「ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所(IBS)」では、グローバル化社会における幼児期からの英語教育の有効性や重要性に関する情報を定期的に発信中。
今回は「IBS」が公開した公立小学校としては国内初のイマージョン学級設置校の取り組みについて紹介していきます。
ワールド・ファミリーバイリンガル サイエンス研究所
「ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所(IBS)」では、グローバル化社会における幼児期からの英語教育の有効性や重要性に関する情報を定期的に発信しています。
2020年度から公立小学校としては国内初のイマージョン学級を設置した愛知県の豊橋市立八町小学校。
八町小は、2020年度より、国語と道徳以外の教科は主に英語を使って学ぶイマージョン学級を開設し、2年半が経過しています。
八町小イマージョン学級の目標は、「子どもたちがイマージョン授業を通じて学習指導要領の内容を習得すること」です。
イマージョン教育とは、バイリンガル教育の一つの形態で、学校の教科を二つの言語(母語ともう一つの言語)で指導し、両方の言語を読み書きレベルまで育て、さらに二つの社会文化を受容できることを目的にしています。
2022年10月24日には、「豊橋版イマージョン教育」の質を高めるべく、1年生を対象とした算数の研究授業および研究協議会が行われました。
授業案からは、算数の目標「繰り上がりのある計算の仕方を考えたり説明したりできるようになる」と英語の目標「繰り上がりのある計算で使用する算数用語や表現に英語で慣れ親しむ」の両方が立てられることが判明。
そして、授業中に使う単語や文、それらを理解・使用させるための支援が事前に計画されていることがわかりました。
さらに、授業中の教師と児童のやり取りでは、この計画が効果的である様子が観察されました。
IBSは、5回目となる視察・意見交換に加え、初の試みとして授業案に対するアドバイスを実施。
授業案や児童の英語力、学習状況などの情報が八町小より提供されたことで、英語力が不十分な子どもが学べるようにするための授業づくりについて理解を深める貴重な機会となりました。
また「なぜ、英語力がまだ不十分な子どもたちでも、英語を使って教科を学べるのか?」の理由や授業づくりの課題について考察した記事が前編・後編で公開されました。
イマージョン学級を設置した豊橋市立八町小学校の取り組みを紹介。
イマージョン学級に関する情報などを発信している、ワールド・ファミリーバイリンガル サイエンス研究所の紹介でした☆