ディズニー史上最も悪名高く、ファッショナブルな伝説の悪役クルエラの若き日々を描いた実写映画『クルエラ』
劇中では物語の舞台である、パンクムーブメント吹き荒れる70年代のロンドンで人気を博した楽曲や、クルエラの活躍を彩る楽曲が多数使用されています。
今回は、そんな『クルエラ オリジナル・サウンドトラック』の魅力を徹底解説!
新たに書き下ろされたエンドソング『Call me Cruella』、柴咲コウさんの日本版エンドソング『コール・ミー・クルエラ』のMVとあわせて紹介していきます。
ディズニー実写映画『クルエラ オリジナル・サウンドトラック』
ふたりのアカデミー賞受賞俳優(エマ・ストーンとエマ・トンプソン)の競演?それとも、全編を彩る豪華なファッション?
ディズニー映画『101匹わんちゃん』と『101』でお馴染みのヴィラン、クルエラ・ド・ヴィルの若かりし時代を描いた『クルエラ』は、さまざまなアングルで楽しめる映画です。
でももうひとつ重要なアングルを挙げるとしたら、それはずばり音楽。
ミュージカルでこそないものの全編隙間なく音楽で埋め尽くされていて、しかもジャズからファンクまで多様なジャンルを網羅していますが、中でも大半を占めるのは60~70年代のロック。
パンク・ムーヴメントが起きた70年代末のロンドンが舞台の映画とあって、ザ・ローリング・ストーンズからデヴィッド・ボウイにザ・クラッシュまで当時街角で聴こえていただろうサウンドが、“エステラ”と名乗ってファッション・デザイナーを志していた頃の、クルエラの破天荒な生き様に寄り添っているのです。
あまりにも曲数が多くてサントラ盤に収められているのが全てではありませんが、例えば60年代のサイケデリック・ロックならザ・ドアーズ、ガレージ・ロックならイギー・ポップ率いるストゥージズ(エステラの仲間であるアーティ役のジョン・マックレアが名曲『I Wanna Be Your Dog』をカバー)、70年代のプログレッシヴ・ロックならスーパートランプ、ハード・ロックならクイーン……と、スタイルの異なるバンドを続々フィーチャー。
シーンの空気感やキャラの心境に絶妙にシンクロした選曲がなされていることは、言うまでもありません。
そしてパンク勢を代表しているのは、ニューヨーク出身のブロンディと、前述したロンドン出身のザ・クラッシュ。
両者ともまさに、斬新なデザインでファッション界に衝撃を与えたクルエラの姿にも重なる、先駆的バンドでした。
これらに加えてサントラ盤には、新たに書き下ろされたエンドソング『Call me Cruella』を収録しています。
今のイギリス音楽界を代表するシンガー・ソングライターのひとり、フローレンス・ウェルチ率いるフローレンス・アンド・ザ・マシーンがオリジナル・ヴァージョンを、日本語吹き替え版でクルエラの声を担当した柴咲コウさんが日本語ヴァージョンを、それぞれ内なるヴィランを全開にして熱唱。
その『コール・ミー・クルエラ』もやっぱりビンテージ感溢れるロックテイストに仕上がっていて、映画の終わりにしっくりと耳に馴染むはずです。
かつては若者の声を代弁していたものの、今ではすっかりヒップホップやダンス・ミュージックに主役を奪われているロック。
そういう意味で『クルエラ』は、自由と反抗の象徴だったロックの魅力を、ストーリーとの相乗効果で再確認させてくれるかもしれません。
『クルエラ オリジナル・サウンドトラック』(日本版)発売情報
デジタルアルバム 配信中 / CD 2021年6月23日(水)発売 [UWCD-1104 税込2,750円]
試聴/購入はこちらから:https://umj.lnk.to/Cruella
『クルエラ オリジナル・サウンドトラック』トラックリスト
1. 「Call me Cruella」 - フローレンス・アンド・ザ・マシーン(エンドソング)
2. 「ブラッディ・ウェル・ライト」 - スーパートランプ
3. 「ウィスパー・ウィスパー」 - ビー・ジーズ
4. 「ファイヴ・トゥ・ワン」 - ドアーズ
5. 「フィーリング・グッド」 - ニーナ・シモン
6. 「ファイアー」 - オハイオ・プレイヤーズ
7. 「胸いっぱいの愛を」 - アイク&ティナ・ターナー
8. 「オーロラの救世主(2012バージョン)」 - エレクトリック・ライト・オーケストラ
9. 「ストーン・コールド・クレイジー(2011リマスター)」 - クイーン
10. 「どうせ恋だから」 - ブロンディ
11. 「ステイ・オア・ゴー」 - ザ・クラッシュ
12. 「アイ・ラブ・パリ」 - ジョージア・ギブス
13. 「私の心はバイオリン」 - ケン・ドッド
14. 「アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ」 - ジョン・マックレア
15. 「カム・トゥゲザー」 - アイク&ティナ・ターナー
16. 「コール・ミー・クルエラ」 - 柴咲コウ(日本版エンドソング)
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文:新谷洋子