エンドレスハウザー ジャパンは、熱電対(TC)、測温抵抗体(RTD)どちらのセンサ入力にも対応する、温度伝送器 iTEMP TMT72の「Bluetoothオプション」の販売を2023年11月1日より開始します。
エンドレスハウザー 温度伝送器 iTEMP TMT72「Bluetoothオプション」
ランディングページ:
https://www.jp.endress.com/ja/press-center/news-and-press-releases/tmt72-bluetooth-option
熱電対(TC)、測温抵抗体(RTD)を入力し、4-20mA HART信号を出力する、優れた信頼性、精度、長期安定性を誇る温度伝送器 iTEMP TMT72に、Bluetoothオプションが新たに追加されました。
これにより、アクセスが困難な場所へ設置をしても、離れた場所から温度確認や設定操作、機器の健全性確認を素早く安全に行うことが可能になりました。
(1) iOS/Android用アプリ「SmartBlue」によるシンプルな操作
-Endress+Hauserの無料アプリ「SmartBlue」を携帯端末にダウンロードするだけで、温度確認や設定操作、機器の健全性確認が手元の端末で行えます。
(2) 安全なBluetooth通信
- Endress+Hauser のBluetooth(R)セキュリティは、フラウンホーファー研究所AISECによる分析評価にて、Bluetooth(R)セキュリティ拡張機能の保護レベル「High」に分類されており、IETFにも推奨されています。
(3) HART通信も備え、熱電対(TC)と測温抵抗体(RTD)どちらも接続可能
- TMT72は、熱電対やPt100などの測温抵抗体を接続し、4-20mA HART出力します。
HART信号には診断情報やメンテナンスパラメータの出力も行えます。
温度伝送器 iTEMP TMT72へのBluetoothモジュールオプション追加の背景
Endress+Hauserは、これまで圧力・差圧伝送器、流量計、レベル計、水質分析計と、様々な計測機器をBluetooth(R)に対応させてきました。
今回温度伝送器がラインアップに加わることで、「SmartBlue」アプリをインストールした携帯端末で、幅広い現場計器の設定操作および健全性確認が可能になりました。
上位システムの更新を伴う大規模な設備更新をせずに、携帯端末から現場計器の診断情報の取得が可能になり、コンディション・ベースド・メンテナンス(CBM)の取り組みをサポートするとともに、高所など危険場所での作業回数や時間を抑制することで、より安全で効率的なオペレーション・メンテナンスに活用できます。
温度伝送器 iTEMP TMT72 Bluetoothオプションの用途
iTEMP TMT72 Bluetoothオプションは、携帯端末によるリモート表示に加えて、専用アプリによる設定変更や診断情報の取得が可能。
各種エラー情報も携帯端末から確認することができ、効率的な対処を実現します。
また、定期的な温度校正の際にも携帯端末にインストールしたアプリを用いることにより効率的な温度校正作業をサポートします。