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研究成果とコレクションを3部構成で展示!たばこと塩の博物館「江上幹幸コレクション インドネシアの絣・イカット ~クジラと塩の織りなす布の物語~」

投稿日:2023年1月24日 更新日:

東京都墨田区にある「たばこと塩の博物館」にて、企画展「江上幹幸コレクション インドネシアの絣・イカット ~クジラと塩の織りなす布の物語~」を開催!

本展では、江上幹幸さんの研究成果とコレクションが3部構成で展示紹介されます。

 

たばこと塩の博物館「江上幹幸コレクション インドネシアの絣・イカット ~クジラと塩の織りなす布の物語~」

 

 

入館料:大人・大学生 100円

開催期間:2023年1月21日(土)~4月9日(日)

開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

会場:たばこと塩の博物館 2階特別展示室

 

東京都墨田区にある「たばこと塩の博物館」にて、企画展「江上幹幸コレクション インドネシアの絣・イカット ~クジラと塩の織りなす布の物語~」を開催!

インドネシアでは、地域ごとに色彩も意匠もさまざまな絣織り(イカット)が織られています。

民族考古学を専門とする江上幹幸さんは、製塩や交易をテーマに長年に渡り東部インドネシアで調査してきました。

本展では、江上幹幸さんの研究成果とコレクションが3部構成で紹介されます。

第1部では、江上幹幸さんの主な調査フィールドであるレンバタ島で蒐集したイカット約20点を展示。

レンバタ島のイカットは、伝統捕鯨で得たクジラ肉や塩、染料に必要な石灰など“海の恵み”を持つ「海の民」と、農産物や染料になる藍や茜など“山の恵み”を持つ「山の民」との交易なくしては生まれません。

全工程が手作業でつくられるイカットは、日常着・祭礼着として暮らしの中に息づき、結納品(婚資)としても重要なものになっています。

レンバタ島のイカットは、一見すると地味ですが、深い色合いの茜と藍で染められ、伝統的な意匠であるマンタのほか、人物の意匠などもみられます。

第2部では、「海の民」がすむラマレラ村を中心に、レンバタ島のイカットの背景にある暮らしと交易にスポットがあてられます。

イカットの制作工程や、塩・石灰など交易品の生産、伝統捕鯨、それらに基づいて機能する交易システムについて、江上幹幸さんと共同研究者である小島曠太郎さんによる写真などで解説されます。

さらに、イカット制作に不可欠なだけでなく、生活の様々な場面で重用されるヤシ利用の文化についても写真と実物資料で紹介されます。

そして第3部では、多くの島からなる広大なインドネシアのうち、フローレス島とその東の島々やティモール島西部で江上氏が蒐集してきたイカット約30点を展示し、その多彩なデザインを楽しめます。

布としての魅力を備えたイカット約50点のほか、多くの民族資料や写真を通して、インドネシア・レンバタ島ラマレラ村の素朴で力強い生活文化を学べる特別展示です☆

 

江上幹幸さんの研究成果とコレクションが3部構成で紹介される特別企画展。

2023年1月21日(土)から開催されている、たばこと塩の博物館「江上幹幸コレクション インドネシアの絣・イカット ~クジラと塩の織りなす布の物語~」の紹介でした☆

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