自治体向けの業務支援を行う「G-Place」と国士舘大学政経学部が1か月間にわたり行った共同プロジェクト「目指せ食品ロス・ゼロ!ミッションin国士舘大学」の成果発表会を実施。
プロジェクトでは、G-Place社の提供する自治体向けフードシェアリングサービス「タベスケ」を採用する自治体が共通に抱える事業課題に対し、国士舘大学政経学部の3つのゼミナールが解決策を検討しました。
G-Place「目指せ食品ロス・ゼロ!ミッションin国士舘大学」成果発表会を実施
発表会実施日:2023年7月12日
プロジェクト実施期間:2023年6月12日~7月12日
参加ゼミナール:国士舘大学政経学部
・担当教員 赤石秀之(専門・環境経済学) 学生数15人
・担当教員 佐藤恵(専門・財務会計) 学生数18人
・担当教員 柴田怜(専門・経済政策) 学生数16人
『アイディアで未来をつくる、創造総合商社』を掲げ、さまざまな分野で独自性のある商品やサービスを提供している「G-Place」
創業から一貫して、全国自治体のごみ減量促進を支援しています。
また、再生可能エネルギーに関する資材や再生樹脂製品の販売、天然由来成分にこだわったオリジナルの化粧品や雑貨類の企画・販売、海外家電製品の輸入販売なども実施。
現在では海外にも拠点を設け、積極的に事業を展開中です。
今回のプロジェクト「目指せ食品ロス・ゼロ!ミッションin国士舘大学」が実施されたのは6月12日から7月12日までの1か月間。
国士舘大学政経学部の専門の異なる3つのゼミナールが当社の提供する課題に取り組み、7月12日に成果発表会が行われました。
「G-Place」が「目指せ食品ロス・ゼロ!ミッションin国士舘大学」で解決を目指した課題
「タベスケ」を利用してフードシェアリング事業を行う自治体が共通に持つ課題として、食品を掲載する店舗(協力店)の確保とその利用率向上が挙げられます。
今回のプロジェクトではこの点をテーマに、学術的な視点、学生の率直な視点で改善策を検討しました。
プロジェクト結果、最終発表会内容
3つのゼミナールの学生が全11チームに分かれて課題を検討し、最終発表会ではチームごとに課題と感じた点とその課題に対する解決策について発表を実施。
各チームがそれぞれの視点から課題を整理した結果、地域スポーツチームとの連携や訪問介護利用者への利用促進などの独自性のあるアイディアが出されました。
一方で、SNSの積極活用や地域イベントでの普及活動など複数のチームに共通するアイディアもあり、学生の視点で見た際に共通して認識される課題も示された結果に。
最終発表会には現在タベスケを運用している江戸川区の担当者にも参加いただき「イベントでのPRやSNSの活用などの案は参考にしたい」とのフィードバックを得ました。
「G-Place」における今後の取り組み
G-Placeでは今回のプロジェクトで得た提案を参考に、システムの機能改善、サービス周知手法の多様化を検討。
システムの機能改善としては2023年度末のリリースを目安にシステムの改修を進め、現在サービス提供中の全自治体に対しより良い利用環境を提供することを目指します。
国士舘大学 担当教員からのフィードバック
実際の企業課題を題材とした学習は初めてでした。
学習を進めるうちに、今自分たちの取り組んでいる課題が実際に多くの人々が関わる現実社会に繋がっていることを学生が理解していったように感じました。
検討の過程においては実社会におけるトレードオフの関係に直面することもあり、解答を見出すためのグループワークでは机上の学習を実際の社会課題の分析に生かすことに非常に苦労したと思います。
ですが企業や自治体関係者に対して結果報告を行うために、ギリギリまで試行錯誤を繰り返し、発表に望む姿が見られました。
互いに尊重しあい、最後までより良い解答を求めたことは学生にとって得難い経験となりました。
また、普段直接目にすることのないBtoB企業の社会貢献を知る機会となり、学生のキャリア形成の幅を広げる意味もあったと捉えています。
食品ロス解決に向け、 自治体フードシェアリング事業の課題に対し 国士舘大学政経学部3ゼミが解決策を検討するプロジェクト。
成果発表会が実施された「目指せ食品ロス・ゼロ!ミッションin国士舘大学」の紹介でした。