レトロ体験型博物館「上土シネマミュージアム」において、今回「一般社団法人上土シネマミュージアム」の登記および基金口座の開設が完了しました。
上土シネマミュージアム
レトロ体験型博物館「上土シネマミュージアム」において、今回「一般社団法人上土シネマミュージアム」の登記および基金口座の開設が完了。
そして2025年2月1日より、ミュージアムの再生事業に賛同いただける方より協賛を広く募る「上土シネマ再生事業協賛金」の募集を開始します。
■上土シネマミュージアムとは
上土(あげつち)シネマミュージアムとは、2008年に閉館した映画館「上土シネマ」を再生したレトロ体験型博物館です。
上土シネマは、1917年(大正6年)ごろ松本電気館として開館後、改名を重ねながら地域に愛される映画館として約90年親しまれました。
しかし、周辺環境の変化や建物の老朽化により、2008年に閉館。
その後2016年に、近代のまちの歴史を伝え、まちの魅力向上につながる建造物として「松本市近代遺産」に登録されました。
この上土シネマを、上土商店街振興組合・大正ロマンのまちづくり協議会・ラージヒル社の三者の業務提携により、建物はそのままに館内を改装し、「上土シネマミュージアム」として再生しました。
上土シネマ所蔵の映画ポスター約7,000点より厳選した「レトロポスター常設展」、当時の客席やスクリーンをそのままに、ステージを新設して一般利用可能とした「小ホール貸し出し」、当時上映に用いていたフィルム型映写機2台、古い映画前売り券や40年以上前の映画雑誌、邦画ポスターコレクションの実物などを展示。
■修繕費・運営費の資金調達に向けた新たな取り組み
しかしながら、同館は築100年以上経過し老朽化が著しいことにより、大小さまざまな規模の修繕が必要であり、修繕費や運営費が常にひっ迫しているため、運営スタッフ自らが少しずつ手作業で補修している状況です。
そこで、同館の修繕費や運営費などの資金調達を加速するために、上土商店街振興組合の役員とラージヒル社の合同で「一般社団法人上土シネマミュージアム」を設立登記するとともに、協賛金を広く募集するための基金口座を開設し、ラージヒル社からも設立準備金として協賛金を拠出しました。
そして今回、「上土シネマ再生事業協賛金」として、一般の方からの協賛を2025年2月1日より同館公式ホームページにて広く募集開始します。
また、準備が整い次第、クラウドファンディングも新たに開始する予定です。
■施設詳細
施設名 :上土(あげつち)シネマミュージアム
所在地 :〒390-0874 長野県松本市大手4丁目10-12
アクセス:松本市観光情報センターより約300m (徒歩4分)
ナワテ通り東端 旧市庁舎跡より約250m (徒歩3分)
営業時間:平日10:00-17:00