ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所は、「中田達也」准教授のインタビュー記事を公開。
語彙習得の研究から分かった効果的な英単語の学習法のポイント7つを紹介します!
ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所「中田達也准教授インタビュー記事公開」
取材:IBS研究員 佐藤 有里
「ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所」は、グローバル化社会における幼児期からの英語教育の有効性や重要性に関する情報を定期的に発信しています。
そんな「ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所」は、『英単語学習の科学』などの書籍を出版されている立教大学の「中田達也」准教授に、「英単語の効果的な学習法を考えるときのポイント」についてインタビューを実施。
英単語の効果的な学習法を考えるときのポイントが説明されています。
インタビュー内容
英単語の効果的な学習法を考えるときのポイントとして、「知識の広さ/深さ」、「単語の種類」、「知識の種類」、「アウトプットの種類」、「和訳/英訳」、「どれくらい長く覚えていたいか」、「どの学習段階か」の7つが紹介されています。
まず、効果的な学習方法は、どのような知識を身につけたいか(知識の広さ/深さ、単語の種類、知識の種類)、何ができるようになりたいか(書ける必要性、和訳/英訳)によって、効果的な復習スケジュールについては、どれくらい長く覚えていたいか、どの学習段階かによって変化。
また、どの学習方法、復習スケジュールにもメリット・デメリットはあるため、目的や状況に合わせてバランス良く組み合わせることが大切です。
また、語彙の知識は、「広さ(サイズ)」と「深さ」に分けることができ、「広さ」は単語数、「深さ」は、それぞれの単語についてどれくらい深く知っているかという質的な側面で測れます。
「語彙知識の九つの側面」の一番広く知られているPaul Nationのフレームワークもわかりやすく提示しています。
また、「たくさんの単語を覚えやすいけど使えるようにはならない」、「使えるようになるけど時間がかかる」、「短期間で覚えやすいけどすぐに忘れてしまう」など、どの学習方法にもメリット・デメリットがあることが語彙習得の研究成果からわかっています。
つまり、誰にでもどんなときにも効果的、という万能な「英単語の覚え方」はなく、7つのポイントを確認しながら、何をもって「効果」とするかを考え、いま優先するべき学習方法を判断したり、必要に応じて異なる学習方法を組み合わせたりすることがベストです。
効果的な英単語の学習法のポイント7つを紹介。
ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所は、「中田達也」准教授のインタビュー記事を公開しました。