記事ポイント
- CODE BLUE 2026の基調講演者に欧州ENISAのクリスチャン・ヴァン・ホーク氏が決定
- CODE BLUE 2026は2026年11月17日・18日にベルサール高田馬場で開催
- CODE BLUE 2026の1日目に「Agent2Shell」などAI攻防セッションを実施
CODE BLUE実行委員会は、国際会議「CODE BLUE 2026」の基調講演者に、欧州ネットワーク・情報セキュリティ機関(ENISA)のクリスチャン・ヴァン・ホーク氏を迎えることを決定しました。
あわせて、AIをテーマにした最先端セッションを含む主要セッションのタイムテーブルも公開されました。
“CODE BLUE 2026”

- トレーニング期間:2026年11月11日(水)~11月15日(日)
- トレーニング会場:ベルサール新宿グランド コンファレンスセンター(住友不動産新宿グランドタワー5F)
- カンファレンス期間:2026年11月17日(火)~11月18日(水)
- カンファレンス会場:ベルサール高田馬場(住友不動産新宿ガーデンタワーB2・1F)
- カンファレンスチケット(通常):98,000円(税込)、6月1日(月)~11月10日(火)
- カンファレンスチケット(当日):128,000円(税込)、11月17日(火)~11月18日(水)当日会場にて
- ビジターチケット(通常):28,000円(税込)、6月1日(月)~11月10日(火)
- ビジターチケット(当日):32,000円(税込)、11月17日(火)~11月18日(水)当日会場にて
- 主催:CODE BLUE実行委員会
CODE BLUE実行委員会は、サイバーセキュリティ国際会議「CODE BLUE 2026」のキーノート・スピーカーに、欧州ネットワーク・情報セキュリティ機関(ENISA)のクリスチャン・ヴァン・ホーク氏を迎えることを決定したと発表しました。
事前参加登録は公式サイトのRegistrationページから受け付けています。





クリスチャン・ヴァン・ホーク氏 基調講演

- 役職:欧州ネットワーク・情報セキュリティ機関(ENISA)能力構築ユニット(Capacity Building Unit)副責任者
- 前職:ベルギーの国家CSIRT「CERT.be」コーディネーター
- 講演タイトル:フロンティアAI時代のサイバーセキュリティと能力構築(仮)
- 登壇日時:2026年11月17日(火)9:00、メイン会場(Track 1)
クリスチャン・ヴァン・ホーク氏は、ベルギーの国家CSIRTであるCERT.beのコーディネーターとしてインシデント対応や国際連携に従事したのち、ENISAでは大規模サイバー演習「Cyber Europe」をはじめとする能力構築の取り組みを主導してきました。
フロンティアAIの進化により脆弱性の発見や悪用が自動化され、攻撃と防御が「マシンスピード」で展開する中、脆弱性発見から攻撃化までの期間短縮や大量の脆弱性報告・自動化攻撃と、従来の人間による承認・決定プロセスとの速度ギャップが課題となっています。
講演では、ヴァン・ホーク氏の専門分野である「能力構築(Capacity Building)」および「準備態勢(Preparedness)」の側面から、欧州サイバーセキュリティスキル枠組み(ECSF)へのAIの影響、大規模演習「Cyber Europe」やコンテストへの影響、啓発・サイバーハイジーン、大量の脆弱性や自動攻撃に対する組織全体のスキル開発について解説し、CODE BLUEのようなコミュニティにおける人間同士の「連帯」の重要性にも焦点が当てられます。
1日目(11月17日)のタイムテーブル
- AIエージェント・AIプロセッサーの脆弱性検証
- AIインフラと防衛・運用の自動化
- 自律型AI防衛ツール(Bluebox)
メイン会場(Track 1)では、Pwn2Own Berlin 2026で20,000ドルを獲得したAIコーディングエージェント攻撃「Agent2Shell」(辻知希氏)、Google PixelのAIコプロセッサー解析(ユーハン・ウー氏)、AIアシスタント脱出攻撃「ChatMate」(オリー・ラハヴ氏)、次世代エージェント型ブラウザーの完全攻略「PleaseFix」(スタヴ・コーエン氏/マイケル・バーグリー氏)など、最先端AIの仕様を突く発表が並びます。
さらに、GPUデータセンターへの攻撃実態(マイケル・カチンスキー氏/ヤキール・カドコダ氏)、敵対的AIの最新インテリジェンス(ダニエル・カペルマン・ザフラ氏)、AI時代のインシデント対応における品質保証(朝長秀誠氏/矢野雄紀氏)、Chromiumの特権サイド攻略(オレンジ・ツァイ氏)など、AIインフラと防衛・運用の自動化に関する技術セッションが展開されます。
Bluebox会場(Track 3)では、自律型AI攻撃に対抗する「Antigent」(豊田宏明氏)や、Linuxカーネル内での暴走AI封じ込め「AgentShield」(ウェイシャオ・ジー氏/チンジャー・ジャン氏/レアンドロ・リー氏)など、オープンソースによるAI防衛プロジェクトが集結します。
2日目(11月18日)のタイムテーブル
- OS・低レイヤー&コンシューマーアプリの脅威
- 国家支援型APTとサイバー諜報の実態
- 重要インフラ防衛と国際ガバナンス・法政策
メイン会場(Track 1)では、ハイパーバイザー保護下のPCにおけるUEFI攻撃「Shade Core」(松尾和輝氏)が発表されるほか、OpenTalks(Track 2)では日本で圧倒的シェアを持つ「LINE」のワーム型RCE(Flydragon氏)やFirefoxの内部リクエストパス分析(川杉倫太郎氏)が扱われます。
GitHub上の隠密作戦「Operation ShadowCommit」(イ・ジュンヒョン氏/イ・デフ氏)、イランのAPTによる自国民監視工作(エリアド・キムヒ氏/スブハジート・シンハー氏)、日本周辺を攻撃拠点とする「ソルト・タイフーン」(クリストファー・ブラッチャ氏)など、国家支援型のサイバー諜報の実態が明らかにされます。
大規模プラントへの物理×サイバー侵入テストとCPSFを活用した経営リスク評価(大田大輔氏)、都市IoTに対する電波妨害防衛(パブロ・チェルニコフ氏)、ウクライナ等の事例に基づくハイブリッド脅威下での重要インフラ防衛(イヴァン・カラバシキン氏)、宇宙空間における民間企業の規範形成(ジョアンナ・クレシャ氏)など、社会・政策的インパクトの強いテーマが議論されます。
※諸般の事情により講演が変更またはキャンセルとなる場合があります。
また、講演タイトルおよび登壇者の日本語表記は暫定的であり、変更の可能性があります。
CODE BLUE 2026は、フロンティアAI時代のサイバー防衛戦略を欧州ENISAのクリスチャン・ヴァン・ホーク氏の基調講演で示します。
1日目はAI関連のテーマ、2日目は地政学リスクや国家支援型スパイ活動、低レイヤー攻撃、重要インフラ防衛などへ視野を広げます。








