オペラ『蝶々夫人』を軸に生きる意味を問う長編小説!パレード『蝶々さんを探して―愛と祈りが、時を超えて結ぶ物語―』

『蝶々さんを探して』書籍表紙

記事ポイント

  • 山口明雄の長編小説『蝶々さんを探して』
  • 両親を失った少女がオペラ『蝶々夫人』と向き合う
  • 四六判566ページ、定価2,200円(税込)

 

長編小説『蝶々さんを探して―愛と祈りが、時を超えて結ぶ物語―』(著:山口明雄)が、2026年12月1日(火)にパレードから全国書店で発売されます。

両親を自死で失った少女が、初恋と出会い、喪失を経て自らの生き方を見つけていく物語です。

プッチーニのオペラ『蝶々夫人』をモチーフに、「蝶々さんは、なぜ死を選ばなければならなかったのか」と問いかけます。

 

目次

パレード『蝶々さんを探して―愛と祈りが、時を超えて結ぶ物語―』

 

  • 書名:蝶々さんを探して ―愛と祈りが、時を超えて結ぶ物語―
  • 著者:山口明雄
  • 出版社:パレード
  • 発売日:2026年12月1日(火)
  • ISBN:978-4-434-38728-9
  • 仕様:四六判/並製/566ページ
  • 定価:2,200円(税込、本体2,000円)
  • 販売先:Amazonの他、主要ネット書店、および全国の書店で予約受付中

 

『蝶々さんを探して』は、愛すること、生きること、そして社会の中で声を上げられないまま失われていく命の意味を問いかける長編小説です。

 

主人公・佐々木奈美(小学4年生)

 

主人公は、金沢で暮らす小学四年生の少女・奈美です。

人とのコミュニケーションが苦手な一方、聴いた音楽を正確に記憶し、再現する特別な能力を持っています。

ある夏、奈美は老舗酒造の一人息子で中学三年生の健壱と出会い、初めての恋をします。

母親の強い支配のもとで育った健壱も、奈美との出会いで生きる意欲を取り戻していきます。

しかしその秋、奈美の両親が自ら命を絶ちます。

高校生になった奈美は、健壱とともにオペラ『蝶々夫人』を鑑賞します。

愛する人を信じ、幸せを歌う蝶々さんに魅了される一方、自死の場面で両親の死の記憶がよみがえり、激しいパニックに襲われます。

やがて、大人たちの事情によって二人は引き裂かれます。

「蝶々さんの歌をぜんぶ歌えるようになったら、必ず聴きに行く」。

健壱の約束を胸に、奈美は東京で声楽を学びます。

「蝶々さんは、なぜ死を選ばなければならなかったのか」という奈美の問いは、さまざまな出会いと喪失を経て、社会の中で声を上げられずに亡くなった人々へと広がっていきます。

大学四年生となった奈美は、『蝶々夫人』の歌に自らの思いを込め、健壱に届けようとします。

二人は再び出会い、奈美は自分なりに見つけた答えを伝えられるのでしょうか。

愛と祈りが、時を超えて結ぶ物語です。

本作は、奈美と健壱の初恋を描くだけの恋愛小説ではありません。

二人は、家族や社会、制度、国家、そして自分たちの力ではどうにもできない運命に翻弄されながら、それぞれの人生を歩みます。

人は、周囲の環境や時代、偶然の出会いによって、本当に大切にしたいものとは違う道を選んでしまうことがあります。

過去を消すことはできなくても、過ちに気づいたあと、これからどう生きるかを選び直すことはできるはず。

著者はそう考えています。

失われた命を取り戻すことはできません。

それでも、その人が生きていたことを忘れず、次に同じように苦しむ人と出会ったとき、その手を取ることはできるかもしれません。

奈美と健壱の長い愛の物語を通して、生きることの意味を考える一冊です。

 

著者・山口明雄の近影

 

著者の山口明雄は、若い頃にNHKを辞めて作家を志し、小説現代新人賞を受賞して長編小説を刊行したものの、作家として生活することはできませんでした。

その後、小さな広報代理店を設立し、40年以上経営を続けています。

別の道を選んでいたらという悔しさが今も残る中、80歳になって、若い頃に志した長編小説の創作にもう一度取り組みました。

幾つになっても本当にやりたかったことに向き合う意味を示す挑戦であり、人生に何かをやり残したと感じる人にとって、希望や元気につながればという思いが込められています。

 

『蝶々さんを探して』書籍表紙

 

装丁は、物語の原点となる奈美と健壱が出会った海岸を描いています。

現実の風景の再現ではなく、シュールな造形と印象的な色彩で、美しい海と、これから二人を待ち受ける大きな世界や運命を表現しています。

山口明雄(やまぐち・あきお)は1945年、石川県加賀市生まれです。

高校時代に米国オレゴン州ヴァーノニア高校へ1年間留学し、1969年に東京外国語大学を卒業してNHKに入局。

帯広局、札幌局を経て、東京のドラマ部門に配属されました。

1977年に小説家を志して日本マクドネル・ダグラスへ転職し、宣伝・広報を担当。

1979年にペンネーム「岑亜紀良」で講談社・第31回「小説現代新人賞」を受賞し、1980年に光文社から長編小説『俺のブルースを聴け』を刊行しました。

1985年に広報代理店・アクセスイーストを設立して代表取締役に就任し、現在も務めています。

1990年には東映全国公開映画『ベストガイ』の原作を執筆しました。

2007年に『マスコミ対応はもう怖くない! メディアトレーニングのすべて』をパレードから出版し、その後も広報・メディアトレーニングの専門書を複数刊行。

2010年に小説『テレサ・イン・ネバーランド』、2015年にデンマークの絵本『ラスムス クルンプ クリスマスのぼうけん』を翻訳し、2026年に『蝶々さんを探して』をパレードから刊行します。

書籍の専用サイトも公開されており、物語、主要登場人物、『蝶々夫人』と奈美の関係、物語の舞台(金沢、酒蔵、東京、音大、禅寺など)、著者紹介を知ることができます。

 

『蝶々さんを探して―愛と祈りが、時を超えて結ぶ物語―』は、初恋と喪失を通して「生きること」の意味を問う566ページの長編です。

2026年12月1日の発売後は、Amazonや主要ネット書店、全国の書店で手に取れます。

予約は現在受付中です。

 

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