記事ポイント
- 国立青少年教育振興機構『高校生の文化に関する意識調査報告書』が、日本の高校生の文化観を4か国比較で公表しました。
- 書道や祭りへの参加体験は4か国中日本が最も高い割合となりました。
- 創作活動の経験率は4か国中最も低く、文化施設の利用も少ない実態が示されました。
国立青少年教育振興機構は、日本・米国・中国・韓国の高校生を対象にした文化に関する意識調査の結果を公表しました。
調査は伝統文化への関心や体験、異文化への関心や学習、文化施設の利用などについて4か国を比較し、日本の高校生の特徴を分析しています。
生活文化への関心の高さや書道・祭りへの参加体験率の高さなど、日本の高校生ならではの傾向が明らかになりました。
国立青少年教育振興機構『高校生の文化に関する意識調査報告書』

- 発表日:2026年9月2日
- 発表機関:国立青少年教育振興機構
- 調査対象国:日本・米国・中国・韓国
- 調査対象:高校生
「高校生の文化に関する意識調査報告書」は、国立青少年教育振興機構が日本・米国・中国・韓国の高校生を対象に、文化に関する意識を4か国で比較した調査の結果をまとめた報告書です。
生活文化への興味や伝統文化体験、異文化への関心や学習、文化施設の利用などの項目について4か国の回答を比較し、国ごとの特徴を明らかにしています。
調査結果は、青少年教育施策の立案に向けた基礎資料として活用されます。
調査対象と方法

- 国立青少年教育振興機構
- 日本児童教育振興財団
- 清華大学文化創意発展研究院
- ソウルYMCA
- 韓国多文化青少年協会
調査は日本・米国・中国・韓国で同時に実施され、各国の高校生を対象に文化に関する意識をたずねています。
回答者の性別や学年といった基本属性についても4か国別に比較しており、それぞれの母集団の構成を確認できます。
伝統文化への関心と体験
日本の高校生は、自国の伝統文化の中で和食や着物、茶道、華道、書道といった生活文化への関心が最も高くなっています。
書道や祭りへの参加を体験したことがある割合も4か国中最も高く、伝統文化に触れる機会は学校の授業やクラブ活動が最も多い一方、図書館や博物館等の社会教育施設は最も少なくなっています。
異文化理解とマナー意識
日本の高校生は外国の文化の中で音楽・美術や食・ファッションへの関心が高く、一方で歴史・建築・文学への関心は低い傾向にあります。
異なる文化を知ることを「とても大切だ」と回答した割合は4か国中最も高く、マナー遵守の意識も高くなっています。
文化体験・創作活動とデジタル利用
日本の高校生は学校外での動画制作や文章・言語表現、音楽系、プログラミングやゲーム制作といった創作活動を経験した割合が4か国中最も低く、「特に経験がない」と回答した割合は5割を超えています。
博物館や美術館などの文化施設をこの一年間に利用した割合も25%弱で4か国中最も低く、学校外での文化体験活動に「参加したことがない」割合は6割強と4か国中最も高くなっています。
遊びについては「仮想空間(VR)や拡張空間(AR)を用いた遊び」よりも「外遊びなど現実空間での遊び」を、鑑賞については「デジタルミュージアムでの鑑賞」よりも「博物館や美術館での実物鑑賞」を好む割合が高くなっています。
国立青少年教育振興機構『高校生の文化に関する意識調査報告書』で、日本・米国・中国・韓国の高校生の文化観の違いを比較できます。
書道や祭りへの参加など、日本の高校生ならではの伝統文化体験の実態を知ることができます!
異文化への関心や文化施設の利用状況など、青少年の文化意識を多角的に読み解けます。
国立青少年教育振興機構『高校生の文化に関する意識調査報告書』の紹介でした。
よくある質問
この調査はどの国を対象に行われましたか?
日本・米国・中国・韓国の高校生を対象に同時に実施され、各国の文化に関する意識を比較しています。
日本の高校生は伝統文化のどのような分野に関心が高いですか?
和食や着物、茶道、華道、書道などの生活文化への関心が最も高く、書道や祭りへの参加を体験した割合も4か国中最も高くなっています。
日本の高校生はどのような外国文化に関心を持っていますか?
音楽・美術や食・ファッションへの関心が高い一方、歴史・建築・文学への関心は低い傾向にあります。
日本の高校生の文化施設の利用状況はどうですか?
博物館や美術館を月に1、2回や半年に1、2回程度利用している割合は25%弱で、4か国中最も低くなっています。







