2022年秋に、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内に開業予定の「ジブリパーク」
スタジオジブリを代表する映画『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』など、それぞれの世界観が楽しめる5つのエリアが登場します。
今回は、そんな「ジブリパーク」のオススメスポットなどをまとめて紹介します☆
もくじ
「ジブリパーク」まとめ
開業予定:2022年11月1日 第1期開業予定(青春の丘、ジブリの大倉庫、どんどこ森)
開業場所:愛知県長久手市「愛・地球博記念公園」内
2022年に開業が予定されている、スタジオジブリを代表する映画の世界観が楽しめる「ジブリパーク」
「愛・地球博記念公園」内の広大な敷地に「ジブリの大倉庫」や「もののけの里」など、全5つのエリアが登場します。
2022年11月1日に「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリアが開園。
「もののけの里」「魔女の谷」は先行する3エリアの開園から概ね1年後の開園が予定されています。
今回は、そんな「ジブリパーク」のオススメエリアやスポットなどをまとめて紹介します☆
青春の丘エリア
主な施設の内容:
・ 地球屋(延約300平方メートル)木造一部鉄筋コンクリート造、2階建・地下1階
・ 猫の事務所(約3平方メートル)木造、平屋建
・ エレベーター塔(改修)(約20平方メートル)
・ ロータリー広場など
ジブリパークの象徴となるメインゲート「青春の丘エリア」
既存のエレベーター施設を改修し、映画『天空の城ラピュタ』や映画『ハウルの動く城』などの世界観をイメージさせる19世紀末の空想科学的要素を取り入れた内外装となります。
青春の丘エリアには、1995年に公開された映画『耳をすませば』の舞台をイメージした「地球屋」や「ロータリー広場」が登場。
映画『耳をすませば』に登場するアンティーク家具や時計の修理・販売を行う店「地球屋」と
電話ボックスや掲示板に電話機や貼り紙等を設置し、作品の雰囲気を演出した「ロータリー広場」は必見です!
さらに、映画『猫の恩返し』に登場する建物や家具、小物などがミニチュアサイズで制作された「猫の事務所」も設置されます。
ジブリの大倉庫エリア
主な施設の内容
・ ジブリの大倉庫(延約9,600平方メートル)[鉄筋鉄骨コンクリート造一部鉄骨造、2階建]
・常設展示室(5室) :約1,690平方メートル
・企画展示室 :約596平方メートル
・映像展示室(約170席):約 260平方メートル
・カフェ棟:約 299平方メートル
「倉庫」らしさと懐かしさを感じる、和洋折衷の建築空間が整備される「ジブリの大倉庫エリア」
映画『借りぐらしのアリエッティ』に登場するアリエッティやその家族が暮らす家と、彼女たちの目線で見た植物の茂る庭が大きなセットで表現された「床下の家と小人の庭」や
映画『天空の城ラピュタ』に登場する廃墟となったラピュタの庭園が制作された「天空の庭」や、空飛ぶ巨大な船が全長およそ6mのスケールで登場する「空飛ぶ巨大な船」
映画『となりのトトロ』の世界で遊べる部屋やスタジオジブリの世界がより深まる常設展示室、企画展示室、映像展示室、収蔵施設などが整備されます。
親子で楽しめる遊び場や売店と喫茶などが展開される、たくさんの楽しさが詰まった大空間です☆
どんどこ森エリア
主な施設の内容:
・ サツキとメイの家(既設)延約100平方メートル
・ どんどこ堂(高さ5.2m)木製遊具(想定利用人数:小学校低学年の児童5~6人)
・ 管理棟(延約30平方メートル)[木造、平屋建
・ サブゲート棟【改修・増築】(延約60平方メートル)鉄筋コンクリート造、平屋建
・ 散策路等
・ スロープカー(全長約80m)定員:8名
映画『となりのトトロ』の「サツキとメイの家」をメインに、昭和の田園景観をイメージした「どんどこ森エリア」
劇中内で「サツキ」と「メイ」のまいた種が早く眼を出すようにと、夜に「トトロ」たちと一緒に踊る「どんどこ踊り」から命名されました。
現在営業している「サツキとメイの家」に合わせ社がセットされるほか、高さ5.2メートルの木製遊具「どんどこ堂」、裏山に『となりのトトロ』の世界観を再現した散策路が整備されます☆
もののけの里エリア
映画『もののけ姫』のエミシの村とタタラ場をもとに、和風な里山的風景をイメージした「もののけの里エリア」
広場には、劇中に登場する「タタリ神」や「乙事主(おっことぬし)」のオブジェが設置される予定です。
ほかにも体験学習施設として「タタラ場」や「炭焼き小屋」のほか、休憩場所なども整備されます!
