貿易書類の作成時間を大幅短縮! STech I 東京製鐵に貿易DXクラウドサービス「Trade Hub」導入 

投稿日:2025年4月1日 更新日:

STech Iは、東京製鐵のスマートファクトリー推進プロジェクトにおいて、貿易DXクラウドサービス「Trade Hub」を導入しました。

 

 STech I 東京製鐵に貿易DXクラウドサービス「Trade Hub」導入

 

東京製鐵 倉掛氏、松並氏、酒井氏

 

STech Iは、東京製鐵のスマートファクトリー推進プロジェクトにおいて、貿易DXクラウドサービス「Trade Hub」を導入。

Trade Hubは貿易業務担当者の負担を軽減するために開発されたクラウドサービスです。

本導入により東京製鐵は貿易関連書類のほぼすべてをデータ化することで書類作成作業とチェック作業の負担を劇的に削減しました。

貿易取引では、複数の貿易関連企業間で綿密な情報連携と多様な書類の取り交わしが発生しますが、いまだ紙媒体やPDFでの管理が主流であり、業務負担の増加や人手不足が深刻な課題となっています。

Trade Hubの導入により、煩雑な書類作成や管理業務の負担を軽減し、貿易実務を効率化して企業の生産性向上に貢献します。

 

■Trade Hub導入の背景と目的

東京製鐵は、長期環境ビジョン「Tokyo Steel EcoVision 2050」を掲げ、2030年に600万トン、2050年に1000万トンのグリーン鋼材(生産時のCO2排出量が少ない鋼材)の製造・販売を目指しています。

近年、世界的なグリーン鋼材の需要増加に伴い、輸出量が過去最高を記録する中、社内では多様な貿易関係書類の多くが紙やPDFで作成・管理されていたため効率化が急務となりました。

このような背景から、貿易業務の効率化が重要課題となり、全社的な業務効率化を目指したスマートファクトリー推進プロジェクトの一環として、Trade Hubの導入を決定しました。

■STech IのTrade Hubが選ばれた理由

Trade Hubは、貿易書類をアップロードするだけで照合チェック、運賃・関税費用の計算、書類作成、関連システムへの登録までの一連の作業を自動化します。

これにより、貿易実務における作業時間の短縮、ミスの防止、作業工数の削減を実現し、特定の担当者への業務集中を防ぎます。

以下の機能が評価され、導入に至りました。

1. 書類の読み取り精度の高さに加え、業務の自動化が同時に可能な機能が備わっている。

2. クラウド上に書類をアップロードするだけで高精度にデータ化が完了し、ITの専門知識がない貿易実務担当者でも操作が容易である。

3. 総合商社のノウハウが活かされた、豊富な貿易業務の効率化実績。

■導入後の効果

●Trade Hubの導入により、従来は数時間を要していた書類作成業務が約30分に短縮。

●貿易関連書類をほぼ100%データ化することでこれまでの手作業による転記作業が不要になり業務処理が迅速に進むようになった。

●書類間の一致性チェックを活用することで輸送書類と通関書類の不一致を早期発見し、手続きの遅延を防止

Trade Hub導入効果

Trade Hub導入効果

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