ディズニー映画『ラーヤと龍の王国 オリジナル・サウンドトラック』

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ジェネイ・アイコによるエンドソング 「リード・ザ・ウェイ」も収録!ディズニー映画『ラーヤと龍の王国 オリジナル・サウンドトラック』

投稿日:2021年3月23日 更新日:

ディズニー映画『ラーヤと龍の王国』のオリジナル・サウンドトラックのデジタル配信がスタート!

ジェネイ・アイコが歌うエンドソング 「リード・ザ・ウェイ」も収録。

今回は、エンドソングを歌うジェネイ・アイコについてもあわせて紹介していきます。

 

ディズニー映画『ラーヤと龍の王国 オリジナル・サウンドトラック』

 

ディズニー映画『ラーヤと龍の王国 オリジナル・サウンドトラック』

 

配信日:2021年2月26日(金)よりデジタルアルバム配信中

2021年3月5日(金)に映画館とディズニープラス プレミア アクセスにて同時公開となるディズニー映画『ラーヤと龍の王国』

2021年2月26日(金)よりオリジナル・サウンドトラックのデジタル配信がスタート!

『ラーヤと龍の王国』は、<邪悪な魔物>によって“信じ合う心”を失った<龍の王国>をめぐり、ディズニーの新たなヒロインのラーヤが活躍する壮大なスペクタクル・ファンタジーです。

そんな『ラーヤと龍の王国』のエンドソング「リード・ザ・ウェイ」を歌唱するのは、2021年のグラミー賞にもノミネートされているアーティスト兼ソングライターのジェネイ・アイコ。

自分だけを信じ、ひとりぼっちで生きてきた王国の“最後の希望”である主人公ラーヤの信念と勇気を表現した、この春一番のエンパワーメントソングとなっています。

この曲に関してジェネイは、映画の中の“信じあう心”というテーマから曲のインスピレーションを受けたとし、「私がこの曲を大好きな理由は、明るくて、楽しくて、それでいて世界に向けたメッセージがしっかりあるから。今の世界にとってとてもタイムリーなメッセージがあるわ。信じること、周りを信じる最初のステップを踏むこと、そして実際に周りの人と一つになれた瞬間に、より一層何かを成し遂げたという気持ちになれることが曲のメインテーマとなっているの。これらは私が心の底から信じていることだったから、この曲を書くということは私にとって簡単なことだったわ」と話します。

 

ディズニー映画『ラーヤと龍の王国 オリジナル・サウンドトラック』トラックリスト

 

 

1 Lead the Way / リード・ザ・ウェイ

2 Prologue / プロローグ

3 Young Raya and Namaari / 幼いラーヤとナマーリ

4 Betrayed / 裏切り

5 Search for the Last Dragon / 最後の龍を捜して

6 Into the Shipwreck / 難破船の中へ

7 Enter the Dragon / 龍の登場

8 Fleeing from Tail / テイルからの逃走

9 Captain Boun / ブーン船長

10 Journey to Talon / タロンへの旅

11 Sisu Swims / シス―の泳ぎ

12 Dragon Graveyard / 龍の墓場

13 Escape from Talon / タロンからの脱出

14 Noi and the Ongis / ノイとオンギたち

15 Being People Is Hard / 人々でいるのは大変

16  Spine Showdown / スパインでの対決

17  Running on Raindrops / 雨粒の向こうへ

18  Plans of Attack / 襲撃の計画

19 Brothers and Sisters / きょうだいたち

20 The Meeting / 対面

21 Storming Fang / ストーミング・ファング

22 The Druun Close In / 迫るドルーン

23 Return / 復活

24 The New World / 新しい世界

 

エンドソングを歌うジェネイ・アイコと『ラーヤと龍の王国』

 

 

2021年3月に登場したディズニーの新しいヒロインは、東南アジアをモチーフにした架空の王国に暮らすラーヤ。

2017年に日本公開された『モアナと伝説の海』のポリネシア系の主人公モアナに続く、ヨーロッパ文化圏以外の背景をもつ主人公です。

水の透明感、登場人物と、動物の躍動感をアニメーションでとらえた、『ラーヤと龍の王国』には、さまざまな文化をセレブレートしようという、ディズニーらしい目的があるのです。