魔女の谷エリア
映画『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』などの北ヨーロッパ風の空間をイメージして整備される「魔女の谷エリア」
同エリアには『魔女の宅急便』の冒頭シーンに出てくる「キキ」の実家「オキノ邸」と庭園が展開されます。
ほかにも『ハウルの動く城』の物語を彷彿とさせる「ハウルの城」と荒地、休憩・レストラン棟などが登場予定です☆
「ジブリパーク」ティザーサイトオープン
オープン日:2022年2月1日(火)
テイザーサイトURL:https://ghibli-park.jp/
2022年2月1日に「ジブリパーク」のティザーサイトがオープンしました!
サイトでは「ジブリの大倉庫」を舞台にしたスタジオジブリ制作のビジュアルを初公開。
ビジュアルにはジブリ作品のさまざまな展示物が詰まった屋内施設「ジブリの大倉庫」の中央に位置する階段が描かれています。
コピーは「はじまりは、秘密がいっぱいの大倉庫。」
階段を上がった先には、どのような世界が広がっているのでしょうか・・・。
11月1日の第1期開園に向け、一足先にジブリパークへの来園イメージを膨らませることができるサイトです☆
※ジブリパークの最新情報は今後、公式サイトで段階的に発表される予定です
※公式サイトの運営・管理は株式会社ジブリパーク(名古屋市)が行います
愛知県観光動画『風になって遊ぼう。』
開設日:2022年1月27日(木)15:00~
特設サイト:愛知の公式観光サイト「Aichi Now」内
特設サイトURL:https://www.aichi-now.jp/kaze/
豊かな自然、モノづくりの伝統、多くの武将を生み出した歴史--。
そんな魅力あふれる愛知県ににオープンする「ジブリパーク」
「ジブリパークのある愛知」の魅力を、スタジオジブリが観光動画として描き出しました。
作品を貫いているのは、ジブリ作品に通底する、風や飛翔、走る喜びや、歴史を感じるノスタルジー。
ドローンによる空撮を中心とした映像を、映画監督の中川龍太郎氏、映像ディレクターのUssiy氏、音楽の岩崎太整氏が、愛知県を舞台に描き出します。
題字は鈴木敏夫プロデューサー、作中に登場する版画は、版画家・宮崎敬介氏の作品です。
愛知県観光動画『風になって遊ぼう。』ストーリー
森の中で、旅人が残した鞄から、羽根の版画を見つけた少女。
その脇を「風」が飛び去っていきます。
少女は、その「風」を追うままに、愛知県内各地を駆けぬけ、「サツキとメイの家」で、羽根を見つけます。
羽根を運ぶ風になって駆ける、少女の冒険物語です。
「ジブリパーク」メディア向け発表会
開催日:2022年1月27日(木)
2022年1月27日(木)、報道陣に向け発表会を開催。
当日は動画・キービジュアルの発表 及び ジブリパークの3エリアの概要紹介、そして実際のパークの工事現場での施設紹介が行われました。
キービジュアルの発表 及び ジブリパークの3エリアの概要紹介
登壇者:愛知県 大村秀章知事
まずは愛知県 大村知事より、ジブリパーク整備の経緯、概要紹ついて説明が行われました。
開園日は2022年11月1日に決定。
「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」が11月1日よりオープンします。
「ジブリの大倉庫」はもともと温水プールだった既存家屋を改修。
「どんどこ森」は散策路を整備する予定になっています。
観光PR動画・キービジュアル 「風になって、遊ぼう。」
登壇者:株式会社スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサー
動画上時間:4分22秒
