「ビッグポップ」
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トゥーンタウン
「トウーンタウン」では、東京デイズニーランドで初めて、ミニーマウスと会えるキャラクターグリーティング施設「ミニーのスタイルスタジオ」が登場します!
ミニーのスタイルスタジオ
導入時期2020年春(予定)
投資額約20億円(予定)
ファッションデザイナーとして活躍するミニーマウスが、おしゃれな衣装に身を包み、ゲストとの写真撮影を楽しみます。
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ミニーマウスのグリーティング施設!東京ディズニーランド「ミニーのスタイルスタジオ」
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サンプルヤード
壁や屋根、岩などのサンプルを作るサンプルヤードの見学も実施されました。
世界観を演出する岩や、各施設の屋根、壁をはじめとする装飾の完成度を高めるテストの場。
太陽光下での色の見え方や、風雨の影響や耐久性をチェックしています。
また、職人たちの練習の場にもなっています。
※実際に取りつけるものを制作している場ではありません。
素材や工法のテストをし、より完成度の高い建物をつくれるように試行錯誤を重ねているそうです。
開発者インタビュー
オリエンタルランド技術本部エリア開発プロジェクトチーム チーフリーディングスタッフ古澤英紀(ふるさわひでのり)さんが、「東京ディズニーランド大規模開発」の工事状況についてインタビューを受けてくださいました。
大規模開発工事で特に注意していることは、過去にない、オンステージの近くでの工事のため、大きな機材を使う作業はできるだけ距離をとって実施。
音や匂いなどにも配慮し、工事を進めているとのこと。
世界観を損なわないよう、イベントに合わせたペイントをした柵を設置しているが、徐々に進む工事の様子を見ながら、完成を楽しみに待っていてほしいとのことです☆
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2020年春の開業に向け、順調に工事が進んでいる東京ディズニーランドの新エリア。
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そして、2022年には東京ディズニーシーにも新エリアが登場予定。
これからの展開が楽しみですね!
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