シャネル、ディオールなど約450点が集結!愛知県美術館「コスチュームジュエリー」

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中京テレビ放送では、愛知県美術館とともに主催する「コスチュームジュエリー」を2024年4月26日(金)より愛知県美術館で開催します。

 

愛知県美術館「コスチュームジュエリー」

 

 

展覧会名 : コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより

会期   : 2024年4月26日(金)-6月30日(日)[57日間]

開館時間 : 10:00-18:00 金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)

休館日  : 毎週月曜日(ただし4月29日(月・祝)と5月6日(月・振休)は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)

会場   : 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)(〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2)

問合せ先 : 愛知県美術館、TEL 052-971-5511(代)

アクセス : 地下鉄東山線・名城線「栄」駅/名鉄瀬戸線「栄町」駅下車、オアシス21 連絡通路利用徒歩3分

主催   : 愛知県美術館、中京テレビ放送

監修   : 小瀧千佐子

特別協力 : ウィリアム・ウェイン

(コスチュームジュエリー研究家/イギリス、ロンドン)

学術協力 : ディアンナ・ファルネッティ・チェーラ

(コスチュームジュエリー研究家/イタリア、ミラノ)

協力   : chisa、株式会社世界文化社

企画協力 : 株式会社キュレイターズ

後援   : 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ

チケット : 一般1,800(1,600)円/高校・大学生1,200(1,000)円/中学生以下無料

※( )内は前売券および20名以上の団体料金です。
※上記料金で本展会期中に限りコレクション展も観賞できます
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳(愛護手帳)、特定医療費受給者証(指定難病)のいずれかを持っている方は、各券種の半額で観賞できます
また付き添いの方は、各種手帳(「第1種」もしくは「1級」)または特定医療費受給者証(指定難病)を持っている場合、いずれも1名まで各券種の半額で観賞できます
当日会場で各種手帳(ミライロID可)または特定医療費受給者証(指定難病)を提示ください
※学生の方は当日会場で学生証を提示ください

 

「これは、偽りなく美しい “ニセモノ” のジュエリー」あえて本真珠と模造パールをあわせて身に着けた、ガブリエル・シャネルの言葉です。

彼女にとって、素材が何であれ、デザインやスタイルにこそ真の価値があることを表しています。

コスチュームジュエリーとは、宝石や貴金属を用いず、ガラスや貝、樹脂など多種多様な素材で制作されるファッションジュエリーのこと。

素材から解放され自由なデザインを提案できるコスチュームジュエリーを、20世紀初頭のポール・ポワレが先駆けとなり、以降シャネルやディオール、スキャパレッリなどフランスのオートクチュールのデザイナーたちがこぞって取り入れました。

やがてヨーロッパ、そして戦後はおもにアメリカで、コスチュームジュエリーは広く普及し、当時の女性たちに装う楽しみだけではなく、生きる活力、自由や自立の精神をもたらしました。

本展は20世紀初めから戦後に至るコスチュームジュエリーの歴史的展開を紹介する、日本初の展覧会です。

小瀧千佐子氏による世界的に希少なコレクションからジュエリー約450点と、当時のドレスやファッション雑誌などの関連作品を通して、その魅力を堪能できます。

 

展覧会のみどころ

 

コスチュームジュエリーを取り上げた、日本初の展覧会

 

 

コスチュームジュエリーの研究家・コレクターである小瀧千佐子氏が、長い年月をかけて収集したコスチュームジュエリーを展示します。

その数は約450点に上り、世界的にも希少なコレクションです。

 

 

近年日本ではファッションに関する展覧会が頻繁に開催されるようになりましたが、その多くはドレスが主役です。

 

 

コスチュームジュエリーに焦点を当て包括的に紹介する展覧会は今回が日本初であり、1点もの、あるいはごく少数しか制作されなかったコスチュームジュエリーが一堂に会す貴重な機会です。

シャネルやディオール、イヴ・サンローランなどよく知られているフランスのオートクチュールのファッションデザイナーから、

 

 

サルバドール・ダリやマン・レイなどシュルレアリストと親交を結んだエルザ・スキャパレッリ、

 

 

日本で初めて紹介されるジュエリー・デザイナー、コッポラ・エ・トッポや、

 

 

リーン・ヴォートランなどによる、見ごたえのあるジュエリーが数多く展示されます。

 

パリのオートクチュールからヨーロッパ、アメリカまで、コスチュームジュエリーの歴史的展開を辿る

 

 

コスチュームジュエリーの歴史は、20世紀初頭にパリのファッションデザイナーであるポール・ポワレが先駆けとなり、その後シャネルやスキャパレッリ、ディオールなど名だたるオートクチュールのデザイナーたちが取り入れたことに始まりました。

 

 

やがて需要が高まると、ヨーロッパ各地でコスチュームジュエリーの制作を専門にする工房が生まれ、職人の高度な技術がジュエリーの美しいデザインを支えました。

 

 

そして戦後、プレタポルテや大量生産の既製服といったマスプロダクションのファッションが主流となり、より量産体制を確立したアメリカで、コスチュームジュエリーは広く普及します。

 

 

ヨーロッパとは異なり宝飾文化がなかったアメリカでは大変ユニークなデザインが数多く誕生しました。

 

 

衣服に加えコスチュームジュエリーの登場によって、各々、より自由にスタイルを選択できるようになった歴史から、ファッションは自己を豊かに表現するため重要な手段であるというメッセージを読み取ることができるでしょう。

トリファリ《ペアクリップ “テノールフィッシュとマーメイド”》 デザイン:ジョセフ・ワィッツ 制作:トリファリ、クラスマン&フィシェル社 制作年:1940年 制作国:アメリカ 素材:エナメル彩メタル、ラインストーン、ガラスペースト

ケネス・ジェイ・レーン《ネックレス “ジャッキー・オナシス スタイル”》 デザイン/制作:ケネス・ジェイ・レーン 制作年:1970年 制作国:アメリカ 素材:カボションガラス、ラインストーン、メタル

 

ドレスや香水瓶、ファッション雑誌など、愛知県美術館限定の出品作品

 

 

本展は昨年12月に東京のパナソニック汐留美術館から始まった巡回展(その後京都、愛知、宇都宮、北海道に巡回)です。

 

 

愛知県美術館では広い展示スペースを活かして、コスチュームジュエリーのほかにポール・ポワレ、シャネルやディオール、イヴ・サンローランなどのドレスやスーツを展示します。

ドレスに合わせてコーディネートしたコスチュームジュエリーをともに展示する試みもみどころの一つです。

さらに香水瓶やファッション雑誌、ファッションプレート(ファッション雑誌などの挿絵・図版)といった充実した関連資料を通して、コスチュームジュエリーやそのデザイナーを多角的に紹介します。

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