音楽

ピアニスト・小澤ともこのセカンドアルバム!Infrequent Seams「Cricket Wind」

投稿日:2023年1月17日 更新日:

Infrequent Seamsレーベルが、2023年11月に、アメリカ・ロサンゼルス在住のピアニスト小澤ともこ氏のセカンドアルバム『Cricket Wind』をリリース!

ジャズ、現代音楽、 インタラクティブ・プログラミングが統合された対話型音楽が収録されます☆

 

Infrequent Seams「Cricket Wind」

 

 

発売日:2023年11月11日(土)予定

収録曲:全6曲(Cricket Wind、Phasing、Streams of Talk、Group Talk No. 1、Group Talk No. 2、Group Talk No. 3)

 

Infrequent Seamsレーベルが、2023年11月にアメリカ・ロサンゼルス在住のピアニスト小澤ともこ氏のセカンドアルバム『Cricket Wind』をリリース!

『Cricket Wind』に収録された音楽は、小澤がカリフォルニア大学アーバイン校で博士号課程における最後の課題として、研究論文とコンサートという形で製作したもの。

このコンサートでは、2021年5月と7月の2回、xMPLという最新型テクノロジーを使ったパフォーマンスを多く開催する会場からライブ配信しました。

当アルバムは、そのライブレコーディングを収録した作品です。

研究のテーマは「Conversational Composition」(会話・対話型作曲法)

言語学である会話のさまざまな形やルールを、音楽の作曲法を用いて検証するという研究です。

曲の中で起きるさまざまな出来事や順序は、会話参加者(演奏者)の意思とそれぞれの出方次第で決まる構造。

つまり、曲自体が演奏者どうしの「会話」によって成り立っていることを意味します。

お互いが耳をすましあい、反応しあい、一緒に共同作業をしたり、ぶつかりあったり、独断で行動をしたり、立ち止まったり、あらゆる場面を表現しています。

小澤氏自身が日本でクラシック音楽を学び、10代をイギリス、20代はアメリカ・ボストンでジャズや近代音楽の作曲法を学んだように、さまざまな文化や音楽のジャンルに触れる中で培った経験から、「人と人とのつながりは、対話があって初めて成立するものだ」と強く思ったことがきっかけとなっています。

 

 

 

『Cricket Wind』に収録されているのは、現代音楽、ジャズ、即興、インタラクティブ・プログラミング(双方向・対話式プログラミング)が統合された、ジャンルを越えた対話型作曲・音楽。

『Cricket Wind』『Phasing』『Streams of Talk』の3曲は、ソロでありながら対話型プログラミングを使っているため、もう一人の自分との対話、想像上の複数の声との対話、自分と風、虫、鳥、木など自然界との対話を表現しています。

『Cricket Wind』は、世界的バイオリニスト・作曲家・インタラクティブ音楽の先駆者である木村まり氏が開発したモーションセンサーMUGICを用いており、『Streams of Talk』と『Phasing』は、ヤマハ「ディスクラビア」のMIDI機能を使ってプログラムされています。

このソロプロジェクトは、2021/2022年Ran Blake財団Earobic賞第1位を受賞しました。

『Group Talk』No.1~3の3曲は、クラシックのバイオリニストBlake Harrison-Lane氏、近代クラシックがメインのBella Pepke氏、ジャズ・ヒップホップ・即興音楽全般が専門のJoVia Armstrong氏、そしてクラシックとジャズ両方の影響を受けてきた小澤氏のカルテットとなっています。

 

ピアニスト・小澤ともこ氏がおくる、待望のセカンドアルバム。

Infrequent Seams「Cricket Wind」の紹介でした☆

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