記事ポイント
- 単行本・文庫・電子書籍の累計でシリーズ70万部を突破
- 『そして誰もゆとらなくなった』がAmazon総合1位に
- 『時をかけるゆとり』ほか全3作が文春文庫で読める
文藝春秋が刊行する朝井リョウさんのエッセイシリーズ「ゆとり三部作」が、単行本、文庫、電子書籍をあわせた累計発行部数で70万部を突破しました。
『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』『そして誰もゆとらなくなった』の3作はXでの投稿をきっかけに話題を集め、2026年10月9日には『そして誰もゆとらなくなった』がAmazon総合1位を獲得しています。
文藝春秋 朝井リョウ「ゆとり三部作」

- 著者:朝井リョウ
- シリーズ:「ゆとり三部作」(『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』『そして誰もゆとらなくなった』)
- 累計発行部数:単行本、文庫、電子書籍をあわせて70万部突破
- 出版社・レーベル:文藝春秋(文春文庫)
朝井リョウさんのエッセイシリーズ「ゆとり三部作」の累計発行部数が、単行本、文庫、電子書籍をあわせて70万部を突破しました。
シリーズは、文藝春秋から刊行中の『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』『そして誰もゆとらなくなった』の3作です。
70万部突破の帯は、これまで何度もかけ替えられてきた帯の最新版にあたります。

第一作『時をかけるゆとり』は朝井リョウさんの初エッセイ集で、大学生活から就職活動、社会人の日々までを収録しています。
2012年6月に単行本『学生時代にやらなくてもいい20のこと』として発売され、2014年12月に改題して文庫化されました。
第二作『風と共にゆとりぬ』は、2017年6月に単行本が発売され、2020年5月に文庫化されています。
収録の「肛門記」は、2025年9月に実施された感想募集キャンペーンで読者のお気に入りエピソード圧倒的1位に輝きました。
第三作『そして誰もゆとらなくなった』は、2022年8月に単行本が発売されました。
2025年7月の文庫化では2本の書き下ろしエピソードが加わり、三部作のうち最大ボリュームのエッセイが楽しめます。
新刊が出るたび、文庫化されるたびに新たな読者を獲得し、何度も版を重ねてきた14年にわたるロングセラーです。
2025年から三作すべてが文春文庫のラインナップに入り、「ゆとり三部作」として快進撃を続けています。

2025年9月には、アイドルグループ「カラフルスクリーム」のかれんさんが『そして誰もゆとらなくなった』についてXに投稿し、大きな注目を集めました。
かれんさんの投稿は「著者紹介で笑い取ってくるのズルい」というもので、大バズりとなりました。
2026年4月に『イン・ザ・メガチャーチ』で2026年本屋大賞を受賞した朝井さんを、書店店頭やテレビなどを通して知った多くの人が、同作とともに「ゆとりシリーズ」を手にする現象も起きました。
2026年10月には、出版社で働くれなさんが『そして誰もゆとらなくなった』について、「やばい。絶対読む本間違えた!!!!!」と語り始める一連のXポストを投稿しました。
れなさんは「病院の待合室で、カバンに入れていたこれを読んでいたんだけど、あまりに面白くて10分で3回は吹き出した」と綴っています。
続けて「なんでこんな面白いんだよ、朝井リョウ。」「同世代全員読んだ方がいいよ!でも電車とか病院とかはやめた方がいいと思うよ。完全に不審者になるからさ……!」と投稿しています。
この投稿が大バズりし、同作はいわゆる“チャート逆走”の様相を呈して2026年10月9日にAmazon総合1位を獲得しました。

2026年6月の55万部突破から5か月あまりで、70万部突破を達成しています。

朝井リョウさんは1989年、岐阜県生まれです。
2009年に『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞してデビューし、2012年『何者』で直木賞、2014年『世界地図の下書き』で坪田譲治文学賞、2021年『正欲』で柴田錬三郎賞を受賞しました。
『イン・ザ・メガチャーチ』で2026年本屋大賞を受賞し、ほかの著作に『スター』『武道館』『生殖記』などがあります。
時をかけるゆとり

- 判型:文庫判
- 定価(紙版):770円(税込)
- 電子版価格:601円(税込)
- 出版社:文藝春秋(文春文庫)
- ISBN:978-4-16-790253-7
『時をかけるゆとり』は、朝井リョウさんの初エッセイ集です。
大学生活から就職活動、社会人の日々までを収録し、シリーズの原点として読めます。
風と共にゆとりぬ

- 判型:文庫判
- 定価(紙版):825円(税込)
- 電子版価格:730円(税込)
- 出版社:文藝春秋(文春文庫)
- ISBN:978-4-16-791495-0
『風と共にゆとりぬ』は、シリーズ第二作にあたるエッセイ集です。
読者のお気に入りエピソード圧倒的1位に輝いた「肛門記」を収録しています。
そして誰もゆとらなくなった

- 判型:文庫判
- 定価(紙版):825円(税込)
- 電子版価格:800円(税込)
- 出版社:文藝春秋(文春文庫)
- ISBN:978-4-16-792386-0
『そして誰もゆとらなくなった』は、Amazon総合1位を獲得したシリーズ第三作です。
文庫化にあたり2本の書き下ろしエピソードが追加され、三部作で最大ボリュームのエッセイが楽しめます。
「ゆとり三部作」は、便意との戦い、恥辱のダンスレッスン、狂気のサイン会と、朝井リョウさんの「小説以外のほぼすべて」を3冊で味わえるエッセイシリーズです。
2026年本屋大賞受賞作『イン・ザ・メガチャーチ』とあわせて手に取りたくなる、笑いが止まらない文春文庫の3冊です!








