記事ポイント
- 加熱ヒーター・脱臭装置不要で、40〜60℃の低温域で有機物をほぼ完全分解
- ニオイ・排水ゼロを実現する乳酸菌酵素+触媒(RHS)の独自技術
- 2026年5月20日〜22日の「NEW環境展」東3 A301ブースで展示
食品工場や病院、介護施設が長年頭を悩ませてきた生ごみの腐敗臭・大量排水・保管スペース不足という三重苦に、新たな解決策が登場します。
WEF技術開発が開発した「Hi-Mimosa(ミモザ)」は、加熱ヒーターや脱臭装置を一切使わず、有機物を3〜6時間でほぼ完全に分解する低温生物酸化減容装置です。
WEF技術開発「Hi-Mimosa(ミモザ)」

- 製品名:低温生物酸化減容装置「Hi-Mimosa(ミモザ)」
- 開発・販売:WEF技術開発株式会社
- 処理温度:40〜60℃(低温域)
- 処理時間:3〜6時間程度
- 対象有機物:食品残渣・汚泥・肉・油脂など
- 展示:2026年5月20日(水)〜22日(金) NEW環境展 東3 A301ブース
水色の筐体に制御パネルと投入口扉を備えた「Hi-Mimosa」は、発酵床(おが粉+酵素+触媒RHS)・RHS-Air循環系・低速撹拌発酵槽の3要素で構成されています。
乳酸菌酵素による高速生物分解と、触媒(RHS)を通した反応性空気の循環を組み合わせることで、40〜60℃という低温域のまま有機物を固相バイオ酸化反応させ、水分を蒸散させながら大幅な重量減少を実現します。
従来の生ごみ消滅装置の多くは、残渣を水で流す方式のため排水トラブルが生じ、加熱ヒーターや活性炭脱臭装置も必要です。
「Hi-Mimosa」はそれらの機器をすべて省いた構成で、ガス化まで処理できるため排水が発生しません。
食品廃棄物の処理コストと設備維持の両面で負担を軽減する装置として、病院・介護施設・小型食品スーパー・食品工場・災害仮設施設などへの導入が想定されています。
ニオイ・排水ゼロを実現する仕組み

余剰汚泥の連続処理試験では、汚泥投入・処理中・分解後の3段階で状態変化が記録されており、ろ床の増加なく分解が完了することが確認されています。
「Hi-Mimosa」がニオイを抑えられる理由は、微生物発酵熱だけで40〜60℃の低温乾燥を維持する仕組みにあります。
高温処理で起きる急激な臭気発生がなく、炉内空気を触媒(RHS)に循環させることでアンモニア(NH3)・VOC・有機臭気成分を吸着し、循環空気を低臭気に保ちます。
脱臭装置を後付けする必要がない構造のため、設置スペースと運用コストを抑えられます。
排水ゼロを実現しているのは「超高速固相バイオ酸化反応器」としての特性によるもので、有機物を固相のまま分解・蒸散させるため、残渣を水で押し流す工程そのものが存在しません。
従来装置で頻発した排水管のトラブルとは無縁の処理フローです。
処理試験の実績

玉ねぎ7kgを投入した処理試験では、5時間後にろ床の増加なしで分解が完了しており、処理前・処理中・完了後の3枚組写真で変化が記録されています。
独自酵素が野菜残渣・食品残渣・下水汚泥・有機性廃棄物を高速分解し、水分蒸散と組み合わせることで大幅な重量減少が生じることが確認されています。
ラインアップと機種構成

「Hi-Mimosa」は処理規模に合わせて複数機種が用意されており、小型〜中型機のM-200から大型機のM-2000まで展開されています。
いずれも同社の動植物残渣リサイクル装置「α-Gaia」とほぼ同様の構成をベースに、ヒーター加熱を省いた設計となっています。

大型機のM-2000は工場内への据え置き設置を想定した構成で、断熱配管付きの本体槽・制御盤・投入用リフト機構が一体化しています。
排水処理余剰汚泥処理や食品工場の大量廃棄物処理など、産業規模での運用に対応します。
NEW環境展での展示
「Hi-Mimosa」の詳細は、2026年5月20日(水)から22日(金)の3日間、東京ビッグサイト(有明)東展示棟および屋外会場で開催される「2026 NEW環境展」のWEFブース(東3 A301)で確認できます。
開場時間は午前10時から午後5時(最終日は午後4時まで)で、入場は完全事前登録制となっています。
病院・介護施設・老健施設・小型食品スーパー・食品工場・災害仮設施設・動植物残渣処理施設・排水処理余剰汚泥処理と、幅広い用途での採用が見込まれる装置で、展示会場で実際の装置構成や処理データを確認できます。
加熱ヒーターも脱臭装置も持たず、40〜60℃の低温域で7kgの玉ねぎを5時間で跡形なく分解する処理性能は、生ごみ処理の常識を塗り替える水準です。
「NEW環境展」の会期中に実機を確認する機会は2026年5月22日(金)午後4時で終了します。
WEF技術開発「Hi-Mimosa(ミモザ)」の紹介でした。
よくある質問
Q. 「Hi-Mimosa」はどんな有機物に対応していますか?
A. 食品残渣・汚泥・肉・油脂をはじめ、野菜残渣・下水汚泥・有機性廃棄物など幅広い有機物に対応しています。
病院や介護施設の生ごみから、食品工場の大量残渣・排水処理余剰汚泥まで処理対象となっています。
Q. 従来の生ごみ消滅装置と何が違いますか?
A. 従来装置は分解しきれなかった残渣を水で流す方式のため排水トラブルが生じ、加熱ヒーターや活性炭脱臭装置が必要です。
「Hi-Mimosa」はヒーター・脱臭装置を持たず、固相バイオ酸化反応により残渣を排水なしで処理します。
ニオイの発生も触媒(RHS)循環で抑制されています。
Q. NEW環境展への入場方法はどうなっていますか?
A. 「2026 NEW環境展」は完全事前登録制で、事前に登録が必要です。
会期は2026年5月20日(水)〜22日(金)で、東京ビッグサイト(有明)東展示棟および屋外会場が会場です。
WEFのブースは東3 A301で、詳細は公式サイトに掲載されています。