宇宙文化に関連する商品を企画・開発・販売している「宙だよりスタジオ」は、宇宙を旅して帰還した世界で初めての宇宙金箔を、淡路島の蔵元「千年一酒造」の大吟醸酒に浮かべ、宇宙金箔大吟醸酒を創出、2024年3月1日から販売しています。
そして売り上げの一部は能登半島と福島の被災地復興支援に役立てられます。
宙だよりスタジオ「宇宙金箔大吟醸酒」
千年に一度と言われる2011年3月の巨大地震、津波、そして原発事故。
東北は、今なお復興の果てしない道のりを歩んでいます。
さらに2024年1月1日には能登半島を大地震が襲いました。
宙だよりスタジオは、こうした被災地復興を応援するために、前例のない計画を実行しました。
石川の金箔を宇宙に旅させ、その金箔を最高の日本酒に浮かべた「宇宙金箔大吟醸」を創生。
その売り上げの一部で被災地復興を支援しようというものです。
宇宙の文化利用の先端をゆく一般財団法人ワンアースの協力を得て、日本、米国、そして欧州の宇宙機関まで巻き込んで宇宙フライトは実現しました。
さらに、肝心なお酒ですが、1995年の阪神淡路大震災で未曾有の被害を受けた淡路島の千年一酒造が立ち上がりました。
淡路島で百年以上、伝統の技法を守り続けるこの酒蔵は「阪神淡路大震災の時、日本中から助けてもらったおかげで酒造りを再開できた。
今度は我々が被災地を支援する番だ」と大いに賛同してくれました。
こうして、大震災を乗り越えた淡路島から宇宙の旅を経て復興にエールを送る物語りが始まったのです。
宇宙金箔大吟醸は世界にただひとつ。
飲む復興支援が動き出しています。
世界にただひとつ。その理由
宇宙金箔大吟醸酒は世界にただひとつ、と言う理由には、次の3つがあります。
1つ目は、宇宙を旅した金箔が入っていること。
日米欧が協力して金箔を宇宙に打ち上げ、国際宇宙ステーション船内に保管されて地球を周回し、無事、地上に戻ってきました。
これは科学的な理屈は抜きにして、宇宙のロマンと母なる地球の生命力を宿したパワーゴールドと言えるのではないでしょうか?この金箔を浮かべるのは、もちろん日本最高峰の銘酒でなければなりません。
これを飲む人は、ロマン溢れる金箔の旅路に思いを馳せるだけで、至福の陶酔に誘われるでしょう。
2つ目は、復興への情熱です。
1995年の阪神淡路大震災で大打撃を受けながらも周りの人たちの支援を受けて蔵を建て直し、頑固に酒造りを続けてきた「千年一酒造」との出会いです。
淡路島は古事記の冒頭を飾る国生みの島、ここから復興に邁進する東北・福の島へ、そして甦る能登への輝かしいエールが込められているのです。
3つ目は、異分野のプロフェッショナルたちの奇跡的なコラボです。
宇宙へ行く容器にフィットさせるために、金箔を小容量化する方法を考案した金沢の株式会社ゴールデンバロール、宇宙フライト機会の確保と欧州宇宙機関のモジュールに設置する実験装置への組み込みを可能にした有人宇宙システム株式会社(JAMSS)、計画全体を取り纏めた一般財団法人ワンアース、そして最高の酒を造ってくれる千年一酒造株式会社、「紲」の揮毫を快く引き受けていただいた書家である南岳様、宇宙的デザインに仕上げてくれた高松の有限会社ドリームネットワークアクティビティ。
このような異分野の第一人者たちが、復興への情熱の絆で結ばれたからこそ、この類い稀なお酒が完成したのです。
売り上げの一部で復興支援
宙だよりスタジオは、次世代に何かを残すことに繋がるような企業活動を目指しています。
今世界では多くの「社会還元型マーケッティング」プロジェクト、例えば
・American Express(クレジットカード)を利用すると1セントが自由の女神の修復に寄付されるプロジェクト
・航空会社「jetBlue」(LCC)の航空運賃の一部で、貧困地域の子供たちに本を届けるプロジェクト
・メガネ会社「Warby Parker」は眼鏡を1つ販売すると眼鏡を必要としているのに持つことができない人に1つ届くプロジェクト
などのプロジェクトが運営されています。
宙だよりスタジオも、企業が販売すべきはモノを通じた「ミッション」であるという理念のもと、今回は売り上げの一部は能登半島と福島の被災地復興に役立てます。
技術情報
□ 宇宙金箔の準備
・金の澄(ずみ 約1/1,000mmの金)を極端に小さいロケット積載容器(内容量16×58×4mm)の大きさに36枚重ね折りたたむ作業
・帰還後金沢の金箔職人さんが、それを広げて、さらに1/10の厚みにし、それを粉々にしてお酒に入れられるようにします。
<2023年3月、宇宙へ、ISSに1ヶ月滞在>
・2023年1月に金箔を有人宇宙システム(JAMSS)さんに引き渡しました。
・フロリダ州ケネディ宇宙センターにて米宇宙企業スペースX社のFalcon 9ロケットに搭載
・2023年3月に打ち上げ、ISS(国際宇宙ステーション)に約1ヶ月滞在し、地球に帰還しました
□ お酒の準備
<2022.8. 千年一さんを訪問>
写真にありますように入り口に置かれていたお酒の菰樽に「照宇宙」と書かれているのを見て、不思議な縁を感じました。
上野山社長とお会いして、今回のプロジェクトの話をしますと「阪神大震災の時には、本当にいろんな方々に助けられました。
次は、我々がお返しする番だ」と快くプロジェクトへの参加を了解いただきました。
<千年一酒造さんのことを詳しく伺う>
全国新酒鑑評会で5度金賞を獲得2000年、2001年、2011年、2012年、2015年『全国新酒鑑評会』金賞を獲った大吟醸『千代の縁』。
そこで、今回企画の宇宙金箔酒はこの「千代の縁」をベースに宇宙金箔を浮かべることにしました。
<淡路島という地との縁>
世界で初めての宇宙冒険を果たした超極薄金箔が、古事記の中で国造りの神の島と伝えられる淡路島の伝統ある酒蔵元に降り立ち、大吟醸酒と結合して宇宙ロマンの香る特別な宇宙金箔大吟醸酒が誕生しました。
これは、古代と今、宇宙と淡路島とを結ぶ夢とロマンの物語です。
購入方法
プロジェクト名:宇宙金箔大吟醸酒「紲」(能登・福島復興支援)
受注開始:2024年3月1日~ (お届けは3月末から順次行います)
販売商品(価格は税込、送料込み):
・宇宙金箔大吟醸酒(720ml)【大切な人へのプレゼント用も可】 10,000円/本
精米歩合38%の山田錦を低温でじっくり醸されたお酒です。
・宇宙金箔大吟醸しずくどり蔵内限定酒(720mlシリアルNO.) 30,000円/本
圧をかけずに自然に落ちる酒のしずくを集めた当蔵最高品質のお酒です。
購入方法(20歳以上の方に限ります):
・宙だよりスタジオ オンラインストア ほか