記事ポイント
- Cloud-Clone「ELISAキット」がCell掲載研究に貢献
- ROCK2とTDI01による肝線維化研究を支援
- MCP1/CCL2 ELISAキットがデータ収集に貢献
Cloud-Cloneが「ELISAキット」による肝線維化治療薬研究への貢献を明らかにしました。
国際トップジャーナル『Cell』に掲載された研究で、ROCK2高選択性阻害剤TDI01による新たな治療可能性を高感度ELISAキットが支える形です。
Cloud-Clone「ELISAキット」

- 掲載:2026年4月
- 掲載誌:『Cell』
- 研究対象:肝線維化、ROCK2、TDI01
- キット:MCP1/CCL2 ELISAキット
- 関連領域:基礎研究、医薬品開発、前臨床試験
Cloud-Cloneは、ELISAキット、組換えタンパク質、抗体、初代細胞、動物モデルなどを通じて、基礎研究から前臨床試験までを支える研究ツールを提供する企業です。
今回の研究では、Cloud-Cloneの高感度ELISAキットが、肝線維化の機序検証と効果評価におけるデータ収集を支えています。
ROCK2高選択性阻害剤TDI01は、多数の候補化合物から段階的に絞り込まれ、薬物動態や安全性の評価を経て同定された化合物です。
肝線維化でROCK2が標的候補に

研究チームはRNAシーケンス解析により、Rho関連コイルドコイルキナーゼ2であるROCK2が肝線維化患者の肝内皮細胞と血管周囲肝星状細胞で特異的に高発現していることを見出しました。
ROCK2は肝線維化の精密医療に向けた潜在的な標的となることを示唆し、従来のブロードな治療からの脱却につながる標的として扱われています。
肝線維化は代謝関連脂肪性肝炎であるMASHなどの慢性肝疾患の主要な病理プロセスで、進行すると肝硬変や肝細胞癌へ進行するリスクが高まります。
TDI01が線維化軽減効果を示す

研究チームは分子構造に基づく医薬品設計により、高度な選択性を持つROCK2阻害剤TDI01を開発した形です。
初期臨床試験では、健康成人への投与で高い安全性が確認され、肝線維化患者への投与では肝硬度の低下、コラーゲン沈着の減少、肝機能の改善という組織学的効果が示されています。
ミニブタMASHモデルでは、TDI01投与後のfibrosis indexやinflammation indexが、肝線維化への作用を評価する指標として扱われています。
重症の線維化や肝硬変であるF4の症例でも、組織改善の兆候が確認されています。
MCP1/CCL2 ELISAキットがデータ収集に貢献
Cloud-Cloneの「MCP1/CCL2 ELISAキット」は、線維化と炎症のカギを握るケモカインCCL2の血中濃度を測定しています。
このキットは、ガレクチン-3の線維化促進作用とTDI01による抗線維化作用を客観的、定量的に証明する証拠の提供に貢献しています。
Cloud-Cloneは、SPF級実験動物センターと独自開発のリソースライブラリを備え、ヒト、マウス、ラットなどの実験モデルに対応した研究ツールを開発しています。
ISO9001、ISO13485、ISO14001という三重の国際品質認証を取得し、一貫した自社開発と生産体制により製品のバッチ間一致率を保証しています。
Cloud-Cloneの研究ツールを用いた研究成果は42,000報以上のSCI論文として発表され、『Nature』『Science』『Cell』をはじめとするトップジャーナルに掲載された研究も含まれています。
肝線維化研究におけるROCK2とTDI01の関係が、ELISAキットによる測定データとともに整理されています。
基礎研究から医薬品開発までを支える研究ツールの役割が、肝線維化治療薬研究の流れの中で伝わります。
Cloud-Clone「ELISAキット」の紹介でした。
よくある質問
Q. Cloud-Clone「ELISAキット」はどの研究に貢献しましたか?
A. 2026年4月に『Cell』へ掲載された肝線維化の機序と新規標的治療薬に関する研究で、機序検証と効果評価におけるデータ収集を支えています。
Q. TDI01とは何ですか?
A. TDI01は分子構造に基づく医薬品設計により開発された、高度な選択性を持つROCK2阻害剤です。
Q. MCP1/CCL2 ELISAキットは何を測定しましたか?
A. MCP1/CCL2 ELISAキットは、線維化と炎症のカギを握るケモカインCCL2の血中濃度を測定しています。









