ハセガワモビリティでは、国土交通省が2023年12月19日に発表した、インターネットにおいて販売されている特定小型原動機付自転車の違反機体の実態と注意喚起の発表を受け、安全啓発への取り組みを強化します。
まずは、発表の通り違反機体が販売されていることを認知し、正しいルールの理解向上を目指します。
ハセガワモビリティ「特定小型原動機付自転車」安全啓発への取り組み
電動キックボードの安全な利用を目的に、増えつつある電動キックボードの違反機体の販売について市場調査が実施されました。
12月19日の段階で既に6機種が違反であることを公表。
不適合の主な要因は、制動灯、最高速度表示灯、速度抑制装置が不適合でした。
制動灯とは:ブレーキをかけ減速していることを後続車に知らせるために車体後部で点灯するランプのこと。
最高速度表示灯とは:特定原付の電動キックボードに装備された緑色のランプ。車道走行モードは点灯。自転車走行可の歩道を走行する際は点滅。
速度抑制装置とは:時速20キロないし6キロを超えて加速できないようにする装置。
今回はインターネット販売の一部の機体が対象となりましたが、店頭販売を含めると違反機体(公道走行可と表記されながら実際には走行不可の車両)の多さが非常に目立つのが実態でした。
同社の取り組みについて
ハセガワモビリティは、電動二輪モビリティ世界最大級のYADEAの機体を取り扱い、日本の道路運送車両法や性能等適合品といった法順守機体を販売。
電動キックボードの法づくりや安全啓発活動の一環として一般の方はもちろん警察官の方々にも安全講習会を実施し正しいルールの認知活動を行っています。
また自社工場にて修理・メンテナンスも行っており、新たな移動手段のサービスを提供しています。
YADEA表参道(2024年春グランドオープン予定)では、日本だけでなく世界で走行しているモビリティを展示。
日本の公道走行可のモデルは試乗体験することが出来ます。
他にも一般原付や2023年7月に誕生した特定原付のルールも分かりやすく説明することが出来ます。
現在プレオープン中ですが、販売事業者の誤報による認識を持たれている方が多く正しいルールを提供しています。
「ハセガワモビリティ」とは
1)世界トップクラスのモビリティを日本基準で安全走行
日本では道路交通法や道路運送車両のほか都道府県ごとの条例で世界でも上位に入るほど規制が定められています。
海外のモビリティでは日本基準に沿った製品提供は非常に難しいのが現状でした。
それが要因で世界トップクラスの電動二輪モビリティは日本に本格参入がしにくい状況が続いています。
世界最大の電動二輪モビリティブランドYADEA社の製品を取り扱うことで、より日本にも海外の優れたモビリティを提供することができます。
2)日本の道路交通法基準に沿った高品質な製品の供給
電動キックボードや電動アシスト自転車の市場では、違反機体や条例違反などの機体が多いほか、正しい走行ルールの周知が足りず交通違反やマナー違反が問題視されています。
同社は道路運送車両法に準じた機体のみを取り扱い、また警察官を中心とした交通安全を啓発する事業者にも講習会を実施し電動二輪モビリティのリーディングカンパニーとして便利で安全なモビリティを提供し正しいルールの認知向上を目指します。
3)シニア世代むけの新たなモビリティ提案
シニア世代による自動車の事故が発生するたびに取り上げられる免許返納。
ただ生活する上で必要なモビリティによる移動手段が他に少なく、免許返納率は2019年をピークに減り続けています。
そこで自動車に代わる新たなモビリティの選択肢を増やすことで、シニア世代の方でも安全かつ最適な生活を提供すること目指します。
新会社「ハセガワモビリティ」の取り組み
1)YADEA製品の国内における販売・メンテナンス
電動二輪モビリティ世界最大級の販売台数を誇るYADEA社の製品を日本仕様にモデルチェンジしたものを販売。
自社で機体の修理はもちろん、日本国内で修理販売店の開拓も行います。
2)法順守のモビリティ
電動キックボード、電動アシスト自転車、電動バイクなど取り扱う製品は、法順守したものだけを販売します。
3)警察官や法人・一般の方向けの安全啓発活動
実証実験を繰り返し電動キックボードのルールづくりで得た知見を、一般の方はもちろん、電動モビリティを取り入れる観光地や商業施設などに正しいルールや知識を得てもらうことを目的に安全講習会を全国で実施。
警察官にも電動キックボード市場の動きや、正規品と違反機体との違いなどをテーマに講演も実施。