記事ポイント
- bellSalesAI導入により、ネットプロテクションズの議事録作成時間が1件あたり約30分から数秒へと短縮されます
- 月間200〜400時間の工数削減が実現し、営業担当者が商談準備・戦略設計に集中できる環境が整っています
- SalesforceへのログとSlack連携により、組織横断でリアルタイムに商談情報を共有できる体制が構築されます
Salesforce入力エージェント「bellSalesAI」を開発・販売するベルフェイスが、ネットプロテクションズにおける活用事例を公開します。
エンタープライズ営業で商談ログが十分に蓄積されないという課題を抱えていた同社が、bellSalesAI導入によって月間200〜400時間の工数削減と「データドリブン営業組織」への転換を実現した内容が記録されています。
ベルフェイス「bellSalesAI」

- サービス名:bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)
- 提供:ベルフェイス株式会社
- 事例企業:株式会社ネットプロテクションズ
- 事例記事公開日:2026年5月13日
bellSalesAIは、営業担当者の商談情報をAIが自動で抽出・構造化し、Salesforceへの入力を効率化するサービスです。
対面商談にはスマホアプリ、Web商談にはPCアプリを使用し、独自AIが商談会話から必要項目を高精度で抽出・構造化します。
今回公開された事例記事では、BNPLプラットフォームを運営するネットプロテクションズが導入に至った背景から具体的な活用方法、現場担当者の声までが詳細に記録されています。
ネットプロテクションズでは、商談期間が早くて3か月、長ければ1年以上に及ぶ「線の営業」が中心となっています。
商談ログの重要性が高い一方で、対面商談が多く記録が取りにくい環境が続いており、Salesforceには結論のみが残り背景や文脈が欠落するケースが多数発生しています。
bellSalesAI導入後は、議事録作成時間が1件あたり約30分から数秒へと短縮され、月間200〜400時間の工数削減が実現しています。
エンタープライズ営業が抱えていた課題
ネットプロテクションズでは、大手企業の獲得を目指してエンタープライズ営業を加速するなかで、複数の課題が重なっています。
対面商談が主体のため商談中に記録が取りにくく、Salesforceには「結論だけ」しか残らない状態が常態化しており、詳細なメモ自体が存在しないケースも多数見られています。
担当者の異動時には商談の文脈が途絶え、情報断絶が繰り返される状況にあります。
議事録作成に1件あたり約30分を要することで、営業担当者は商談後も記録業務に追われ、次のアクション検討や顧客対応に充てる時間が削られています。
こうした課題を背景に、約1年にわたり複数ツールが比較検討されます。
商談ログをSalesforceに資産として蓄積・活用する設計力と、エンタープライズ営業の再現性向上に向けた提案力が評価され、bellSalesAIの導入が決定しています。
bellSalesAI導入による主な効果
bellSalesAI導入後、ネットプロテクションズでは複数の定量的な成果が確認されています。
議事録作成時間は1件あたり約30分から数秒へと大幅に短縮され、月間200〜400時間の工数削減が実現します。
対面商談のログ取得も可能になり、これまで記録が残りにくかった重要な商談も確実に蓄積される環境が整っています。
Salesforce上には商談の背景・文脈・意思決定プロセスを含む全体像が蓄積されるようになり、Slackとの連携によるリアルタイムな商談共有も実現しています。
「行動」トリガーと「商談」トリガーの2パターンでSlack通知が設定されており、会議や1on1を待たずに商談状況が把握できる体制が構築されています。
削減した時間は商談準備・社内ディスカッション・戦略設計といった営業の質を高める活動に充当されています。
成果を生んだ3つの要因
高い成果が実現できた背景には、導入設計・連携の仕組み化・活用構想という3つの要因が挙げられます。
bellSalesAIは単なる議事録ツールとしてではなく、商談ログをSalesforceに資産として蓄積・活用する基盤として導入されます。
「商談総括」機能により、背景・文脈・意思決定プロセスを含む情報がSalesforce上で一目で把握できる環境が構築されています。
Slack連携では「行動」トリガーが日々の進捗管理に、「商談」トリガーがフェーズ変更管理に活用されており、組織全体で商談データを活用する文化の醸成が進んでいます。
さらに、商談ログを「営業担当者のセンスに依存するもの」から「組織として学習・活用できるデータ資産」へと転換する構想のもと、Slack AIによる日次サマリーや商談データからの提案機会抽出といった高度な活用を見据えた設計が進んでいます。
今後の活用構想
ネットプロテクションズでは、Salesforceへの商談ログ蓄積の土台が整ったことで、さらなる活用フェーズへの移行が計画されています。
Slack AIを活用した日次サマリー通知やTodo生成・タスク期限アラート、商談データからの提案機会抽出など、商談ログをもとに次のアクションを自動で示唆する仕組みの構築が目指されています。
取締役の小川氏は、蓄積された営業データをIR(投資家向け広報)を含む経営レベルの意思決定にも活用する構想を示しており、営業の商談状況や売上予測といった情報を経営全体のデータフローに組み込む取り組みが進んでいます。
営業データが「蓄積するもの」から「価値を生むもの」へと進化する段階に入っています。
bellSalesAIは、商談ログをSalesforceに確実に蓄積する設計と独自AIの高精度抽出エンジンを組み合わせることで、月間200〜400時間の工数削減という定量的な成果を裏付けています。
エンタープライズ営業の「線の営業」において、背景・文脈・意思決定プロセスまで含めたログが組織の共有資産として機能する環境は、担当者交代時の情報断絶という長年の課題への直接的な解決策となっています。
ベルフェイス「bellSalesAI」の紹介でした。
よくある質問
Q. bellSalesAIはどのような商談形態に対応していますか?
A. 対面商談にはスマホアプリ、Web商談にはPCアプリが用意されており、両形態での商談ログ取得に対応しています。
Q. ネットプロテクションズが導入ツールを比較検討した期間はどれくらいですか?
A. 約1年にわたり複数ツールが比較検討されます。
商談ログをSalesforceに資産として蓄積・活用できる設計力と、エンタープライズ営業の再現性向上に向けた提案力が選定の決め手となっています。
Q. 導入後に商談共有の方法はどのように変わりましたか?
A. SalesforceとSlackの連携により、会議や1on1を待たずにリアルタイムで商談状況が把握できる体制が整備されます。
「行動」トリガーと「商談」トリガーの2パターンでSlack通知が設定されています。