記事ポイント
- HbA1c有所見者割合、健康経営銘柄企業は男性全体で36.2%と最も低い
- 治療放置群の割合、ホワイト500認定企業は3.0%でその他企業の4.6%より低い
- 運動習慣の課題は企業群問わず7割以上、睡眠非良好者は約3人に1人
JMDCは、健康保険組合の被保険者約800万人を対象にした分析集「2026年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」を発行しました。
分析の結果、健康経営銘柄企業・ホワイト500認定企業は多くの健診項目でその他企業より有所見者割合が低く、受診勧奨の成果を示唆する結果も明らかになりました。
JMDC『2026年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック』

- 発行元:JMDC
- 対象:健康保険組合の被保険者約800万人
- 分析データ:2025年度の健康診断・レセプトデータ
- 分析区分:健康経営銘柄企業・ホワイト500認定企業・その他企業(認定企業以外)
多くの健診項目で、認定企業はその他企業と比べて有所見者割合が低い結果となりました。
HbA1c(5.6%以上)の有所見者割合は、男性ではすべての年代で健康経営銘柄企業・ホワイト500認定企業・その他企業の順に低く、全体では健康経営銘柄企業36.2%、ホワイト500認定企業36.9%に対し、その他企業は40.0%でした。
運動習慣については企業群を問わず7割以上の従業員が課題を抱えており、睡眠習慣も約3人に1人が非良好と、認定企業においても改善余地の大きい項目が明らかになりました。
一方、喫煙習慣や生活習慣改善意欲の非良好者割合は、認定企業がその他企業より低い傾向にありました。
JMDCが提唱する生活習慣病の鳥瞰図「健康課題マップ」を用いたリスク分布の分析では、医療機関を受診すべき状態にありながら未受診である「治療放置群」の割合が、健康経営銘柄企業3.1%・ホワイト500認定企業3.0%に対し、その他企業では4.6%となりました。
この傾向は男女別に見ても同様で、性別を問わず認定企業で明確に低い結果です。
これは受診勧奨による適正な早期受診の促進など、健康経営の取り組みが一定の成果をあげていることを示唆しています。
他方、重症化群以降では企業群による大きな差が見られず、重症化予防は引き続きの課題であることも明らかになりました。
※認定情報はJMDC保有データに基づくため、全ての認定企業を表すものではありません。
今後の展開
本ガイドブックは、健康経営に取り組むあらゆる企業・団体が自社の健康課題の特定や目標値の設定に活用できます。
JMDCは、PHRサービス「Pep Up(ペップアップ)」を用いたウォーキングラリーや各種チャレンジ施策による健康行動促進、健康保険組合向けの特定保健指導や重症化予防プログラムなどの提供を通じて、特定した健康課題や目標値へのご支援が可能としています。
さらに「Pep Up」に加え、企業向け健康管理サービス「Pep Up for WORK(ペップアップフォーワーク)」も含めた包括的なデータ管理・分析ができる環境づくりを進めるとしています。

JMDCは今後も、400を超える健康保険組合と培ってきたノウハウやデータを用いて、企業の健康経営の標準となるデータ分析手法や健康増進・重症化予防に必要なソリューションの開発・社会実装に取り組むとしています。
「2026年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」は、健康経営銘柄企業・ホワイト500認定企業の健診結果の良さと、治療放置群の少なさを示すデータ分析集です。
よくある質問
「2026年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」はどのように入手できますか?
無料サンプル版はJMDCの特設サイトからダウンロードでき、完全版は有償で提供されています。