続いて、株式会社スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサーによる観光PR動画とキービジュアルが発表されました。
観光PR動画「風になって、遊ぼう。」は、「ジブリパークのある愛知」の魅力をスタジオジブリの世界に沿って描いた観光PR動画。
県内の観光スポットを取り上げ、ジブリパーク来場者に県内周遊を呼びかける内容になっている、愛知県の魅力がたっぷり凝縮された4分22秒の動画になっています。
スタジオジブリが観光PR動画を手掛けるのは初めてのこと。
「実写のPR動画の監督にこの人物を選んだ理由はただひとつ。宮崎駿にそっくりなんですよ」
と笑いながら話してくださった鈴木敏夫プロデューサー。
オーケストラによるオリジナル楽曲を使い、実写で愛知県の名所をPRしてくれる動画になっています。
「ジブリパークのある愛知」の文字は鈴木敏夫プロデューサーによるもので、一緒にまっくろくろすけも描かれています。
この場所に訪れたのは2020年の11月以来という鈴木敏夫プロデューサー。
どんどん工事が進むジブリパークを見て、「よかった」「この仕事をやって本当によかった」と笑顔がこぼれます。
2020年11月当時、宮崎駿氏が「少しでも突っ込めるところがあったら文句を言おう」と言っていたそうなのですが、当日の雨模様の様子も実に趣があり、「これは吾朗に任せよう」と決めたそう。
ジブリパークの完成度については、「ぜひ期待をしてください!」と表現してくださいました。
宮崎吾朗監督による施設紹介・「ジブリパーク」工事現場視察
登壇者:ジブリパーク 監督 宮崎吾朗氏 ほか
続いて、宮崎吾朗監督による施設の解説が行われました。
「どんどこ森」の“どんどこ堂”は、坂などの道を登ってたどり着けるエリア。
登った先にはご褒美のように、大きな「トトロ」が待っています☆
「楽しみ方はみなさんが見つけてくださるのが一番いいなと思っています。」と期待の高まるコメントや、
「あと、変なところに“鈴木”という文字があるので探してみてください。」と意味深なヒントも!
その後、場所を移しジブリパークの「工事現場撮影会」が行われました。
2022年秋の第1期に開園する3エリアのうち、当日公開されたエリアは「青春の丘エリア」と「ジブリの大倉庫エリア」の2箇所。
「青春の丘エリア」はジブリパークの象徴となるメインゲート。
『天空の城ラピュタ』や『ハウルの動く城』、そして『耳をすませば』に登場する不思議なお店「地球屋」が再現される予定のエリアです。
取材時点では3月末の引き渡しに向けて工事中。
「地球屋」のそばには『猫の恩返し』の「猫の事務所」も!
現状の施設をなるべく残したいという想いを持ちながら作られていく「ジブリパーク」
現行のエレベーターは『天空の城ラピュタ』『ハウルの動く城』を想起させるデザインに改修が行われていました。
「ジブリの大倉庫エリア」は、常設展示室のほか、企画展示室、映像展示室、収蔵施設などが整備される予定の屋内エリア。
親子で楽しめる遊び場や売店と喫茶などが展開される、たくさんの楽しさが詰まった大空間です。
ここは、ジブリに関する展示会の際に制作された造形物などを保管するという役割も。
「ジブリの大倉庫」は温水プールだったところを壊さずに再利用。
じっくり展示を見て回ると2時間、3時間は楽しめるボリューム感になる見込みとのこと!
宮崎吾朗監督は、「順路はないので、ジブリ美術館以上に迷子になって楽しんで欲しい」とお話してくださいました。
スタジオジブリを代表する名作の数々をイメージした世界観を存分に楽しめるテーマパーク。
2022年に愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内に開業予定の「ジブリパーク」の紹介でした☆