「はらメディカルクリニック」が卵子凍結検討者を対象にしたアンケート調査を実施!
結果が公開されました。
はらメディカルクリニック「卵子凍結検討中の 869名を対象 アンケート調査結果」
集計時期:説明会から3か月後(一定の検討期間を経て冷静な判断が定着したしたと思われる)
対象者:説明会参加者869名
募集方法:登録メールアドレスに、アンケート依頼メールを送付
回答方法:ネット上で回答
回答インセンティブ:商品券1,000円相当
精子提供の生殖補助医療を提供している「はらメディカルクリニック」が、同院主催の同治療説明会に参加した、受診を検討する869名に対してアンケート調査を実施。
このうち、回答が得られた169名の回答データが公開されました。
同治療検討段階における意識調査データは希少であるため、以降における環境改善の一助となることを目的としています。
社会問題化する少子化を解消するためには、妊娠を希望する者に、その機会を最大化する医療行為を提供することが論理的帰結となります。
しかしながら以降の回答データからは、同治療を有用と認識しながらも、把握する時期が遅れたことを後悔する意見、費用などを理由に断念する意見などが多数見られます。
これらは体制的、人為的に改善が可能だと思われるため、生殖補助医療を主業とするはらメディカルクリニックは、官民一体の上、これらの改善を望んでいます。
まず、凍結時期が早いほど妊娠成功率により寄与するのは自明ですが、実態的には身体的に妊娠が難しくなりはじめる30代後半に興味を持つ傾向が見られます。
そのため卵子凍結を知った年齢が適切ではなかったとの回答が約65%を占めました。
また、大学生までに知りたかったという回答が約60%を占めています。
これらのことから、知る時期が遅くすぎたことを後悔している傾向が見て取れます。
同治療の効果を最大化していくためには、卵子凍結という選択肢があることをもっと周知する必要があると思われます。
次に、卵子凍結が人生設計において有効な選択肢となりうるとの回答は約86%を占めました。
また、説明会参加後3か月の時点で、「受診予定なし」「迷っている」を除けば、約70%が受診を進行中ということも判明。
そして同治療を友人、家族に教えたいとの回答は約90%もの割合を占めました。
自らの人生において有用では、という動機のもとに説明会に参加し、その後、大多数が受診に進んでおり、詳細を把握しても有用性への認識は揺るがないものとなっています。
また、その有用さゆえに、同じ悩みの者にも共有したいとの傾向が見られます。
一方で、卵子凍結をしないと決めた理由に費用をあげる割合が42%、
迷っている理由に費用をあげる割合が約36%と、本治療実施に至れない理由として、もっとも多いのが「費用負担」ということが明白になりました。
これが喫緊の最大課題、ボトルネックであると思われます。
妊娠を希望する者に適切な医療行為を最大限提供することが諸問題の解決につながる最適解であり、これらを行政による補助などで補完していくことが、現状での現実解であるとはらメディカルクリニックは考えます。
卵子凍結についての課題も見つかったアンケート調査。
はらメディカルクリニック「卵子凍結検討中の 869名を対象 アンケート調査結果」の紹介でした☆
※卵子凍結とは、生殖補助医療に使用可能な卵子を事前に凍結・保存する処置のこと。
卵子は加齢の影響より妊娠率が下がりますが、若い年齢で卵子を凍結しておくことにより、身体は年齢を重ねていても、妊娠率を高くする効果が期待できます。
国内では2010年ごろより処置が開始され、認知度が高まっています。
また、メルカリなど、治療の費用を会社が負担する制度を導入している事例も増えています。
※参考:メルカリ、多様な人材が活躍できる環境を目指し、 卵子凍結・0歳児保育支援制度を新たに試験導入