大塚雅彦監督が放つジェダイの絆と運命の闘い！ディズニープラス『スター・ウォーズ：ビジョンズ』／『The Elder』作品紹介

投稿日：2021年9月25日更新日：2022年10月16日

映画を超えた社会現象的エンターテイメント作品『スター・ウォーズ』シリーズを、日本を代表する7つのアニメスタジオが独自の「ビジョン」で新しい9つの物語として描き出すビッグプロジェクト『スター・ウォーズ：ビジョンズ』

ついに2021年9月22日(水) よりディズニー公式動画配信サービス Disney+ (ディズニープラス)で独占配信開始となる『スター・ウォーズ：ビジョンズ』、9つの物語の内の一つ『The Elder』を紹介します！

ディズニープラス『スター・ウォーズ：ビジョンズ』／『The Elder』作品紹介

『スター・ウォーズ：ビジョンズ』キービジュアル

配信開始：2021年 9月22日(水) 16時よりディズニープラスにて独占配信開始

世界最高峰のクオリティを誇る日本のクリエイターたち独自の“ビジョン”で描かれる全く新しい9つの物語『スター・ウォーズ：ビジョンズ』

9つの物語より、日本アニメ界を牽引するスタジオTRIGGERの大塚雅彦監督がジェダイの絆と運命の闘いを描いた作品『The Elder』を紹介します。

ストーリー／あらすじ

『The Elder』左ダン、右タジン

経験豊富なジェダイマスターのタジンと若いパダワンのダン。

訪れる者も少ない辺境宙域をパトロールしていた二人は怪しい気配を感じ惑星ハボに降り立つ。

星の住人から数日前に一人の老人が小型のスターシップで飛来したことを聞き、調査を開始する二人。

しかし老人が乗って来たスターシップを目にした時、タジンの脳裏に不吉な予感が漂い始める。

キャスト＆スタッフ

『The Elder』左ダン、右老人

キャスト：
タジン：土師孝也／デヴィット・ハーバー
ダン：中村悠一／ジョーダン・フィッシャー
老人：緒方賢一／ジェームズ・ホン

監督：大塚雅彦

本作を手掛けるのはTRIGGERの代表取締役でもある大塚雅彦監督。

『キルラキル』や『リトルウィッチアカデミア』などを手掛け、日本のアニメーション業界に欠かせないクリエイターの第一人者です。

大塚雅彦監督のコメント

『The Elder』老人

本作を手がける大塚雅彦監督、実は『スター・ウォーズ』を見たことがきっかけで映画の道を志したという筋金入りの『スター・ウォーズ』ファンなのです。

『スター・ウォーズ』が世代を超えて愛される理由について、「シンプルなプロット。最先端の映像。優れたデザイン。魅力的なキャラクター。神がかったBGM、印象的なサウンドエフェクト、タトゥイーンの夕陽」と大ファンならではの目線で次々と列挙する大塚監督。

「魅力を数え上げたらきりがありませんが、ついつい口真似のSE付きでライトセーバーを起動したくなるような、心の中にある『やりたいこと。見たいもの』を具現化してくれるからこそ『スター・ウォーズ』に魅力を感じるのだと思います」と熱く語ります。

そんな大塚監督が描いた本作には、ジェダイとパダワンの絆、ライトセーバーの闘いなど、ファン垂涎の『スター・ウォーズ』要素が盛り沢山。

本作のライトセーバーのアクションやキャラクター設定について、「アクション要素は必ず入れたいと思ったのですが、アニメーションの特性を考えると戦闘機や戦艦の戦いよりもライトセーバー戦の方が向いているだろうと考えました」と、ライトセーバーの戦いにフォーカスしたことを明かします。

「好みだけで言うともっと活劇要素を盛り込みたかったのですが、十数分の短編でそれをやってしまうと登場人物を描くための時間が足りなくなるので主人公たちの性格や関係性を描写しつつアクションも入るプロットを意識しました。マスターとパダワンの関係性はこれまでの作品とも違和感がないように気をつけたつもりです。ライトセーバー戦の殺陣、特に斬り合いが始まる前の対峙する瞬間の緊張感などに日本の時代劇の雰囲気を意識しました」

こう大塚監督が語るように、大ファン目線の計算され尽くしたプロットが本作の大きな魅力です。

時代設定は『ファントム・メナス』より以前の設定であるそうで、「この作品から『スター・ウォーズ』に入ってきてくれるファンを意識した」ことが理由。

その言葉通り、予備知識がなくても理解できる内容となっている本作、監督が「そこからジェダイ騎士やシスに興味が湧いたら是非映画も見て欲しいです」と熱く語る通り、『スター・ウォーズ』への導入として最適の一作となりそうです。

そして、本作が最後の監督作品になるかも知れないと明言している大塚監督。

「10年前の会社設立時から現場の仕事は減らしていくしかないと覚悟していましたが、実際にはあまり減らせていませんでした。その後、若いスタッフも育ってきて本当に経営や育成にシフトすべきかと考えていたところにこのお話しを頂き、区切りとするならこれ以上ない作品だと考えたからです」と真意を語り、本作にかける強い想いを滲ませていました。

『スター・ウォーズ：ビジョンズ』

「スター・ウォーズ：ビジョンズ」ロゴ

『スター・ウォーズ:ビジョンズ』はスター・ウォーズ』シリーズを、日本を代表する7つのアニメスタジオが独自に新しい9つの物語として描き出すビッグプロジェクトです。

本作『The Elder』のほか、同じくTRIGGERの今石洋之監督が手がける『THE TWINS』、神風動画制作の『The Duel』（水﨑淳平総監督）、キネマシトラス制作の『村の花嫁』（垪和等監督）、サイエンスSARU制作の『T0-B1』（アベル・ゴンゴラ監督）と『赤霧』（チェ・ウニョン監督）、ジェノスタジオ制作の『のらうさロップと緋桜お蝶』（五十嵐祐貴監督）、スタジオコロリド制作の『タトゥイーン・ラプソディ』（木村拓監督）、プロダクションI.G.制作の『九人目のジェダイ』（神山健治監督）で構成されています。

ジョージ・ルーカスが黒澤明作品や日本文化から多大な影響を受け制作した『スター・ウォーズ』のルーツとも言える日本へ、ルーカスフィルムが強いリスペクトを込めた『スター・ウォーズ』史上初の一大アニメプロジェクト。

『スター・ウォーズ』の創造のルーツとなった日本、そしてその日本から誕生する、『スター・ウォーズ』の新たな物語への期待が一挙に高まります！