こけら寿司のこけら屋総本店より、絶滅寸前だった高知県の伝統食文化「こけら寿司」が完全復活し、2022年8月2日(火)より販売開始!
今から約150年前の江戸時代から高知県ではこけら寿司がハレの日には欠かせないものでしたが、現在、高齢化、そして過疎化が進んでしまいこけら寿司を食べる機会が大幅に減少しています。
そこで、高知県の伝統食文化をリブランディングし、認知促進・販路開拓することで高知県の伝統産業の振興を図ったこけら屋総本店。
日本国内外の多くの人に日本の伝統食文化こけら寿司を知ってもらう機会を創出し、再び伝統文化を活性化することを目的にしており、店舗に加えて通販でも購入可能です☆
こけら屋総本店「こけら寿司」
価格:2人前 1,600円(税込)~
販売開始日:2022年8月2日(火)
販売場所: 店舗、通販サイト
高知県名物「こけら寿司」とは、柚子酢を使った酢飯に焼鯖(サバ)のほぐし身を混ぜ込み、椎茸、人参、錦糸卵など沢山の具材を乗せて四角い木枠に柚子の酢飯と具材をどんどん何層にも重ねていく「押し寿司」
3升の米に対して30kg以上の重しで押さえ「投げても壊れんくらい」に固く仕上げた程良く固い食感も味も最高の押し寿司です。
こけら寿司を作る際には、木型に寿司飯を詰め、具材を並べ、その上にしきり板を置いて押す、を繰り返していきます。
寿司飯や具材を重ねていく様子は「幸せや喜びを重ねていく」という意味があります。
高知県では明治時代(約150年)から、祝いごとや神事、冠婚葬祭や出産祝い、還暦祝いなどの「ハレの日」には必ず親戚や近所の女性が大勢集まり、みんなで縁起を担ぎ、こけら寿司を作り食べられてきましたが、近年ではこけら寿司を作る家庭もほぼ無くなってしまいました。
高知の言葉で宴会の事を「おきゃく」や「よばれ」と言い、沢山作って家族や近所の人を招いて振る舞う文化があります。
昔は「○○さんちで、おきゃくがあるき、行こうよ」「うちで、よばれするき、来てくれよ」という言葉が飛び交っていました。
高知県民(土佐人)の心意気は、おもてなしが大好き。
女性が台所に立つことなしに、皆と一緒に宴に参加して楽しめるように考えられたのが皿鉢料理(さわちりょうり)であり、その中でも欠かせないのが、こけら寿司です。
昔はお米が貴重品で、普段はあまり食べれなかった事もあり、ハレの日など特別な祝いの席で振る舞う目的のこけら寿司は縁起物。
また、小さいサイズで大量のお米を食べられるように押し固めたこけら寿司は、相当な贅沢品で、誰からも喜ばれる一品でした。
しかし、時代とともに高齢化と過疎化が進み、「おきゃく」「よばれ」が減っていき、現在ではこけら寿司を作る機会も食べる文化も激減してしまいました。
そういった背景を踏まえて、見た目も味も世界に誇れるこけら寿司を継承するよう、また、若い人たちにも食べてほしいという思いで作られたこけら屋総本店のこけら寿司。
冠婚葬祭ではもちろん、高知県のお土産屋さんやサービスエリア、小・中学校の給食、また会社の社食のメニューにも並ぶ程にこけら寿司が復活していくようにという思いが込められています。
高知の伝統の味をお家で楽しめる!
こけら屋総本店「こけら寿司」は、店舗及び通販サイトにて、2022年8月2日(火)より販売です。