記事ポイント
- 2014年刊行の名著『ピクサー流 創造するちから』の増補改訂版
- エド・キャットムルの新規書き下ろしでページ数は約1.4倍
- ジム・コリンズとジョージ・ルーカスが推薦
『新・ピクサー流 創造するちから』が、2026年10月28日にダイヤモンド社から発売されました。
「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「リメンバー・ミー」を生み出し続けるピクサーの成功の秘訣を、共同創業者のエド・キャットムルが語る名著の増補改訂版です。
今回は新規書き下ろしが加わり、創造的な組織づくりの実践知がさらに深まっています。
ダイヤモンド社『新・ピクサー流 創造するちから』

- 書名:『新・ピクサー流 創造するちから』
- 著者:エド・キャットムル、エイミー・ワラス
- 訳者:石原薫
- 定価:3,080円(税込)
- 発売日:2026年10月28日
- 発行:ダイヤモンド社
- 判型:四六版・並製・576ページ
ピクサーは、世界初のフルCG長編アニメーション「トイ・ストーリー」をはじめ、「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」「リメンバー・ミー」など、時代を超えて愛される作品を数多く手掛けてきました。
その唯一無二の物語を生み出し続ける秘密は、クリエイティビティを生む組織体制とユニークな企業文化にあるとされています。
本書は2014年に刊行され、トップエンタテインメント企業の経営哲学を語った名著として読み継がれてきた『ピクサー流 創造するちから』の増補改訂版です。
ピクサーが世界的エンタテインメント企業になるまでの歩みと試行錯誤のすべてが語られます。
スティーブ・ジョブズ、ジョン・ラセターらと共にピクサーを創業し、ディズニー・アニメーションのトップにも立ったエド・キャットムルが、才能ある社員の創造性を最大限に発揮させるため、どのように組織をつくり上げたかを、その論理と体験とともに惜しみなく明かします。
新版ではエド・キャットムル自身による新規書き下ろしが追加され、ページ数は前作の約1.4倍にパワーアップしました。
メンバー一人ひとりが創造性を発揮するための組織づくりの実践知を示す一冊で、創造的な組織づくりを目指す人はもちろん、ピクサーのクリエイティビティの源泉を知りたい人にも向いています。
新規書き下ろし内容
新版で追加された書き下ろしでは、ピクサーの創造を支える仕組みが具体的に語られます。
ブレイントラストとは、ストーリー案に対し、経営者と制作メンバーが対等に意見を交換する文化で、その生まれた経緯が明かされます。
ブレイントラストを経て、2016年のディズニー映画「ズートピア」の世界観がどのように変化したかも収録されています。
次々と新しい挑戦をするピクサーが、ハイリスクな課題を検討する際に用いている判断軸も紹介されます。
「スリーピッチルール」を通じて「リメンバー・ミー」が生まれるまでも描かれます。
丸一日かけて行うフィードバックセッション「ノーツデー」の開催後、スタジオ内に生まれた変化も収録されています。
さらに、創造的な組織文化をいかにして後世に引き継ぐかも語られます。
推薦コメント
『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』著者のジム・コリンズと、「スター・ウォーズ」監督のジョージ・ルーカスが本書を推薦しています。
「ピクサーが打ち立てた比類なき実績と、その作品が我々の人生にもたらした喜びこそが、エド・キャットムルの手法の有効性を示す何よりの証左である」
――『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』 著者 ジム・コリンズ
「鋭い洞察に満ちた経験則をもって、アート、ビジネス、そしてイノベーションを創造的に融合させる方法を明らかにした」
――「スター・ウォーズ」監督 ジョージ・ルーカス
本書の内容
全4部15章に序章と終章を加えた構成で、ピクサーの創業から組織文化の継承までを順にたどれます。
序章は「再発見」です。
第Ⅰ部「はじまり」は、第1章「生命を吹き込む」、第2章「ピクサー誕生」、第3章「より長く、より遠く」、第4章「ピクサーらしさ」で構成されます。
第Ⅱ部「新しいものを守る」は、第5章「率直であること」、第6章「失敗と恐怖心」、第7章「飢えた野獣と醜い赤ん坊」、第8章「変化と偶発性」、第9章「隠れしもの」です。
第Ⅲ部「構築と持続」は、第10章「視野を広げる」、第11章「未来に踏み出す」を収めます。
第Ⅳ部「検証」は、第12章「新たな挑戦」、第13章「創造する環境」、第14章「ノーツデーの余波」、第15章「創造性を組み込む」で、終章は「私の知っているスティーブ」です。
著者・訳者プロフィール

エド・キャットムルは、ピクサー・アニメーション・スタジオの共同創業者で、元ピクサー・アニメーション/ディズニー・アニメーション社長です。
コンピュータグラフィックス分野における功績に対し、ゴードン E. ソーヤー賞を含む5つのアカデミー賞を受賞しており、ユタ大学でコンピュータサイエンスを専攻して博士号を取得しています。
エイミー・ワラスは、「GQ」「ニューヨーカー」「ニューヨークタイムズマガジン」などに寄稿するジャーナリストです。
以前は「ロサンゼルスタイムズ」の記者・編集者として勤務し、優れたストーリーテリングをテーマにしたポッドキャスト「Riveted」の共同ホストも務めています。
訳者の石原薫は2003年に翻訳家デビューし、『よい製品とは何か』(ダイヤモンド社)、『アニメーションの女王たち』『プロダクトデザイン101のアイデア』(ともにフィルムアート社)、『デザイン思考の教科書』(日経BP社)などを訳しています。
『新・ピクサー流 創造するちから』は、ピクサーの名作を支える組織づくりの考え方を、新規書き下ろしを加えた576ページで読める一冊です。
創造的なチームづくりを目指す人にも、ピクサー作品の源泉を知りたい人にも、手に取りやすい完全版です。
Photo by DEBBY COLEMAN







