建築職人達が直接技術指導!ROY インドネシア建築研修センター開校

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ROYは、2024年4月23日にインドネシア・カラワンに建築研修センターを開校し、国際的な技術者の育成を開始します。

 

ROY インドネシア建築研修センター開校

 

ROYは、2024年4月23日にインドネシア・カラワンに建築研修センターを開校し、国際的な技術者の育成を開始。

日本人の建築職人達がインドネシアにわたり、自前の設備の中で継続的に直接技術指導を行うのは日本・インドネシア共に国内初(※同社調べ)の取り組みです。

インドネシアは、現在外国人を雇用する際の主要な注目国とされており、厚生労働省が発表している「外国人雇用状況」の届出状況によると、日本におけるインドネシア人の外国人労働者の数は、121,507人(令和5年10月末時点)と外国人労働者全体の約6割を占めているほか、対前年56.0%増と勢いを増しています。

インドネシアには多数の日本語学習者が存在し、日本で働くことに対して非常に興味を示しています。

この国の若者たちは、就職の機会を探求しており、これが日本の企業とインドネシアの労働者との間でのマッチングの可能性を高めています。

本校の主な目的は、日本国内の建設業をはじめとする分野での労働力不足に対応するため、高度な技術スキルを持つ外国人技能実習生を育成することであり、初年度には500名の学生の受け入れを予定しています。

建築研修センターは今後、ジャカルタ・バンドン・バリ島での開校も予定しており、特定技能人材として飲食料品製造業や、2024年度から新たに追加されたタクシーやバス、トラックの運転手の分野にも拡大し、5年後には年間3,000名の卒業生を送り出す計画です。

LPK MOMOTARO NIHONGO GAKKOUの生徒たち

 

開校式でテープカットをするROY株式会社・大石代表(右)

 

この建築研修センターは、日本の建築技術を基にした人材育成プログラムを提供します。

建築研修センターは、すべて日本から輸入した建築部材で建設されており、この建物を実際に解体し、再構築することでリフォーム技術を学びます。

さらに、この実践的なプロセスを通じて、学生たちは専門的な技術を深く理解し、実際の建築現場で直面するさまざまな状況に対応する能力を身につけることが期待でき、応用力の高い技術の習得を目指します。

また、学生たちは建設現場で求められる専門技術だけでなく、プロジェクト管理や品質保証の方法も学んでいく予定です。

また、日本人職人による直接指導を受けることで、日本の職場文化やビジネスマナーについても深く理解を深めることができます。

 

人材育成プログラムは、日本の職場環境に適応可能な実践的な大工工事、内装工事、外装、工事、屋根工事、太陽光設置工事といった技能を身に付けることを目指しています。

日本へ人材を派遣する事ができる日本政府との2国間協定に基づきインドネシア政府に登録したライセンスを保有している日本語学校『LPK MOMOTARO NIHONGO GAKKOU』と提携することで、学生たちは一般的な日本言語を学ぶだけでなく、建築の専門用語に加え、現場で必要なコミュニケーション能力を養うことを目指しています。

 

LPK MOMOTARO NIHONGO GAKKOUはインドネシア国内で高い評価を受けており、日本企業が求める具体的な技術要件に合わせた教育を実施しています。

この強固なパートナーシップを背景に、ROY株式会社は学生の教育から就職まで一貫したサポートを提供し、また日本国内の企業との就職マッチングにも積極的に取り組んでいます。

 

今回の建築研修センター開校は、国際的な技術交流の推進と多文化間の理解促進にも寄与するものです。

ROY株式会社は、技術者不足の解消に向けた具体的な取り組みとして、この建築研修センターが果たす役割に期待を寄せています。

今後も同社は、グローバルな視点での人材育成と技術の普及に努め、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。

技能実習生を育成する建築研修センター4/23オープン(インドネシア・カラワン)

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