川村工業は、アシストマンプロジェクトを展開する「モノリスホールディングス」より、2024年4月1日にアシストマン事業を譲り受けました。
川村工業 モノリスホールディングスより「アシストマン事業」を譲り受け
アシストマンプロジェクトとは、高齢化した左官職人だけでなく、女性にも建設業で働く機会を増やし、さらには建設離れしていた若者を呼び戻すためのプロジェクトです。
「テクノロジーで日本を元気に!」として、建設分野だけではなく、農業・漁業・看護・介護などでも、ポテンシャルワーカーとされる人たちが生き生きと働き続けられるような環境を作ります。
アシストマンプロジェクトによる機械化は、人を不要にする機械化ではなく、働く人をアシストする機械化です。
アシストマンによって重労働を減らすことで雇用が促進され、社会保障制度への貢献となることで、SDGs持続可能な開発目標「働きがいも経済成長も」に寄与することになります。
全ての作業をテクノロジーで解決できるわけではありません。
しかし、作業者の身体的な作業負荷などは、「創意工夫」や「テクノロジー」でまだまだ改善できる可能性があります。
それらを“ビジネス”で解決し、持続可能な取り組みにしていくプロジェクトです。
事業譲受の背景と目的
川村工業は東京都町田市で左官業を営む会社です。
創業より50数年、現在では直用職人50人を有する業界トップクラスの会社に成長しました。
「左官」はユネスコ無形文化遺産に登録されている伝統技術でもありますが、近年、伝統技術だけでは左官業は立ち行かない状況です。
さらには働き方の変化や少子高齢化による職人の激減など、今後を見据えた先に建設業の中でも特に左官業界は大きな問題を抱えています。
このような状況の業界において、外国人雇用をいち早く取り入れ、左官業界における二刀流「土間事業」への進出という積極的なビジネス展開を行ってきた川村工業が、今回、モノリスホールディングスが取り組んできた「アシストマン」の理念に、左官業界の問題解決の糸口を見出し、「アシストマン」事業譲受となりました。