スーパーメイトの、材料のプラスチックの一部にペットボトルキャップをリサイクルした買い物カゴ『ボトルキャップバスケット』が、2023年10月にグッドデザイン賞2023を受賞しました。
スーパーメイト『ボトルキャップバスケット』
商品名:ボトルキャップバスケット(CB-33E)
寸法 :W360×D510×H250mm(高さは取っ手取付部分を含む)
重量 :650g
容量 :33L
定番色/100個ロットより受注
特注色/1,000個ロットより受注
商品名:ボトルキャップバスケット(SS-33E)
寸法 :W360×D525×H255mm(高さは取っ手取付部分を含む)
重量 :550g
容量 :33L
定番色/100個ロットより受注
特注色/1,000個ロットより受注
SDGs『持続可能な開発目標』の取り組みの一環として開発し販売している『ボトルキャップバスケット』は、全国の大手スーパーマーケットをはじめ多くの小売店に導入されています。
また、廃棄焼却されることが多かったペットボトルキャップを、プラスチックの品質を保ったまま大切な材料資源として循環させる『環境に優しい製品づくり』に貢献し、拡大していることが評価されました。
グッドデザイン賞 審査委員の評価
リサイクル率が低いペットボトルの蓋(キャップ)が、スーパーのカゴに生まれ変わり日常的に使われる。
コンセプトの良さはもちろん、年間5,000万個以上のキャップをリサイクルし、30万個以上のバスケットが多くの大手スーパーで導入されているインパクトを高く評価した。
バスケット側面に「このカゴにはペットボトルキャップ97個が使われています」など説明文があるのも肝。
スーパーに同行した子どもの目線の高さに説明文がくることも意識したい。
キャップ回収、バスケットの導入双方で、協力の輪がさらに広がることを大いに期待している。
先を見据えたペットボトルキャップのリサイクル
ペットボトルキャップの材質にはPP(ポリプロピレン)とPE(ポリエチレン)の2種類があります。
PP(ポリプロピレン)は、PE(ポリエチレン)に比べて硬く、強度・耐薬品性ともにより優れており、薄く丈夫であることが必要な買い物カゴには最適の材料です。
しかし、これらは混合したままリサイクルされることが多いのが現状です。
PPとPEを混合したままリサイクル製品として成型を行うと変形が生じる場合があり、プラスチックの原料としての品質が著しく悪くなり、商品価値も低くなります。
そのような問題をリサイクル素材の選別時に解決し、スーパーメイトのボトルキャップバスケットにはPPのみが再利用されています。
使用されているPP材質純度が99.88%となっており、買い物カゴの役目を終えた後にも、安心して他のPP製品へ生まれ変われる素材です。
これからの時代は、資源を大切にし役目を終えたリサイクル製品は、再びリサイクル出来ることが必要であるとスーパーメイトは考えます。
ペットボトルキャップの回収も含めた資源の循環を推進しています
ペットボトルキャップをリサイクルした買い物カゴを販売するだけではなく、材料となるペットボトルキャップを自社で回収する活動も積極的に進めています。
継続的な環境保護や人道支援を伴った製品が提供できるように、個人をはじめ学校や地元サッカーチーム(FC岐阜)など幅広い方々の協力を得ており、現在も回収活動の輪が広がっています。
持続可能な人道支援も行えるボトルキャップバスケット
スーパーメイトのボトルキャップバスケットは、環境に配慮した買い物カゴですが、それにとどまらず人道支援にも貢献しています。
ボトルキャップバスケットの売り上げの一部を「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(JCV)様に寄付しており、2022年1年間で273,000円の寄付を行うことが出来ました。