 

 

本作に登場するクマンドラは架空の国ですが、東南アジアの国々での現地調査を重ねて製作されています。

オリジナル・ストーリーの脚本を担当したのは、ベトナム系アメリカ人のクイ・グエンとマレーシア系のアデル・リム。

ファッションから食べ物まで、はっきりとアジアを感じさせる描写が続き、旅行気分に浸れます。

声優もハリウッドで活躍するアジア系の俳優やコメディアンを起用。

そして、エンドソング「リード・ザ・ウェイ」を担当するのは、日本人の祖父をもつ、シンガーソングライターで詩人のジェネイ・アイコです。

 

ジェネイ・アイコ

 

ジェネイ・アイコは、サード・アルバム『キロンボ』が高い評価を受け、終わったばかりの第63回グラミー賞で主要部門のひとつ、最優秀アルバムと最優秀R&Bパフォーマンス、最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバムと3つの部門でノミネートされたばかり。

受賞こそ逃しましたが、どんどん知名度と人気が上がっています。

その彼女は、生まれも育ちもロサンゼルスの32才。

音楽業界に足を踏み入れたのは13才と、キャリアは長いのです。

アイドル的なボーイ・バンド、B2Kの妹分として2003年に15才でデビューするはずが、デビュー・アルバムの発売が中止に。

ラーヤは、バラバラになった世界を再び一つに取り戻す“最後の希望”。

逆境に陥っても、自分の進むべき道を見つけるのはアイコも同じ。

自分の意志でいったん学業に戻ってから、繊細に音を重ねたトラックに、透き通るようなソプラノ・ヴォイスを乗せる、だれにもまねできないスタイルを作り上げました。

同時に、「ナミコ」と名付けた娘を授かり、シングル・マザーとして育てる決心をした強い女性でもあります。

また、アイコは2013年に兄のミヤビを悪性腫瘍で亡くしました。

この事件によって、彼女の奏でる音楽に、祈りと癒しの響きが強くなっていきます。

結果、2016年のセカンド・アルバム『トリップ』でゴールド・セールスを記録しました。

 

 

もう一つ、彼女とラーヤとの共通点を挙げると、それは困難が起きても、手を差し伸べてくれる仲間がいることです。

大人気のクリス・ブラウンやピューリッツァー賞を受賞したケンドリック・ラマーといった超大物、ボーイフレンドの人気ラッパー、ビッグ・ショーンたちが、ジェネイ・アイコのキャリアで力を貸しています。

ところで、クマンドラの5つに分かれた国々の名前は、ハート(心臓)、ファング(牙)、タロン(鉤爪)、スパイン(背骨)、テイル(尻尾)であり、龍の身体の部位になっています。

つまり、一体化しないと機能しません。

 

 

アイコが書いた「水がくれる力 心に秘めた魔法 受け継がれる宝物(There's an energy in the water There is magic deep in our heart There's a legacy that we honor)」は、心と体をつなげて整える大切さを知っている彼女らしい、とてもスピリチュアルな歌詞です。

『ラーヤと龍の王国』の大切なキーワードが「水」であり、ドラゴンが水と空を駆け巡る青いシーンの美しさは、息を飲むほど。

ジェネイ・アイコは、再スタートのきっかけとなった2013年のミックステープ『Souled Out(意訳:魂の船出)』から、自分のキャリア、人生を「航海」に見立てており、そこにも水に親しんできたアジア系らしい感覚が読み取れます。

映画全体のスコアを担当するのは、『ダークナイト』でグラミー賞の最優秀スコアを受賞した大ベテランのジェームス・ニュートン・ハワード。

彼が手がける場面に沿った壮大な音楽と、ところどころ挟まれるアジアに寄せた旋律も、映画全体を盛り上げます。

まずはジェネイ・アイコの名前を覚えて、ぜひ。

 

映画を観る前と、観た後で印象が変わるのも、サウンドトラック鑑賞の楽しみのひとつ。

ディズニー映画『ラーヤと龍の王国 オリジナル・サウンドトラック』の紹介でした。

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ディズニー映画『ラーヤと龍の王国』作品紹介
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(エンドソングを歌うジェネイ・アイコと『ラーヤと龍の王国』/文:池城美菜子)

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