明治学院大学国際平和研究所は、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターと共催で、2024年1月20日(土)にシンポジウム「戦争、国家、失われた故郷―北方領土×硫黄島」を開催します。
本シンポジウムでは、戦後80年を目前として今なお、国境離島において故郷に帰ることのできない人々がいる現実と、その歴史の継承について学びます。
明治学院大学国際平和研究所「戦争、国家、失われた故郷―北方領土×硫黄島」
日時 :2024年1月20日(土)14:00~17:00
場所 :明治学院大学白金キャンパス2301教室
開催方法:対面
参加費 :無料
申込方法:不要
【おもな内容】
(1) 基調講演
「国境島嶼史・北方領土史について」
岩下明裕(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授、NPO法人国境地域研究センター副理事長)
「硫黄列島史・小笠原諸島史について」
石原俊(明治学院大学社会学部教授、国際平和研究所所員、全国硫黄島島民3世の会顧問)
(2) パネルディスカッション
「島民子孫の歴史継承の取り組みについて」
北方領土:久保浩昭(北方領土国後島元島民2世、旧逓信省千島回線陸揚庫保存会会長)
硫黄島 :西村怜馬(硫黄島旧島民3世、全国硫黄島島民3世の会会長)
羽切朋子(硫黄島旧島民3世、全国硫黄島島民3世の会副会長)
コメント:岩下明裕、石原俊、鈴木英生(毎日新聞オピニオン編集部専門記者)
司会 :山田淳子(北方領土歯舞群島志発島元島民3世、写真家)
登壇者 :岩下明裕、石原俊、久保浩昭、西村怜馬、羽切朋子、鈴木英生、山田淳子
明治学院大学について
創設者は“ヘボン式ローマ字”の考案や和英・英和辞書『和英語林集成』の編纂、聖書の日本語訳完成などの業績があるヘボン博士。
建学の精神である「キリスト教による人格教育」と学問の自由を基礎とし、ヘボン博士が貫いた“Do for Others(他者への貢献)”を教育理念としています。
広く教養を培うとともに、各学部学科において専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけた人間の育成を目指します。
2023年は創立160周年を迎え、2024年には本学初の理系学部「情報数理学部」を開設します。